月次報告書 2025-04
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
Oxenteなハプニング続き

新しい環境にようやく慣れてきた頃、思いがけないハプニングが続きました。食中毒にかかり、さらに風邪をひいてしまいました。そのようなサンパウロでの生活ではありましたが、ずっと行きたかったブラジル北東部に訪れることもでき、普段とは異なる文化を体験できた1か月となりました。 ▶︎気候 先月は日中を半袖で過ごすことが多かったのに対し、今月は薄手の長袖を着る機会がほとんどでした。もちろん、日中は暑い日もありますが、少しずつ雨が降らない日が増えてきました。そのため、ここ最近は毎日天気予報を確認しています。 ▶︎大学生活 少しずつ授業には慣れてきましたが、内容を100%理解するにはまだ時間がかかると感じています。日本の授業とは異なり、ブラジルでは積極的に発言する学生が非常に多く、質問をする人、教授の意見に賛同する人、あるいは批判する人など、さまざまな意見が日々飛び交っています。また、授業中に他の学生が突然教室に入って抗議活動の案内を行うこともあり、日本ではあまり見られない文化を感じました。授業がない時間は図書館に行くことが多く、息抜きとして時々大学内のlanchoneteで友人たちとアサイーを食べています。 ▶︎交通機関 RNMの申請がまだできていないため、今だに現金で公共交通機関を利用しています。夜遅くになるとbilheteriaが閉まっていることも多いので、現金で乗る場合は注意が必要です。 ここで先月の報告書では書けなかった、中距離・長距離バスでの注意点をもう一つ紹介します。ブラジルの中距離・長距離バスは、外の天気に関係なくとても寒いケースがほとんどです。私も先月のリオ旅行で体験したのですが、知らずに半袖で往復13時間バスに乗ってしまい、とても寒かったです。バスに乗る際は、パーカーや毛布など寒さ対策を必ず用意することをおすすめします。 ▶︎住居 乾季に入ったのか、大雨で停電になることはほとんどなくなり、以前より快適に過ごせています。先月の報告書で記載したルームメイトとその彼女は、彼女の出身地である中国に旅行中です。普段はよく一緒にご飯を食べていた仲なので、部屋が静かだと少し寂しく感じます。 ▶︎食事 平日は基本的に大学の学食で食事をすることがほとんどですが、4月末になるとfeijãoに少し飽きてしまいました。そのせいか、夜は自宅で食べることが増えました。休日は友人と外食するか、自炊することが多いです。今月はタピオカ作りにも挑戦しました。 ▶︎SUSについて 4月中旬に友人と急遽Nordesteへ旅行することに決めました。しかし、日本で黄熱病ワクチンを接種していなかったため、SUS(ブラジルの公立医療制度)を利用して現地で予防接種を受けることにしました。2月の報告書で述べた通り、SUSはブラジルの公立医療制度であり、外国人であっても無料で医療サービスを受けることができます。待ち時間が長いと聞いていましたが、幸いにも今回は40分以内に診察と接種を終えることができました。正直なところ、「ここが病院なのか」と感じるほど、日本の公立病院とは大きく異なる環境であったことが強く印象に残っています。ButantãにもSUSを利用できる病院があるので、留学中に体調が悪くなった場合は、無理をせず医療サービスを受けましょう。 ・SUS(Sistema Único de Saúde):ブラジルの統一保健医療システムであり、世界最大級の公的医療制度の一つである。原則として誰でも無料で利用できる点が特徴である。 また、4月中旬に約2週間にわたり、食中毒のような症状に悩まされました。病院へ行くのが面倒だったため自宅で様子を見ることにしましたが、結果的に食中毒であったのか、あるいはノロウイルスであったのかは分かりませんでした。旅行期間と重なっていたため、全力で旅行を楽しむことができなかった点は残念でした。この経験から、特に卵を含む食事には十分注意すべきだと強く感じました。今振り返ると、早めにSUSを受診していればよかったと後悔しています。 ▶︎休日の過ごし方 ブラジルに来たら、気分転換として映画館に行くことをおすすめします。日本では公開されていない映画も観ることができますし、何より日本と比べて映画の料金が非常に安いです(学生料金もあります)。ただし、映画館や曜日によって価格は異なります。また、ポルトガル語の練習にもなり、息抜きにも最適な場所です。個人的にタイミングを逃してしまい、『Ainda estou aqui』を観られなかったのがとても残念でした。 実はUSPでも映画を観ることができます。しかも無料で、誰でも利用可能です。Bandejão Centralの近くにあるcinuspでは、16時と19時の1日2回上映されています。週によって上映テーマが異なるため、毎回違った面白さを楽しむことができます。度々日本の映画も上映されますし、授業の息抜きに気軽に見ることができます。 ブラジルには47都道府県すべての県人会があり、各県人会ではさまざまなイベントが行われています。先月は宮城県人会でボランティアをしてきました。今月は、仲のいい他大学の日本人留学生と、香港からの留学生の友達と一緒に、茨城県人会が主催する書道教室に参加しました。この教室は毎月第2・4土曜日に開かれているそうです。ブラジルで書道を体験できる環境があることに、日本との深い繋がりを改めて感じました。