月次報告書 2024-08
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-08-01 ~ 2025-05-31
留学種別
交換
生活編
8月 空腹と部屋に溢れるシリアル 無いフライパンに有るコーヒー

モンテレイ、サンペドロについて: モンテレイの第一印象は、清潔で、山が綺麗であるということである。UDEMの位置するサン・ペドロという地区は特に、道にタバコも落ちていないし、日が沈んだ後でも近所の子ども達が遊んでいる声が聞こえた。車の運転も思ったほど乱暴ではなく、横断歩道の前で立っていれば車は止まってくれるし、歩道が狭いので歩行者が道路にいたら、減速して運転してくれるなど想像よりも安全だった。無意味にクラクションを鳴らす車には驚かされる。 メキシコについてからの生活: 日本の冬以上に乾燥しているので、日差しのダメージに加えて肌が乾燥している感覚があり、日本では毎日塗らないボディークリームをこまめに塗っている。 寮が8月1日からしか開かないということで、それまでの仮住まいはAirbnbで探した。大学から歩いて15〜20分ほどの距離にある場所にあった2つの候補から、より安い方を選んだ。付近には他にも学生向けの貸し部屋の広告が出ている。 寮について: 寮に入ってみると、建物は掃除が行き届いていて、壊れていたり使えないものはなかった。同部屋に住む女の子も親切である。最初の一週間ほどはその子の存在が気になって寝れなかったりなどストレスを感じていたが、今は慣れてきている。大変なことは、トイレとお風呂は隣の部屋の2人組とシェアなので、たまに状況が悪いこともある。自分自身について神経質であるとか気を使う方ではないと感じていたが、皆さんにとって何が快適で何がストレスかは実際に住んでみないとわからない。持っている方はヘッドホンがあると良い。寮主催のピザパーティーがあったり、ヨガや会話練習、陶芸など多岐にわたるジャンルのクラブがあるなど、スペイン語の勉強になるだけでなく、色々な人と出会う機会がある。何よりもキャンパスの敷地内にあるので、楽であるなど様々なメリットがある。 共有スペース: ジムやキッチンに関しては完全に共有スペースである。ランドリーやピンポン台、ビリヤード部屋や自習スペース、パソコン室など共有スペースが多い。キッチンでは調理器具や食器などの貸し出しはない。自分で用意する必要があり、帰国の際は日本に送る予定でいる。同部屋に住む女の子は、キッチンで配慮のない他の利用者に泣かされたと聞いた。思いやりのない人はどこにでもいる。それを聞いてから、自分は人の少ない6:30頃から料理を始め、キッチンで夕食を済ませ片付けて帰るようにしている。洗濯物を間違って持って行かれたことがあり、紛失や破損などの事項について管理室に問い合わせることもできる。何を無くしたのか、時間帯はいつ頃かなど詳細に報告書を記入する必要がある。利用者本人は確認できないが、共有スペース内の監視カメラを管理室で確認してもらうことができる。 オリエンテーションについて: 留学生と、その留学生たちにつくバディ、留学生を支援する窓口のスタッフの方たちと最初の顔合わせがあった。3日間のスケジュールで、モンテレイと付近の施設についてのスライドでの説明と、大学の見学を兼ねたレクリエーション、最終日はバスで行ける範囲での街案内が行われた。自分たちのように他の国からきた人もいれば、メキシコの他の地域から留学という形で入ってきた学生もいた。バディと窓口のスタッフの方たちは親切で、日本にいた時からわからないことがあったらどんなことでも相談できた。特にバディたちは返信できるときにメッセージを返してくれるし、入国後の手続きのことからおすすめのハンバーガー屋さんのことまでどんなことでも教えてくれる。 入国後の手続きについて: 同じく一年間留学するという学生と一緒に、大学から車で一時間ほどの距離にある移民手続きのオフィスに向かった。朝の5:00に出発し、6:00頃から15:45頃まで待った。それほどまでに朝早くに向かわないといけないのは、オフィスが閉まってしまえば、ずっと並んでいたとしても滞在許可のカードが受け取れないためである。