月次報告書 2025-03
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
念願のリオのカーニバル!

ブラジルに来て1か月が経ち、少しずつ生活に慣れてきました。現地の学生だけでなく、他の留学生とも仲良くなることができた月でした。約1週間のカーニバル休みが明けて少し寂しいですが、ようやく授業も始まりました。 ▶︎気候 ブラジルの3月はまだまだ暑く感じます。日中は半袖が必須ですが、下旬になると少し肌寒くなり、夜は長袖のシャツを羽織るようになりました。相変わらず急なスコールや大雨が多く、1日の天気がコロコロ変わるため、天気予報はあまり当てになりません。 ▶︎住居 大雨のたびに停電が起こるのが日常です。ある日は特に激しい豪雨と強風の影響で、7時間以上も停電し、とても困ったことがありました。正直これが続くならば引っ越しも考えたいと思うところです。もしブラジルで住居を契約するのならば、短期契約にすることをおすすめします。契約期間より前に引っ越すと、場合によっては違約金を支払う必要があるからです。私の場合、違約金が家賃よりも高額になってしまうため、引っ越しを諦めました。住まいによって「合う・合わない」があると思うので、自分に合っていると感じたら契約を延長するのが良いと思います。 停電以外で少し不満なことといえば、少しだけ壁が薄く、隣の部屋の声が少し聞こえることです。ルームメイトの1人がコリンチャンスの熱狂的なサポーターで、試合があるたびに叫び声(声援)が聞こえます。仕方がないので、試合の日はなるべく部屋にいないようにするか我慢しています。 最近は、以前シュラスコに誘ってくれたルームメイトとその彼女と夕食を作って一緒に食べています。彼女は私より半月早くブラジルに来た中国人の留学生で、ポルトガル語はもちろん、英語も流暢に話します。語学力の高さに刺激を受け、私自身も勉強へのモチベーションが上がりました。 ▶︎大学生活 カーニバル休暇が明け、ようやく授業が少しずつ始まりました。先月の報告書でも触れたように、履修登録期間は2週間設けられています。その間にいくつかの授業を体験し、教授の話すスピードや聞き取りやすさ、評価方法、辞書の持ち込み可否などを確認して比較することが大切です。 ここで注意してほしいのは、留学生の履修登録方法についてです。基本的に、1つの授業につき留学生は最大5人までと定員が決まっています。教授に相談すれば、夜間の授業を日中の授業に単位交換してもらうことも可能ですが、登録期間は約2日間しかないため、できるだけ早めに登録することをおすすめします。 今学期は授業編に書いてあるように以下の5つの授業を履修することにしました。日本に関する授業はある程度知識があるため理解しやすいですが、最初は聞き取ってメモを取るだけで精一杯です。授業があるたびに新しい単語がどんどん増えていきますが、一緒に授業を受けている留学生やブラジル人の学生に助け合いながら、少しずつ慣れていきたいと思います。 毎週金曜日の17時〜18時30分に日本語専攻の現地の学生たちと行われている「お話会」というコミュニティに参加しています。この会では、毎週お題が変わり、それについて互いに日本語(現地の学生)とポルトガル語(日本人留学生)で話し合い語学力を高めるものとなっています。中には日本語専攻以外の学生もおり、その会話力の高さには毎回驚かされています。お話会のあとは、そのまま皆で学食に行くことが多いです。これを機に今月はブラジル人の友達がたくさん増えました。 ▶︎食事 週に2回、1限(8:00〜10:00)の授業があるため、その日は朝早く起きて大学で朝食をとるようにしています。昼食は主に学食で食べていますが、夕食は日によって異なり、学食で済ませる日もあれば、自宅で食べることもあります。 ▶︎交通機関 BUSPと呼ばれる学生用交通カードを受け取ってからは、駅から大学までの移動がずいぶん楽になりました。しかし、朝のバスは非常に混雑します。1限に間に合いたい場合は、7時前にはButantã駅に着くようにしないと、バス停が混み合ってしまいます。そのため、私は早めに登校し、ついでに大学で朝ごはんを済ませてから1限の授業に向かうことが多いです。 ここで、今月リオデジャネイロからサントスまで使用した中・長距離バスについてお話します。基本バスのチケットを購入するには、インターネット上のバス会社のアプリもしくはバスターミナルで直接購入することが可能です。今回私はクリックバスでそれぞれの移動のチケットを買いました。カーニバル期間中だったため、リオ行きの料金は高めでした。アプリでは時々クーポンを使って安く購入できますが、手数料が数10レアル掛かるので、場合によってはターミナルで買う方が安い場合もあります。日時が決まり次第早めにバスのチケットを購入しましょう。基本サンパウロ市内ではTieteもしくはBarra Funda発着が多いです。発車時刻の30分前から乗車できます。余裕を持ってバスターミナルに到着することをお勧めします。 ▶︎休日の過ごし方 サンパウロ市内には美術館や博物館が数多くあります。多くの施設では学生料金が設定されており、比較的安い料金で見学することができます。曜日によっては無料で入場できる場合もありますが、その際はオンライン予約が必要なことが多いです。また、サンパウロ大学が運営している博物館や美術館などの施設では、USP生の学生証を提示すれば無料で入場できます。 留学を始めてから、駐在員や日系の方とお会いする機会が増えました。今月は宮城県人会で、餃子の試食販売のボランティアに参加しました。初めてポルトガル語を使って行うボランティアだったので少し緊張しましたが、とても貴重で良い経験になりました。 【Rio de Janeiro旅行】 カーニバル期間で授業がなかったため、2泊3日でリオへ旅行しました。目的はもちろん、有名なサンボードロモで行われるカーニバルを観ることです。滞在中は、約半年前までKUISに留学していたブラジル人の家に泊まり、リオ市内を案内してもらいました。まさかブラジルで再会できるとは思いもしなかったのでとても嬉しかったのを今でも覚えています。