私は茨城県出身ですが、実際に茨城にルーツを持つ方とお話しできて、とても嬉しかったです。日系コミュニティの温かさにも感激しました。 今月は複数の祝日が重なりました。そのため、約1週間以上の休みを利用してブラジル国内を旅行しました。 【Salvador 旅行】 留学中に一度は訪れたいと考えていたサルバドールに、友人と二人で旅行してきました。サルバドールはブラジルで最初に建設された都市であり、歴史を感じさせる建物が数多く残っています。特に歴史地区であるペロウリーニョでは、カラフルな建物や石畳の街並みが印象的で、植民地時代の雰囲気を強く感じることができました。バイーア料理は自分の好みにはあまり合いませんでしたが、アフリカ文化の影響を受けた音楽や宗教、食文化などに触れることで、サンパウロやリオ・デ・ジャネイロとは大きく異なるブラジルの一面を知ることができおもしろかったです。一方で、治安の面では注意が必要な地域もあり、観光の際には常に危機管理を意識して行動しました。  【Curitiba 旅行】 日帰りでクリチバに旅行しました。移動には長距離バスを利用しましたが、サンパウロから比較的アクセスしやすく、気軽に訪れることができました。クリチバはサンパウロに次いで日系人が多く住む地域として知られており、街の中にも日本とのつながりを感じる場面がありました。また、50レアルで利用できる観光バスの一日乗車券を使って、市内の主要な観光地を効率よく回ることができるのでおすすめです。治安も比較的良く、落ち着いた雰囲気の都市であると感じました。 【Ilhabela 旅行】 日本人留学生と日本語専攻のブラジル人学生と一緒に、サンパウロ近郊のビーチへ旅行しました。この地域はクジラが見えることで知られており、街にはクジラをモチーフにしたオブジェが複数設置されていました。1日目に海ではしゃぎすぎたのもあり、2日目は体調を崩してしまい、ほとんど横になって過ごしました。特に喉の痛みがひどく、薬局でのど飴を探しました。結局、自分に合うものが見つからなかったので、のど用スプレーを購入して対応しました。帰宅した翌日には39度近い発熱があり、友人に食べ物を買ってきてもらうなどして自宅で療養しました。その後も体調が回復するまでに約1週間を要し、5月初めまで安静に過ごすことになりました。ここでもSUSを利用して病院にいけばよかったと少し後悔しています。

住居形態
その他 república
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
24.46円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,025 73,992円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 1,740 42,560円
通信費 64 1,565円
食費・その他 1,356.55 33,181円
合計 6,185.55 151,298円
授業編
Aspects of Brazilian Culture I
ブラジル文化の側面 Ⅰ
講義(地域言語)
240分
今月は、ブラジル史における労働システムやブラジルの児童文学について学んだ。授業は、各分野を専門とする教員が週替わりで担当しており、内容が専門的である分、説明も難しい。そのため、自分があまり関心を持てないテーマについては、内容を把握するのにかなり苦戦することが多い。授業中は、特にヨーロッパやラテンアメリカから来ている留学生の発言が多い印象を受けた。
Japanese culture l
日本文化 l
講義(地域言語)
240分
今月は、「神道」、「仏教と中国文明」、「聖徳太子と大和政権」を中心に学習した。本授業は、日本文化を個別に扱うというよりも、縄文時代以降の歴史的背景を踏まえながら文化を理解していく構成となっている。高校までに学習経験のある分野であるため、他の授業と比べて理解しやすい一方、日本とブラジルの文化的背景の違いから、ブラジル人学生向けの説明は日本で学んだ内容とは異なる点も多い。今回、初めての評価課題が実施された。課題内容は、指定された長文テキストを読解し、その内容を要約したうえで質疑応答を行う形式であった。専門的な内容を自分の言葉で整理し、要約する点に難しさを感じた。
Japanese Literature l
日本文学 I
講義(地域言語)
240分
前回と同様いつもの流れから始まる。文学部ということもあり、積極的に発言する生徒が多い。時々日本語の作品の文章を抜粋された部分を留学生が読むというケースが多い。私はあまり日本文学に興味を持っていなかったのでいい勉強になった。今月は清少納言や樋口一葉の作品について学んだ。
Tupi I
トゥピ語 I
語学(地域言語)
240分
授業の進むスピードが速く、文法構造や語彙もポルトガル語と大きく異なるため、覚えることが非常に多く、内容についていくのに精一杯である。一方で、スライドを用いて単語や文法構造を説明してくれるため、授業中の理解は比較的しやすいと感じた。
Toponymy Ⅲ
地名学 III
講義(地域言語)
240分
留学生向けに先生が丁寧に説明してくれている一方で、専門用語が多く、毎回新しい単語を覚えるのに必死で、授業についていくのが大変な状況である。授業では月に数回課題による評価があるものの、留学生は最終レポートのみ提出すればよいとのことで、少し安心して授業に取り組めている。