月次報告書 2024-10
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-05-31
留学種別
交換
生活編
節約は難しい

節約をしようと決めて1ヶ月が経ちました。 今月、アルカラでは1週目にMarcado de Vervantesというセルバンテスの生誕日である10月9日に合わせて1週間ほど市場が開かれます。伝統工芸品や食品が販売され、中世の雰囲気を表現しているパフォーマンスがあったり、お店の人も中世風の格好をして接客をしていました。普段は目にしないような食べ物がたくさん並んでいて「来年のこの時期にはここにいないし、将来アルカラに来るかも分からない!」と思い、この1週間は市場で食事をしていました。日本で言う縁日のようなものなので価格は少し張ります。なので、節約はうまくいきませんでした… スペインで生活をしていて、電車が時間通りに来ないなどは想像ができていましたが、唯一想定外で生活に支障を来たしていることがあります。それはタバコです。スペインでは路上喫煙ができます。日本とは違い、紙タバコを吸っている人がほとんどなのでタバコの煙、タバコの匂いで鼻炎のような症状を起こしています。タバコに加えてスペイン人は香水をつけるので、匂いが混ざって屋外では鼻がフル稼働しています。スペインでは18歳からタバコを吸うことができるので、スペイン人の友達も授業の前後で吸っています。若者でもタバコを進んで吸うのが文化なのかなと感じますが、日本の禁煙の風習から私はタバコの匂いに慣れていないので大変に感じる部分です。 アルカリングアが始まり、スペイン語を話す機会が増えてきました。先生が生徒の理解度を確認してくれたり、授業方針についてのアンケートを取ってくれたので授業では、歌を聴きながら文法について学んだり、街中で使える日常会話を楽しく学ぶことができています。タクシーはアプリで呼ぶより、タクシー乗り場で実際に電話をして呼ぶ方が余計なお金が取られたり、ぼったくりタクシーに当たらないことを知りました。アルカリングアの授業に加えて、学部授業に行く時に、スペイン人4人と一緒に登校しているのですが1日1個スペイン語の単語を教わり、私が1個日本語の単語を教える「1日1スペイン語学習」を始めました。一緒に通っている子たちが日本に興味があったので抹茶のキットカットを渡すと「こんなに濃い抹茶初めて!」と喜んでくれました。キットカットの裏にメッセージを書く文化も日本独自らしく、受験の時に勝つという言葉に掛けてるんだよと教えると「日本の文化って素敵すぎない⁉︎スペインでもメッセージのスペースを作るべき!」と言ってくれました。メッセージ欄のように自分の知らなかった日本の文化を見つけることができたり、日本の文化を外国人はどのように感じとっているのか知ることができるのでこの「1日1スペイン語学習」は続けていきたいです。 授業や「1日1スペイン語学習」を通して感じたことは、スペイン人にとってスペイン語はもちろん英語も母語のように使うことができるということです。スペイン語で説明されて理解ができなくても英語ですぐ説明してくれます。日本でも英語をよく使い、ある程度話せるようにしてから留学に来ましたが、日本語についてすぐ英語で説明してみろと言われたら現地の学生ほど上手くできないと思います。スペイン人に関わらず留学生も英語が堪能で、スペイン語はもちろんですが、もっと英語を堪能にしておけばより上手にコミュニケーションが取れるのにと会話をする度に思います。 ビザ関連の申請も予定通り進み、今月は警察署に行きました。ayuntamientoとは違い、事前に必要な書類を予約完了のメールと一緒に送ってくれるので特に手こずることもなく申請することができました。あとは来月にTIEを受け取りに行くだけです。予約ができないとか、予約が弾かれたなど絶対どこかで躓くだろうと思っていたので、トラブルなくここまで申請することができたのは奇跡だと思います。警察署で書類を提出していると、窓口で対応してくれていた警察官の元に受付にいた警察官がやってきて、警察官2人に囲まれながら小話が始まり「スペイン好き?気に入った?」と聞いてくれたので「日本より好き!」と答えると大爆笑されてアルカラの自慢大会が始まりました。警察官までもが楽しそうに働いていてスペインは素敵な街だなと再度感じました。 アルカラの街も寒くなってきたので日本からダウンコートなどを送ってもらいました。