リオでは、いわゆる王道の観光地を中心に巡りました。セントロ周辺、特に観光地として知られるセラロン階段の近くにある水道橋付近は治安があまり良くないため、訪れる際には注意が必要です。もちろん、どの場所でも気を抜かないことが大切です。  ここからは、サンボードロモで行われるリオのカーニバルについて書きます。チケットはオンラインで購入しました。カーニバルのパレードは大きく分けて、Grupo de Acesso、Grupo Especial、Desfile das Campeãs の3種類があります。どのパレードを観るかによって、チケットの値段も異なりますが、オンラインでチケットを購入する際には注意が必要です。インターネットで検索するとさまざまなサイトが出てきますが、中には怪しいものもあります。購入前にしっかり情報収集をして、自分の目で信頼できるサイトかどうか判断することが大切です。私は直前に購入したため、売れ残っていた端の席を取ることができました。また、カーニバル会場には持ち込めるものと持ち込めないものがあります。一部の軽食は持ち込み可能だったので、友達と一緒にtorta de frangoを作って持参しました。当日は20時頃に会場に入りましたが、人の多さや長時間の外出、そして眠気も重なりとても疲れてしまい、明け方4時前にはUberで帰宅しました。会場の外に出ると、雰囲気が一気に変わります。Uberを呼ぶときは、周囲の様子をよく確認することが大切だと感じました。 ・Grupo de Acesso:Grupo Especialへの昇格を目指すサンバ学校もしくはチームが出場する期間。 ・Grupo Especial:リオで有名で実力のあるサンバ学校またはチームが出場する期間。ここで上位に入った学校は、次の Desfile das Campeãs に進むことができる。 ・Desfile das Campeãs:Grupo Especialで上位に入った学校やチームが、お祝いとしてもう一度パレードを行う日。 【Santos旅行】 他大学に留学している日本人学生に誘われ、USPに留学しているドイツ人2人とコロンビア人1人を含む計5人で、サンパウロ州沿岸にあるサントスへ旅行しました。観光というよりは、サントスのビーチでゆったりと過ごすことが目的でした。基本、会話はポルトガル語と英語を使いましたが、みんなの語学力の高さにとても驚かされ、自分にとって良いモチベーションになりました。

住居形態
その他 república
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
26.3円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 2,600 68,380円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 60 1,578円
交通費 525 13,808円
通信費 64 1,683円
食費・その他 2,908 76,480円
合計 6,157 161,929円
授業編
Aspects of Brazilian Culture I
ブラジル文化の側面 Ⅰ
講義(地域言語)
120分
学部・学科を問わず留学生のみを対象に開講されている授業であり、現時点での受講者数は約30名である。毎回さまざまなブラジルに関するテーマについて、それぞれの専門分野の教員が講義を行っている。 初回の授業では、「新聞クロニカ」というジャンルを通して、マヌエル・バンデイラが1930年以降のブラジルの各地方をどのように描いていたのかを学び、そこから同国の多様性について考察した。授業の冒頭からグループワークを行い、意見を交換した上で発表を行った。
Japanese culture l
日本文化 l
講義(地域言語)
360分
受講者は30人弱で、縄文時代から平安時代までの日本の歴史に沿って日本文化を学ぶ授業である。授業内では多くの学生が積極的に発言しており、日本語専攻の現地学生がほとんどを占めているため、内容はかなり専門的で詳細である。今月は「縄文時代・弥生時代」、「中国および日本の史料に基づく日本 / 古墳時代・大和時代」、「神道」について学んだ。毎回の授業の終了時に、その回で扱った日本文化に関連する動画を視聴するため、内容が理解しやすく、興味深い。
Japanese Literature l
日本文学 I
講義(地域言語)
240分
受講者は約30名で、明治時代の日本文学を中心に学ぶ授業である。本授業では、夏目漱石、樋口一葉、森鴎外などの主要な作家の作品を取り上げる。毎回、授業の冒頭で各作者の生い立ちや生涯について学んだ後、作品の一部を抜粋して読み、作者の特徴的な文章や表現方法を確認する。加えて、その文学作品が成立した当時の文化や歴史についても学ぶ。今月は、『古事記』や『日本書紀』、奈良時代と平安時代の文学・文化の比較を行った。
Tupi I
トゥピ語 I
語学(地域言語)
360分
受講者数は約70名で、授業では毎回教科書に記載されている文章をトゥピ語で読み、それぞれがポルトガル語でどのような意味になるかを確認しながら学習を進めている。加えて、文法構造についても理解を深めながら学ぶ。新しい単語が出てきた際には、先生がスライドを用いて解説を行い、単に言語を覚えるのではなく、トゥピ語に関連する文化や歴史にも触れながら学習を進める点が特徴である。今月は、動詞の初歩的な活用や形容詞の用法など、言語学習の基礎となる内容を中心に学んだ。この授業を通して、トゥピ語がブラジル社会や日常生活にどのように溶け込んでいるのかを理解できる。
Toponymy Ⅲ
地名学 III
講義(地域言語)
360分
少人数のクラスで、受講者は約10名である。授業では主にブラジルを対象に、地名の起源や由来を扱う。今月は、地名学の定義、外来地名、および世界における命名政策について学んだ。授業中には、教授から日本の地名はこの場合どうなるかと尋ねられることもある。これらの学びを通じて、地名が単なる名称ではなく、文化や歴史、社会的背景を反映していることを理解できる。