留学成果報告書 2024-12
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
2年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2024-03-01 ~ 2024-12-31
留学種別
交換
総括編
慶熙大学 留学成果報告書

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1949年 ・学生数 14,567名 ・設置学部 23 ・その他 学科数 7  専攻  84 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 문과대학 국어국문학과(文科大学 国語国文学科) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 履修登録サイトから全て角煮可能です。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 一部除き可能です。履修登録のサイトに該当学部所属学生のみ所属可能、外国人専用など説明があります。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 不明です。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 語学留学ではないので不明です。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 日本で思い描いていた韓国の大学そのものだと感じました。勉学に熱心な学生が多い印象です。留学生も非常に多く中国人留学生が最も多いです。他にもイタリアやロシアなど多くの国から留学生が来ています。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) KUISではこまめに課題が出ることが多い印象でしたが、慶熙大学では大きく中間、期末課題などが出る感じです。課題は基本的にレポートで論文なども韓国語で読まなければならないので大変でした。試験はほとんど記述式で勉強量が問われます。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 基本的には国際交流部を頼りました。すぐに回答できないことは分かり次第メールを下さるなど親切でした。生活面では寮の行政室に相談することもあったのですが、望む回答は得られないことの方が多いです。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 2/26に入国したのですが2/28にオリエンテーションがありました。全て英語で進行されました。学校に関する基本的なことの説明があり、外国人登録証の申請書類を書きました。だいたい2時間くらいで終わりました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録は専用のサイトにログインして行います。韓国の大学は履修登録が先着順なので、まずは希望する授業をキープして履修登録の日に定刻になったら登録のボタンをクリックします。希望の授業が必ず取れるとは限らないので2~3個ほど余分にキープしておきます。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 大学入学前にすでにTOPIKを取得していたので、より自然で豊かな韓国語を身につけたいと思ったのと現時点での自分の能力を試したいと思い決意しました。円安や出発時の社会情勢、就活を3年生に控えているということも留学を決意する理由になったと思います。 (2) 留学先を選んだ理由 元々慶熙大学を知っていて国内外で有名な大学だということ、ソウルにあるということ、寮があることが主な理由です。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 特に準備というものはしませんでしたが、韓国語の能力はあらかじめ伸ばしておいて損はないと思います。自分ではできると思っていても全て韓国語で授業を受けるというのはエネルギーを消費します。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 生活面についても特にありません。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 学期始まりや学期末に開かれる개강총회(開講総会)や종강총회(終講総会)の後の뒤풀이(打ち上げ)に参加して学科の韓国人学生と知り合いました。他には学校内外のサークルに参加して交友関係を広げました。慶熙大学はKUISほど留学生との交流の場を学校側から設けてくれないので自分から動かなければ近しい日本人学生とだけ交流することになってしまいます。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 決して簡単な授業ばかりではありませんが、興味のある分野だったため感動したり、なるほどと思うことが頻繁にありました。韓国語という言語を学べば学ぶほど韓国という国がわかるだけでなく日本のことも理解していくようでした。歴史的な面でも言語的な面でも深い関係があるので日本について考える機会も増え、予想外の学びでした。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) バディ制度や校内のサークルに参加しました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと やはり授業外の活動の長所は他学年他学部の学生と交流できることです。日本ほどサークルが盛んなわけではありませんが、楽しく活動していると感じました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 韓国語の運用能力が上がり、ネイティブとの会話で難しさを感じることがなくなったことです。語彙も増え、読み書き、スピーキングの能力は格段に上がったと感じます。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 留学で身につけた韓国語の能力を維持するための実践的な練習を続けるのに加え、社会言語学の授業で学んだ韓国の方言や流行語、通信言語に興味を持ったのでそういった類の学習もしたいと思います。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 慶熙大学は留学生を多く受け入れているため、対応は遅いです。書類の提出などをギリギリにせず時間に十分な余裕を持って行うことを強くお勧めします。出願以外にもやることは山積みなので計画的にやるといいと思います。