前日までに前項の留学生を支援する窓口に行き、書類を受け取り必要事項を記入した後、それを持ってそのまま当日向かうスケジュールだった。注意事項や必要なものに関しては、その窓口で説明してもらえる。 日本から持ってきたもの: ・ハサミ ・爪切り ・カミソリ ・バスタオル ・ハンドタオル ・下着5日分 ・上下服4日分 ・靴下3日分 ・ボディバッグ ・通学用リュック(普段から通学に使っていたもの) ・折りたためるハンガー4本 ・普段使っている道具とメイクポーチ ・鏡(20cm×25cmの自立するもの) ・普段使っているスキンケア類 ・クレンジング ・洗顔フォーム ・洗顔フォームを泡立てるネット ・洗顔のためのヘアバンド ・歯磨き粉/歯ブラシ ・ドライヤー ・虫除けスプレー(捨てやすいようにガスを噴射しないタイプのもの) ・ojalá, plaza mayor1 ・ルーズリーフ ・入学許可証のコピー(原本を数枚コピーしておくこと 日本でビザ申請するために原本とコピー1枚を渡す) ・パスポート原本とコピー ・住所やクレジットカードの番号、緊急連絡先などを書いたノート ・友人からの手紙 ・ペンケース ・ipad ・モバイルバッテリー ・イヤホン ・財布4つ(高そうに見えない100均で買えるようなポーチ) ・隙間用ゴキブリ駆除スプレー(ガスを噴射しないタイプのもの) ・ナプキン1パック(夜用、多い日昼用) ・タンポン1パック ・おりものシート2パック ・スニーカー ・サンダル ・日傘 ・日焼け止め2本 ・顔用下地兼日焼け止め3本 ・帽子 ・サングラス ・箸 ・充電用ケーブル ・腹巻き ・着圧ソックス ・ナイトキャップ ・マスク ・いつも飲んでいる薬など一箱ずつ(痛み止めは数が少ないので3箱) ・カイロ一袋 ・コンタクト(ケース)、洗浄液 ・メガネ

住居形態
学生寮
月額費用
メキシコ ペソ
7.9118円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 77,000 609,209円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 661.54 5,234円
交通費 142 1,123円
通信費 710.56 5,622円
食費・その他 14,151.9 111,967円
合計 92,666 733,155円
授業編
Effective communication in English for business
ビジネスのための効果的なコミュニケーション
講義(英語)
90分
KUISのFE、SE、EMCと似たような雰囲気である。今月はスピーチの要素の一つであるボディランゲージの分野を学習した。 簡単かつ取り入れやすい3つのアクションと、著名なスピーカーについて、スピーチ中の態度やボディーランゲージなどを比較した。グループ課題があったり、4人でペアになり即興のスピーチの練習を何度か行う。留学生も現地の学生も混合のクラスで、各国のボディランゲージの違いについて解説を行った。共同編集のスプレッドシートに記入し、それを見て解説したり質問し合う形式だった。 日本人は一人だったので、指名され発言した。おじぎについて、角度によって意味が変わることと、目は口ほどに物を言うと言われるように、アイコンタクトで十分コミュニケーションが取れるという日本人の独特なコミュニケーションについて説明した。 KUISの英語の授業と異なることは、語彙が日常的なものではなく、聞きなれない単語が多くあったことと、それらの難しい単語への解説はなく、英語を 学ぶこと以上に、会話能力や自分の考えを整理する能力、語彙が求められる内容だと感じた。グループワークもペアではなくより大人数で、質問やメンバーの発言に関連した意見などを自分から発言するスタイルに、自分も少しずつ慣れていこうと感じた。
Society and culture of Asia
アジアの社会と文化
講義(地域言語)
90分
