あっという間に夏の太陽が昇ってきました。日が暮れればとても過ごしやすい天気が続いています。 暑さに負けず、充実した1ヶ月を過ごしました。好きなアイドルグループのイベントに、友人たちとのカラオケ、オンラインコンサート、学祭と楽しいことが続きました。そして、これらのイベントは友人たちのおかげで楽しむことができたと感じています。 韓国に来てからは、日本で一人で問題なくこなせていたことが、人に頼らないとできなくなりました。電車やバスの乗り換えのような小さなことや、人が多くいるところではアナウンスが聞き取れなかったり、病院や郵便局、銀行などもまだ慣れません。日本にいたときは、文字を読んで理解ができて、言葉が聞き取れて、人と簡単に会話をすることができました。韓国に来てからは、授業中も、友人といる時も、学校の外にいるときも、すべての情報がぼやけた状態で頭に入ってきます。そのせいか、足を運んでみたい場所があっても、部屋に一人でいることを選ぶようになっていました。そんな時に、友人が「オンニ、このイベント行きたいんでしょ!せっかく韓国まで来たんだから一緒に行こうよ!」と友人自身は興味関心もない場所なのに声をかけてくれました。ありがたいことに、さらに4人の友人が一緒に来てくれることとなり、5人の大切な人たちに囲まれて、幸せな時間を過ごせました。他に、5時間一緒に待機列に並んでくれたルームメイトや、翻訳機を使いながら全部日本語で手紙を書いて、プレゼントまで用意してくれたオンニ、いつも不安ばかりの私をみて「全部大丈夫、やればなんでもできる」と言葉をプレゼントしてくれたネイルショップのオンニといった、自分にはもったいないほど、美しい人たちが周りにいてくれたおかげで、たくさんの優しさを学べました。 留学に来て、今までの人生の中で、一番笑顔で過ごしているような気もしますが、「辛い」という自分の感情も認めてあげないといけないなと感じることも多かったです。私は、日本学科に在籍していますが、そこに存在する日本人としての責任を重く感じることがあります。学生の日本に関する発表を聞きながら、それが事実と違えば、質問をしなくてはいけないし、その質問に上手く答えられなかった学生が泣き出すこともありました。自分一人の言動や行動のせいで、ここにいる日本を一生懸命学んでくれている学生たちが日本を嫌いになってしまうのではないか、怖かったです。発表者の中には、私が質問をした時に、「あなたの話している韓国語が理解できない」と無視とも取れる態度を見せる学生もいました。先生が私の伝えたいことを伝えようとしてくれましたが、上手く行きませんでした。先生も外国人留学生を受け入れて授業を行うのが大変だとおっしゃっていて、申し訳なかったです。そうこうしているうちに、熱を出して初めて「辛かった」という気持ちに気付くことができました。体調を崩したことで、外国で病院を探して受診するという経験もできたので、またほんの少しだけ成長できたように思います。参考までに、エリカキャンパスの周辺には、保険会社の提携病院は見つけられませんでした。そのため、カカオマップで現在地から近い病院を検索し、レビューと診療時間を確認した後、念のため「外国人なのですが診て頂けますか」と電話をかけておくことをお勧めします。病院に到着してからは、韓国の健康保険には加入していないということと、日本の保険会社へ提出するための書類を作成して欲しいということを伝えれば大丈夫です。 ルームメイトとコンビニまで歩いていたら空を飛ぶ飛行機とそれに続く綺麗な飛行機雲が見えました。到着した日を思い出し、ここで出会った人たちと別れる日が迫ってくるのを感じ、時間の流れの速さに寂しくなりました。一日一日を精一杯生きているからなのか、暖かい人たちのおかげで、ずっと笑いながら過ごしているからなのか、時間が流れていくのがとても早いです。人から与えて貰った以上に返せる人間になれるよう頑張っていきたいです。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
---|---|---|
家賃 | 400,000 | 41,680円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 10,000 | 1,042円 |
通信費 | 50,000 | 5,210円 |
食費・その他 | 500,000 | 52,100円 |
合計 | 960,000 | 100,032円 |