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 私の場合は居住地が埼玉なので港区の領事館が管轄になっており、ビザ申請に予約が必要でした。しかし申請が先着順なためサイトに繋がった時には予約で埋まっており、領事館に電話をすると観光ビザの予約の枠からで留学ビザの申請が可能とのことだったのでそこから予約をし、なんとかビザを取得できました。自分の居住地の管轄の領事館がどこかを必ず確認し、時間に余裕を持ってビザ申請の予約を行ってください。入学許可証がないとビザ申請ができないのですが、その発行が遅かったのでビザ申請を焦ることになってしまいました。領事館へ電話をした際もなかなか繋がらず粘りました。申請してからビザが発行されるまでは一週間ほどでした。他のものが全て準備できてもビザがなければ韓国へ行くことはできないので気をつけたからといって失敗しないものではないですが、どうか気をつけてください。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) ANAのアプリからFull Flexという日時、座席が変更可能なものを往復で購入しました。 (4) 渡航したルート 成田-仁川 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 大学からの出迎えサービスはあったのですが、予約や飛行機の到着時間の関係で利用せず、全て地下鉄を利用しました。荷物も重く時間がかかるのでこの方法はお勧めしません。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学の寮には申し込み可能で、一月の末頃に申請、料金の支払いをしたと記憶しています。日本から送金する際は海外送金サイトWiseのサービスを利用しました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテナンスの状態など) 費用の支払いは1学期はWiseを使用し、夏休みは直接行政室に払いました。2学期は銀行行って払いました。 設備はベッド、ベッドの下の収納、クローゼット、勉強机、洗面台、冷蔵庫、シャワー付きのトイレが部屋にあります。施設は少し古く時々排水溝やトイレが詰まりますが、管理室にいえば直してくれるので問題ありません。調理できる空間はなく、一階ロビーに電子レンジ、廊下に水、お湯が出るウォーターサーバーがあります。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) ルームメイトがいるのでそれを念頭において生活すべきだと思います。無理そうなら入寮は控えたほうが無難です。2学期は生活リズムが合わず、少し常識に欠ける方がルームメイトだったので苦労しました。 持っていくべきものは特にないように感じます。大体のものは現地で調達可能です。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 自分の口座からデビットカードで払っていました。現金はあらかじめ銀行のアプリから海外キャッシングを可能な状態に設定しました。送金はWiseを利用しました。2学期は銀行で口座を開設し、そこにお金を入れて使いました。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) KUISから紹介いただいたttshopで360日のUSIMを購入しました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 基本的にどこでも室内であればWi-Fiがつながります。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) どうやら今年度から2学期の入寮に麻疹の予防接種、または抗体があることを証明することが義務付けられたようで、慶熙大学の大学病院で予約して接種を受けました。電話で予約したのですがカカオトークに予約日時の確認メッセージが届き、前日にもリマインドしてくれるので助かりました。 (5) 日本から持っていくべきもの 特にありません。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 日本と変わりません。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 寮には調理できる空間がないため、費用的な面で心配もありました。外食は日本より割高という感覚で学食もさして安くはありません。日々のお昼は学食かコンビニか友達と学校の近所で食べました。夕食は実家から送ってもらった食料か出前アプリで頼んで食べました。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) ネットで調べたり現地の友達から聞きました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 韓国語専攻の学生であればある程度文化やマナーは知っていると思うのでここに書くほど気をつけることはないです。モラルある行動をしていれば問題ないです。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 来年度は3年生なので学業に専念しながら就職についても少しずつ考えていきたいです。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 来年度から3年生なので現地では就職活動を行なっていません。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか どのような形であれ韓国語と関連する進路に進みたいと考えています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学は期間が数ヶ月から長くて10ヶ月なので学習や課外活動などなんでも面白そうだと思ったらやった方がいいし、仲良くなりたい人には自分から声をかけ、連絡をし続けた方がいいです。留学を通して月並みな表現ですが怖がらず挑戦するべきだと学びました。どう行動してもなるようにしかならないから大丈夫ですし、大丈夫だと信じるということが私がアドバイスできる全てです。

留学費用
韓国 ウォン
0.1072円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 2,449,500 262,586円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 50,000 5,360円
交通費 290,000 31,088円
通信費 0 0円
食費・その他 4,667,649 500,372円
小計 7,457,149 799,406円
航空券
180,000
保険
100,000
ビザ関連費用
0
その他
0
合計 1,079,406 円