月次報告書 2024-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2024-08-01 ~ 2024-12-31
留学種別
交換
生活編
人生の夏休み

九月に入ってすぐにブラジル人の友人と日本人留学生たちで、サンパウロ州沿海部のGuaratubaという場所に出かけた。地下鉄とバスで片道五時間の道のりを経て一面に広がる水平線を目の当たりにしたときは、時間をかけて来た甲斐があったと感じた。どこまでも続く砂浜を走る爽快感は、ここだけでしか味わえないだろう。  ブラジルのマンションにはプールがついていることが多く、嬉しいことに私の住んでいる場所にも大きめのプールがある。数日前に海に行ったにも関わらず、飽き足りない私は友人を招いて再び水浴びを楽しんだ。都市部から海が遠いのがサンパウロやブラジリアといった内陸発展都市の残念な点である。  サンパウロ市内には広大で自然あふれる公園が二つある。Parque Ibirapuera、そしてParque Villa-Lobosである。Parque IbirapueraにはPavilhão Japonêsと呼ばれる和風建築の建物があり、過去には天皇陛下が訪れた由緒ある日本庭園となっている。2017年にはラテンアメリカで最も訪れられた公園となり、その魅力は多岐にわたる。一方でParque Villa-Lobosはサンパウロ大学の近くに位置し、南米で最も大きい観覧車や時期に応じて催されるイベントなど、アトラクション要素の多い公園である。月末に日本留学に出発するブラジル人の友人の送別会を兼ねてピクニックをしに行き、天候にも恵まれて非常に充実した休日となった。サンパウロに留学する人はぜひこれらの公園に足を運んでほしい。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
24.4804円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,800 44,065円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 195.46 4,785円
通信費 75 1,836円
食費・その他 3,042.12 74,472円
合計 5,112.58 125,158円
授業編
Korean Culture II
韓国文化Ⅱ
講義(地域言語)
120分
今月も先月に引き続き高麗の隆盛と朝鮮時代について学んだ。授業内で扱われている地図(韓国向けの地図)と日本で扱われる地図の間で、海や島の名称が異なることに気がついた。今考えてみれば当たり前のことだが、私たちが学校で学んだ歴史は、他の国々のものとは異なる点がたくさんあるのではないかと思う。
Chinese Culture II
中国文化Ⅱ
講義(地域言語)
360分
今月も先月と引き続き孟子の思想について学んだ。諸子百家の思想は現代においても行動や思考の基本となるものが多いと感じる。広大な領土と人口を抱える中国の統治者が、いかにして民を治めようとしたのか、非常に面白いトピックである。
Topics in Brazilian Sociology
ブラジル社会学のテーマ
講義(地域言語)
720分
この授業は事前にある程度知識を入れていてもついていくのが非常に大変である。Caio Prado Jrというブラジル人社会学者について学んだ授業では社会科学がいかにしてフランスから伝わったのかについて、またそれがブラジルの社会学者に及ぼした影響などについて学んだ。先生や生徒が何度も口にする用語や人物名はなるべくメモして調べるようにしている。
Japanese Culture II
日本文化Ⅱ
講義(地域言語)
240分
今月は室町時代について詳しく学んだ。戦国時代の到来と戦国大名の出現、ポルトガル人の来航、倭寇や穢多非人についてなど中学や高校の社会の授業ですでに学習した内容がメインだったため、いつもより授業の解像度が高かった。
Aspects of Brazilian Culture II
ブラジル文化の側面Ⅱ
講義(地域言語)
360分
今月の授業の中で特に面白かったのはブラジルの音楽についてのものである。授業内で実際にいくつかの楽曲を聴き、先生が簡単な解説をしていった。古い曲から最新の曲まで、幅広いジャンルのブラジル音楽を知ることができた。この授業は毎回異なるブラジル文化の側面について学べるため非常に興味深い。