今月はアジア各国の地理や気候について学習した。世界の主な宗教について概要を確認した後、アジアで信仰されている宗教はどんなものなのか、元を辿れば同じであるものの、中国、韓国、日本の宗教観には微妙に差異があることを学んだ。そのほかにも学生のプレゼンテーションを見たりすることで、日本だけでなく中国や韓国の文化への興味がさらに深まった。 先生と学生の距離が近く、すでにクラスにいる自分以外の学生は先生を呼び捨てにし、先生も学生たちの名前を知っているような様子だった。最初は明るい雰囲気だと感じていたが、途中から疎外感を感じるようになった。自分は隣にいた人に、今回出た課題について尋ねることしかできなかった。しかしそれでも授業に出るうちに、先生が着物について質問してくれたことがきっかけで、自分の振袖の写真をクラスの人たちに見せた。そのことで少し他の学生と距離が縮まったような気がしている。
Español Intermedio Alto
中上級スペイン語
語学(地域言語)
90分
教科書を確認しながら、習った文法を使い、ペアで練習するという形式で授業が展開される。授業の様子はKUISと同じだと感じた。バージョンは違うものの、Español en marchaのKUISで使っていた教科書と同じシリーズを使っているので、KUISでの授業からスムーズに学習を継続しているような感覚がある。 自分たちが点過去、線過去と読んでいる文法の違いについて学んだり、未来系について学習したりするなど、教科書ojaláやplaza mayorの復習に近い。 異なる点としては、学生によってスペイン語の学習歴が違うことと、メキシコ人も授業に参加しているため、ペアになった学生は会話の練習に慣れていて、自分は教えてもらうことも多い。授業の導入で、親しい友人への呼びかけなどちょっとしたスペイン語の豆知識などの簡単な説明がある。
Vida y Cultura de México
メキシコの生活と文化
講義(英語)
90分
英語でメキシコの文化や芸術、地理や観光について学ぶ。最初の課題はメキシコのストリートアートについて、自分の好きな作品に込められたメッセージや情報をまとめるものだった。そのほかにも歴史や地理など色々な分野から課題が出る。プレゼンテーションが多く、発表へのフィードバックと、他の学生からの質問やコメントで授業が進んでいく。 自分はプレゼンテーションが好きで、得意な方だと感じていたが、それ以上に同じペアになった人たちは、スライドの情報についてスクリプトなしで解説するなどレベルが高いと感じた。そのほかにも、発音しずらいアステカの太陽神の名前や、言い慣れない単語があったときに、横から言い直してくれることがあった。先生からのその場のコメントへの返答など、メンバーたちのパートは決まりきった形式を作らない分、より面白い発表だと感じた。自分のパートは思ったよりも上手くは行かなかったが、テーマも興味深く、発表も楽しかったので自分もそうなれるように頑張ろうというモチベーションが高まった。
History of universal architecture
世界の建築の歴史
講義(地域言語)
180分
ホモ=エレクトゥス出現以降の、住居の様式の変化や文明などについて学習する。1〜2週目のユニット1では住居の変遷について、3〜4週目のユニット2ではエジプト文明やメソポタミア文明について学ぶ。 ユニット2では主に神殿や文明によって異なる葬儀のやり方と、1つの文明の初期、中期、末期といった区分に対応する、建築様式の変化などにフォーカスする。神殿などの建築物について、建築様式や時代背景についてのの詳細な説明や、その時代の建造物やその細部のスケッチを行い、提出する。 スケッチをするのが高校の美術以来で、普段から絵を描くことがないので苦労している。しかし歴史的な内容と、同じ文明でも時代によって変化する建造物の様式については、興味のある分野なので頑張りたいと思っている。課題が非常に重く、2週間の猶予はあるもののまずどんな課題が出ているのか理解するのに時間がかかる。その後YouTubeの動画やPDFの文章を読みながら落とし込んでいき、スケッチに取り掛かる。スケッチをした後、説明を求められている部分に線を引いて文章を手書きで書く。履修したことを少し後悔することもあるが、やっていくと面白いので頑張ろうと思う。