月次報告書 2024-11
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-02-28
留学種別
交換
生活編
山あり谷ありな3ヶ月目

今月は、プレゼンや本の要約の課題など留学に来てから一番大変な1ヶ月だった。11月の上旬は課題に追われ気持ちも沈み、早く帰国したいなと考えたりもしたが、11月の末には残された時間の短さに驚くとともに帰国したくないと思うようになった。大変だった反面様々な出会いがあり、人間関係はとても充実していたように思う。 <日本からの荷物の郵送〜第二弾〜> 先月は冬服だったが、今月は日本から食べ物を送ってくれた。醤油やみりんなどの基本的な調味料は、アルカラにあるアジアンスーパーで購入していたので、主にお菓子と乾燥わかめや唐揚げの粉など日持ちするものを郵送してもらった。日本のお菓子が大量に届いてから、家にあるという事実だけで心がとても満たされた。個包装されているものを多く送ってくれたので、友達にお裾分けしたり、勉強しながらつまんだりしながら少しずつ消費している。正直1月末までに全てを消費できるか不安だが、余ったら同じピソの子達や日本人の友人に渡したいと思っている。 <出会いの多き11月> 今月は過去2ヶ月に比べて印象に残る出会いが多かったように感じる。11月の頭に一人でセゴビア旅行へ行った際、バス停でたまたま前に並んでいたペルー出身の女性4名と仲良くなり、一緒に観光した。女性たちの年齢が母と同じくらいだったが、まだ出会って僅かの私を娘のように気にかけ可愛がってくれた。一人旅行だから諦めていた、セゴビアの伝統料理cochinilloもその4人のおかげで食べることができた。日本のことを質問してくれたり、ペルーの話をしてくれたり、私のまだまだ拙いスペイン語にも耳傾け理解しようとしてくれたり、とても優しい方達だった。中旬には、友人とセビージャへ旅行に行き、ホステルに泊まったが、そこで住み込みボランティアをしている中国とベネズエラ出身の大学生と仲良くなった。ここでもアニメの話や日本のことについて聞かれた。アニメって世界中で見られているのだと実感するとともに、日本人の私でも知らないマニアックなアニメを見ていることに衝撃を受けた。また最後には、セビージャのおすすめ観光スポットも教えてくれた。友人とタパス屋さんで楽しんでいる際に、店員さんが日本語を話してくれた。下旬にはドイツのミュンヘンに行った。アルカリングアの同じクラスにミュンヘン出身の子がいて、私が旅行に行くことを知ると話しかけてくれた。さらに、Googleマップにおすすめの場所をピン留めして共有してくれた。美術館や広場、カフェ、レストランといった場所だけでなく、餃子バーやアジアンスーパーなどもピン刺ししてくれていた。このミュンヘン旅行をきっかけに仲良くなり、週末は飲みに行く中になった。 <授業> 授業は特に先月と変わったことはなかった。しかし、課題やプレゼンが段違いに重かった。アジア現代史の授業では、1冊の本を読んで各章と全体の要約、そして自分の意見・感想を3000語のスペイン語で書きました。本は、日本の宗教や思想に関する内容だったので、比較的読みやすい方ではあったが、知らない単語が多く読むのも一苦労だった。また、スペイン語3000語=日本語3000字ではないので、自分の意見をスペイン語で書くのも大変だった。また、今月はアジア現代史の授業とアルカリングアでそれぞれプレゼンがあった。どちらのプレゼンも思うようにできなくて、かなり悔しかったし落ち込んだ。でも、生まれてからずっとスペイン語を話しているネイティブたちと同じ授業を受けているだけですごいのだと言い聞かせて気にしないことにした。アルカリングアのプレゼンは、減点されるものではなく、出来栄えに応じてボーナスポイントとして加算されるだけなので、上手くできなかったけど気にしないことにした。でも、先生も友達もプレゼンが終わってから落ち込んでいる私に“全然上手だったけどなんで落ち込んでいるの”とか“プレゼン良かったから心配しないで”とか声をかけてくれた。もしかしたら、自分が完璧を求めすぎていたのかなと感じた。 <気候> 11月の上旬は長袖1枚で十分な気温だった。むしろ、日に当たると暑いと感じる日も多かった。でも、下旬の頃には上着なしでは少し寒いくらいの気温になっていた。日中は太陽が出ていると上着いらないかもと思うこともあったが、朝晩は気温が下がるようになってきた。特に朝は、息が白くなる日もあった。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
160.0352円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 390 62,414円
水道光熱費 55 8,802円
学費・教材費 0 0円
交通費 8 1,280円
通信費 8 1,280円
食費・その他 200 32,007円
合計 661 105,783円
授業編
International presence of the Hispanic language and cultures; linguistic preparation
ヒスパニック言語と文化の国際的存在、言語準備
語学(地域言語)
360分
11月の1週目は、プレゼンの続きだった。2週目以降は、スペイン語の方言について勉強した。具体的には、地域ごとの発音の特性や使われる単語の違い、イントネーション・話し方の違いに触れた。授業でこれらの特徴について学習し、課題として10個の動画を見て、それぞれの動画のスペイン語の特徴について書き出し提出した。
Contemporary Asia
現代アジア史
講義(地域言語)
720分
主に触れたテーマは、20世紀以降の東アジア(中国と日本)である。習近平や伊藤博文、天皇など10月と比べて聞き馴染みのある名前を目にすることが多かった。第二次世界大戦などにはあまり触れず、その時代の政治体制や情勢について深く触れていた。
Introducción a la Economía
経済学入門
講義(地域言語)
720分
火曜日に講義、木曜日に演習問題の解説といった授業形式。10月の中間テストが終わったため、ミクロ経済からマクロ経済の内容に移った。今月は主に、GDP、生産性、雇用、貯蓄や投資(金融システム)について勉強した。
Alcalingua
アルカリングア
語学(地域言語)
720分
今月から教科書を用いた授業が行われた。過去形(点過去、現在完了、過去完了、線過去)、命令形、接続法現在などの文法や電子機器、地理に関係する単語などを学習した。4週目は3日間ともプレゼンが行われた。プレゼンの後は、先生が決めた人とペアになり、ペアワークを行なった。