月次報告書 2024-10
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2024-08-01 ~ 2024-12-31
留学種別
交換
生活編
雨の匂い

【目次】 ①滞在先 ②大学 【①滞在先】  今月は特にどこにも行くことなく家と学校の往復の生活を送った。中旬に友人に連れられてJuquitibaにある別荘へと足を運んだ。自然豊かな場所であり、釣りやハイキングなどを楽しむことができた。市内を抜けると自然豊かな場所が多いので、少し気分をリフレッシュしたい時には友人を誘って川や山に行くことを勧める。大学内では小さな猿やTucanaと呼ばれる大きく黄色いクチバシを持ったいかにもブラジルらしい鳥を目にすることができる。Juquitibaではカメレオンのように身体の色を帰るトカゲも発見した。こういう瞬間に、自分がまさに地球の裏側にいるのだと実感する。  最近は雨が多く、ひどい時は道端が川のように水浸しになる場所も存在する。バス停の前は特に水飛沫を喰らう可能性が高いので注意したほうが良い。空模様は不安定で急に土砂降りが発生することもあるので、なんとも外出する気がなくなる。 【②大学】  先月から学校内でムエタイのトレーニングを始めた。ブラジル人の性格なのか、それともクラブの人たちの気性なのか、トレーナーが力を抜いてスパーリングするように指示しているにも関わらず、かなり重めの打撃を繰り広げてくる彼らにはうんざりする。貸し出されるグローブは非常に臭く、練習場所もコンクリートの上なので、滑って肘を痛めた生徒もいた。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
24.4804円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,800 44,065円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 53.15 1,301円
通信費 75 1,836円
食費・その他 2,123.46 51,983円
合計 4,051.61 99,185円
授業編
Korean Culture II
韓国文化Ⅱ
講義(地域言語)
360分
今月は主に朝鮮時代について詳しく学んだ。ハングルの発明や、木版印刷などに優れるなど、当時の朝鮮は活字印刷技術が世界的に見ても進んでいたことが分かった。以前韓国へ旅行した時に訪れた観光スポットを思い出し、なぜそれらの場所が歴史的に意味を持っているのかの答え合わせができた。
Chinese Culture II
中国文化Ⅱ
講義(地域言語)
600分
今月は主に孫子の思想や法治主義について学んだ。孫子の教えには現代のビジネス面においても有効な物が多く、昔の人にこそ学ぶものは多いと感じた。また儒教、道教、仏教における考え方の違いに対して理解を深めることができた。個人的には道教の無為自然の考え方に大いに共感している。何か作為的なことをするのではなく、水のように流れるがままに自然に身を委ねて生きることこそ、完璧主義の私に必要な考えだと感じた。
Topics in Brazilian Sociology
ブラジル社会学のテーマ
講義(地域言語)
960分
今月の授業で特に印象に残っているのがFlorestan Fernandesに関する講義である。彼はサンパウロ大学で社会学を学び、現在同大学のFFLCH棟の図書館の名前の由来とされている。ブラジルでは通りや建物に彼のような歴史的人物の名前をつけることが多いと感じた。授業内容は相変わらず最も理解するのが困難であると感じるが、なるべくよく使われる語彙は事前に調べておくように努めたい。
Japanese Culture II
日本文化Ⅱ
講義(地域言語)
480分
今月は安土桃山時代について学んだ。中世の日本における家族制度やジェンダー論についての講義は特に興味深かった。中旬には中間試験があり、鎌倉時代から戦国時代までの出来事に関する選択問題と記述問題が出題された。今までの膨大な授業スライドを復習したものの、勉強不足を痛感した。
Aspects of Brazilian Culture II
ブラジル文化の側面Ⅱ
講義(地域言語)
240分
今月の授業で特に印象に残ったのは、ブラジルの自然災害についての講義である。災害大国・日本に生まれた身として、海外の自然災害にはどのようなものがあるのか、どのような対策がなされているのか以前から興味があった。主に各州の土砂災害について説明され、ブラジル国内で危険とされる地域に住む人々の数は820万人にも昇るという。