月次報告書 2025-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
Nordeste再び

後期の授業が始まって約1ヶ月、新しい生活リズムにも慣れてきました。前期とはメンバーも入れ替わり、同じ大学生活でありながらも、どこか雰囲気の違う毎日を過ごしています。上旬には祝日が続き、新メンバーも含めてみんなでnordesteへ旅行に行きました。ここ最近はいつ暖かい季節がやってくるのかずっと考えています。  ▶︎気候 久しぶりに豪雨が発生しました。強風も非常に激しく、サンパウロ市内では停電が起こるほどでした。近くの道路では木が倒れる被害もあり、3月以来の大きな被害となりました。相変わらず、半袖で過ごせる日もあれば、パーカーが必要になる日もあります。いまだにサンパウロの気温の変化には慣れず、天候を読むのが難しいです。 ▶︎住居 豪雨の影響で、停電と断水が約6日間続きました。冷蔵庫の中の食べ物もすべてダメになってしまいました。そのため、寝るときだけShareに戻り、それ以外の時間は大学や友達の家、ショッピングモールで過ごしていました。特に困ったのは、お風呂に入れなかったことです。毎回友達の家にお邪魔させてもらって、本当に助けられました。さらに、この出来事と同時に洗濯機も使えなくなりました。原因は停電や断水、そしてアプリの不具合だったようです。約2週間使えず、仕方なく近くのコインランドリーを利用しました。正直なところ、Shareでの生活が嫌になってしまいましたが、share住居者用のグループチャットでのここぞという団結力に支えられています。今回の経験を通して、日本の生活環境がいかに恵まれているかを改めて実感しました。 ▶︎大学生活 1コマ240分の授業も途中にある休憩のおかげでなんとか慣れてきました。相変わらずIRIの授業は苦戦しています。 ・IRI:Instituto de Relações Internacionais(国際関係学部) 観光学の授業で課外学習があり、セントロやパウリスタ通りを実際に歩きながら、サンパウロを歴史的な視点から捉えた現在の宿泊施設の観光について学びました。ホテルの歴史的な成り立ちや立地の変化に注目し、都市の発展とともに宿泊施設がどのように拡大・移動してきたのかを考察しました。特に、SéやRepúblicaは治安があまり良くないことで知られており、これまでゆっくり訪れたことはありませんでした。昼間でも治安の不安を感じる場面はありましたが、その一方で歴史的な建物が多く残されており、街の成り立ちを知る上で重要な地域であることを実感しました。 ▶︎独立記念日 9月7日はブラジルの独立記念日です。今年で203年を迎えました。街のさまざまな場所で独立を祝う装飾が見られ、祝日の雰囲気を強く感じました。すき家でも、通常価格より3レアル安くなるキャンペーンが行われており、記念日を盛り上げていました。せっかくの機会なので、独立宣言が行われたサンパウロのイピランガ公園を訪れました。園内は多くの人で賑わっていましたが、公園内にあるイピランガ美術館は、USPの学生証があれば無料で入館することができます。この日は独立記念日と重なっていたこともあり、約1時間列に並び、ようやく中に入ることができました。 今月はブラジルで大きな出来事が2つあったので紹介します。 ①ボルソナーロ前大統領の有罪判決決定 それは、前大統領ボルソナーロに有罪判決が下されたことです。反ボルソナーロ派の人々はとても喜んでおり、USP内でもボルソナーロが牢獄に入っている様子を描いたポスターを多く見かけました。よく日曜日のパウリスタ通りではデモが頻繁に行われています。今月はボルソナーロの件もあり、多くのデモが行われていました。ブラジルに来て感じたのは、多くの人が政治に強い関心を持ち、自分の意見をはっきりと表明しているということです。日本とは異なり、ブラジル人の友人との会話では政治の話題が自然に出てくることが多く、とても刺激を受けました。 ②メタノール問題 ボルソナーロに関する話題のほかに、ブラジルではもう一つ大きな事件が起こりました。それは、メタノールが混入した可能性のある酒による健康被害です。複数の中毒例が報告され、死亡例や重症例も確認されるなど、深刻な状況となっています。ブラジルのお酒といえばカサーシャが有名ですが、これは蒸留酒の一種で、本来は飲用可能なエタノールを使用して製造されます。しかし、一部の偽造酒や密造酒に、有害な工業用アルコールであるメタノールが混入していた可能性があると報じられています。カサーシャに限らず、他の蒸留酒にも混入している可能性があるため、ブラジル国内で不安が広がっています。私はお酒をあまり飲まないため、日常生活に大きな変化はありません。しかし、仲の良い友人は安全面を考慮し、バーで蒸留酒を注文するのを控えているそうです。 ▶︎週末の過ごし方 大学一年生の頃から交流のあった、ニテロイに住んでいるブラジル人の友人と、サンパウロで会うことができました。身近に日本が好きな人がいてくれることが、とても嬉しく感じます。また、仲の良かったドイツ人の友人が帰国することになりました。とはいっても、彼女はブラジル国籍で、ドイツへ行く前にしばらくサンタ・カタリーナ州に住むそうです。それでもバスで1日以上かかる距離なので、気軽に会えるわけではありません。今月は、彼女のお別れパーティーに参加したり、どこかに散歩しに行ったりと、一緒に過ごす時間が多い月になりました。 【Recife旅行】 9月上旬に1週間ほどの休みがあったため、日本人留学生の友人たちとレシフェとサルバドールを訪れました。レシフェを訪れるのは今回が初めてでしたが、サルバドールとはまた違った雰囲気があり、とても新鮮に感じました。特に、レシフェにあるオリンダという地区は、歴史的な街並みが今も残っており、建物の色合いや造りが他の都市とは異なっていて、とても魅力的でした。実際に歩いてみることで、その歴史の深さを身近に感じることができました。また、レシフェは詩人の街としても知られており、詩に関連する美術館や博物館が多くあることも印象的でした。事前にレシフェの歴史や文化についてもっと調べておけばよかったと少し後悔しています。 【Salvador旅行】 今回2回目となったサルバドール。レシフェからの移動だったため、中距離バスで10時間かけて訪れました。前回時間がなくて行けなかった場所も訪れることができました。サルバドールの名物であるアカラジェやムケッカといったnordeste料理を克服することができませんでしたが、やはりSalvadorの雰囲気は大好きです。

住居形態
その他 república
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
27.68円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,025 83,732円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 485 13,425円
通信費 64 1,772円
食費・その他 2,862 79,220円
合計 6,436 178,149円
授業編
Aspects of Brazilian Culture II
ブラジル文化の側面 Ⅱ
講義(地域言語)
240分
前期と比べて、今期は授業中に積極的に発言する学生が多いという印象を受けた。今月は、ファヴェーラや周縁で生きる人々の視点から見たブラジル社会、ラテンアメリカにおける黒人女性と植民地主義の問題、さらにジョアン・カブラルの詩を通して読み解く文学的な社会構造について学んだ。
Portuguese Conversation and Writing Course for Foreigners- C1 Level
外国人向けのポルトガル語、会話、筆記- C1 応用レベル
語学(地域言語)
240分
いつものように、授業前にはポルトガル語のスラングや口語表現を教えてもらう。知らない表現もあれば、意味は知っていても実際の使い方が分からなかった表現もあり、毎回新しい発見がある。今月は文法表現を学びながら、ブラジルの歴史やUSPの歴史についてポルトガル語で学習した。
Geography of Tourism
観光地理学
講義(地域言語)
1020分
今月は通常の授業に加えて課外活動が行われた。セントロの歴史的変遷を踏まえながら、サンパウロにおける宿泊施設の立地変化と都市発展の関係について研究した。USPの授業で実際に課外活動を行うのは初めての経験であり、教室内での学習とは異なる視点から都市を捉えることができ、とても興味深かった。
The International Relations of Brazil
ブラジルと国際関係
講義(地域言語)
720分
教授のポルトガル語の発音にはまだ十分に慣れておらず、聞き取ることに難しさを感じることがある。また、留学生以外は国際関係学部の学生が多いため、授業中には積極的に質問や発言をする学生が多い印象を受けた。自分自身はまだ内容を十分に理解できているとは言えないが、今後さらに理解を深められるよう努力したい。今月は、ドン・ペドロ1世の対外政策、摂政期における自由主義派と回帰派の外交、そしてブラジル帝国の国際的地位の確立について学んだ。
Toponimy Ⅳ
地名学 IV
講義(地域言語)
360分
これまでと同様に、授業中は丁寧に説明してもらえるため、内容が聞き取りやすい。また、図や表を多くスライドに提示してくれるため、視覚的にも理解しやすいと感じている。この授業ではトゥピ語も扱われており、前期に履修したトゥピ語の知識を活かすことができている。