1週間で届いたのは良かったのですが、受け取りの際に税金の支払いとパスポートの提示が必要で、郵便局まで取りに行きました。幸い、郵便局が寮から近かったので助かりました。ですが、スペイン国内で払う税金が思ったより高く、思わぬ出金でした🥲 アルカラ大学には学祭がありません。今月末KUISでは浜風祭だなと思いながら1ヶ月生活していました。浜風祭委員として活動していたので、続々と準備が終わっている様子を見ているとすごく日本が恋しくなります。週に1回家族とビデオ通話をしたり、定期的に友達と連絡をとっているので日本に帰りたくて仕方ない!と思ったことはまだありませんが、今まで過ごした中で1番帰りたい欲がすごいです。浜風祭期間中に委員のみんなとビデオ通話をして忙しい中、睡眠時間を削りながら働く姿を見て私も頑張らなきゃと思いました。 今月でA/W semester の半分が終わりました。先月は友達作りや生活に慣れるのに精一杯で、今月は授業の予習・復習に追われsemesterの半分が終わった実感がありません。今月末から来月頭にかけて中間テストが始まります。テストに向けて応用問題を解くことなどができていませんが、授業の内容は理解できているので問題の読み違いがないように語学力も高めて、テストに向けて勉強に励みたいと思います。中間テストの後にスペイン国内の旅行の予定を立てたのでこれをモチベーションにテストを乗り越えたいです。 円安がまた進み始めたので、来月こそは本当に節約生活頑張ります!

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
165円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 765 126,225円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 8 1,320円
通信費 10 1,650円
食費・その他 296.22 48,876円
合計 1,079.22 178,071円
授業編
Alcalingua
アルカリングア
語学(地域言語)
1080分
クラスの中にスペイン語を習い始めたばかりの生徒がいるのでスペイン語の基礎の復習がメイン。KUISで1年生の時にEn Marchaでネイティブの先生が授業で扱う会話の授業とPlaza Mayor Ⅰ の内容を同時に扱っている印象。 これに加えて授業の最後10分間は日常生活で使える会話を先生が教えてくれる。 <第1週>挨拶/自己紹介/他己紹介 <第2週>Ser動詞/Estar動詞 <第3週>Estar・Hay・Ser動詞の使い分け/時計の読み方/規則動詞の活用/現在進行形/再帰動詞/指示語 <第4週>所有格
Internationalization Processes and the Economy
経済と国際化のプロセス
講義(英語)
720分
前半の90分は先生による講義、後半90分はグループごとに分かれて講義の内容を受けてプレゼンに向けての資料作り。授業に出席点はないため、前半の授業だけ聞いて、後半の授業までの小休憩で退出し、帰宅したり、別の場所で作業を進める学生が多い。私のグループは出てきた疑問に対してすぐ先生のレスポンスが欲しいので授業の最後まで残っていることが多い。 <05th> Technical elements (Ⅰ): International Contracts <06th> Technical elements (II): Logistics <07th> Technical elements (III): Means of payment <08th> Technical elements (IV): Customs
Introducción a la Economía
経済学入門
講義(地域言語)
900分
全体講義では以下の項目を扱い、レクチャーの時間に課題として出されていた応用問題の答え合わせをしました。 <TOPIC3>需要・供給の価格弾力性・非弾力性/需要・供給の価格弾力性の計算/中間点法/総収入/需要の所得弾力性/価格の交差弾力性/需要供給曲線の種類 <TOPIC4>市場均衡/福祉経済学/分配効率/支払い意思額/消費者余剰/生産者余剰 最終週は中間テストに向けての復習問題を解いて解説をすることがほとんどでした。