月次報告書 2025-05
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2025-03-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
5月

あっという間に夏の太陽が昇ってきました。日が暮れればとても過ごしやすい天気が続いています。 暑さに負けず、充実した1ヶ月を過ごしました。好きなアイドルグループのイベントに、友人たちとのカラオケ、オンラインコンサート、学祭と楽しいことが続きました。そして、これらのイベントは友人たちのおかげで楽しむことができたと感じています。 韓国に来てからは、日本で一人で問題なくこなせていたことが、人に頼らないとできなくなりました。電車やバスの乗り換えのような小さなことや、人が多くいるところではアナウンスが聞き取れなかったり、病院や郵便局、銀行などもまだ慣れません。日本にいたときは、文字を読んで理解ができて、言葉が聞き取れて、人と簡単に会話をすることができました。韓国に来てからは、授業中も、友人といる時も、学校の外にいるときも、すべての情報がぼやけた状態で頭に入ってきます。そのせいか、足を運んでみたい場所があっても、部屋に一人でいることを選ぶようになっていました。そんな時に、友人が「オンニ、このイベント行きたいんでしょ!せっかく韓国まで来たんだから一緒に行こうよ!」と友人自身は興味関心もない場所なのに声をかけてくれました。ありがたいことに、さらに4人の友人が一緒に来てくれることとなり、5人の大切な人たちに囲まれて、幸せな時間を過ごせました。他に、5時間一緒に待機列に並んでくれたルームメイトや、翻訳機を使いながら全部日本語で手紙を書いて、プレゼントまで用意してくれたオンニ、いつも不安ばかりの私をみて「全部大丈夫、やればなんでもできる」と言葉をプレゼントしてくれたネイルショップのオンニといった、自分にはもったいないほど、美しい人たちが周りにいてくれたおかげで、たくさんの優しさを学べました。 留学に来て、今までの人生の中で、一番笑顔で過ごしているような気もしますが、「辛い」という自分の感情も認めてあげないといけないなと感じることも多かったです。私は、日本学科に在籍していますが、そこに存在する日本人としての責任を重く感じることがあります。学生の日本に関する発表を聞きながら、それが事実と違えば、質問をしなくてはいけないし、その質問に上手く答えられなかった学生が泣き出すこともありました。自分一人の言動や行動のせいで、ここにいる日本を一生懸命学んでくれている学生たちが日本を嫌いになってしまうのではないか、怖かったです。発表者の中には、私が質問をした時に、「あなたの話している韓国語が理解できない」と無視とも取れる態度を見せる学生もいました。先生が私の伝えたいことを伝えようとしてくれましたが、上手く行きませんでした。先生も外国人留学生を受け入れて授業を行うのが大変だとおっしゃっていて、申し訳なかったです。そうこうしているうちに、熱を出して初めて「辛かった」という気持ちに気付くことができました。体調を崩したことで、外国で病院を探して受診するという経験もできたので、またほんの少しだけ成長できたように思います。参考までに、エリカキャンパスの周辺には、保険会社の提携病院は見つけられませんでした。そのため、カカオマップで現在地から近い病院を検索し、レビューと診療時間を確認した後、念のため「外国人なのですが診て頂けますか」と電話をかけておくことをお勧めします。病院に到着してからは、韓国の健康保険には加入していないということと、日本の保険会社へ提出するための書類を作成して欲しいということを伝えれば大丈夫です。 ルームメイトとコンビニまで歩いていたら空を飛ぶ飛行機とそれに続く綺麗な飛行機雲が見えました。到着した日を思い出し、ここで出会った人たちと別れる日が迫ってくるのを感じ、時間の流れの速さに寂しくなりました。一日一日を精一杯生きているからなのか、暖かい人たちのおかげで、ずっと笑いながら過ごしているからなのか、時間が流れていくのがとても早いです。人から与えて貰った以上に返せる人間になれるよう頑張っていきたいです。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) その他 KT
月額費用
韓国 ウォン
0.1042円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 400,000 41,680円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 10,000 1,042円
通信費 50,000 5,210円
食費・その他 500,000 52,100円
合計 960,000 100,032円
授業編
Aesthetical Comparison between Korea and Japan
日韓美意識比較
講義(地域言語)
720分
建築や季節行事などを主題に、5人程度のチームを組み、その中で日本担当、韓国担当に分かれ、各自それぞれの担当の国の作品を一つ選定し、その作品とその国にある「美」を関連付けて発表する授業が始まりました。先生からのフィードバックも本格的で、特に韓国の「美」について学んでいると新たな発見があり面白いです。
JAPANESE LITERATURE & FILM
日本文学と映画
講義(地域言語)
720分
映画を見ながら、作者と作品はどのくらい切り離してみるべきなのか、それとも作者と作品は揃って同じ評価を受けるべきなのか、気になっていたことがどんどん議論されました。最初はつまらないと思っていた映画も、授業で扱った後に観てみると新しい面白さがあり楽しめました。
MUSIC BUSINESS1
ミュージックビジネス
講義(地域言語)
600分
1900年代の各自の出身国の音楽市場の変化についてそれぞれPPTを作って発表する課題が出ました。他の中国人の学生たちは3人ずつのグループを組みましたが、先生の配慮で私はグループを組まずに課題を行なっています。日本人は一人だけなので、責任を持ってこなしたいとおもいます。
JAPANESE GEOGRAPHICAL CULTURE
日本の地域と文化
講義(地域言語)
900分
引き続き、学生たちが与えられた地域について研究して発表する授業が続いています。先生の指示で全員ご当地食べ物についてスライドを一枚入れていて、ご飯が大切な韓国人らしさが出ていて可愛らしいなと思いました。発表の最中も、食べ物の写真が出ると、後ろの方からシャッター音が聞こえてきたり食べ物に真剣な姿が印象に残りました。