月次報告書 2025-11
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
ハプニング続出の月

今月は初めて一人旅にも挑戦しました。普段は友人と行動することが多いですが、一人だからこそ自分のペースで街を歩き、これまでとはまた違った視点で観光を楽しむことができました。一方で、月末はレポートの締め切りやテストに追われる忙しい時期でもありました。さらにフィールドワークでは、ブラジル社会が抱える課題を目の当たりにし、楽しい経験だけではなく、現実と向き合う時間も多い一か月となりました。 ▶︎気候 ほとんど半袖で過ごすことが多いですが、夜は寒いことが多いので薄いシャツを羽織ることが多いです。少しずつ夏を感じています。 ▶︎大学生活  いよいよ授業もラストパートに入りました。今月は一部の授業でテストやレポートの締め切りがありました。ポルトガル語C1の授業では、自国とブラジルのつながりについて口頭で発表するという最終課題があり、これまで学んできたことを改めて振り返る貴重な機会となりました。また、月末にはGeografia do Turismoの課外活動として、一泊二日のフィールドワークが行われました。これまでの座学とは異なり、実際に現地を訪れて観察・分析を行うもので、非常に印象深い学習体験でした。訪れたのは、サンパウロ沿岸部のBertiogaという場所です。現地のSESCや観光地も見学しましたが、フィールドワークの主なテーマは、沿岸部のリゾート開発と地域内に存在する格差についてでした。ビーチ沿いには高級住宅地が広がり、テーマパークのように広大な敷地を持つ住宅が並んでいます。一方で、内陸部には地元住民や経済的に厳しい状況にある人々が暮らす地域があり、決して治安が良いとは言えない場所もあります。中には、観光客が多く集まるビーチ沿いで商品を販売するために、内陸部から3時間以上かけて通っている人もいるそうです。観光客は主にビーチ周辺に滞在するため、生活のためにはそこへ向かわざるを得ない現実があります。華やかなリゾート地の裏側で、日々の生活のために長い距離を移動する人々がいるという現実を目の当たりにし、観光開発と格差の関係について深く考えさせられました。こうした実地での観察を通して、ブラジルの格差社会を改めて強く実感しました。 ・SESC:Serviço Social do Comércio(SESC)は、商業従事者とその家族の福祉向上を目的に、文化・教育・スポーツなどのサービスを提供している団体を指す。 ▶︎食事 授業やボランティア、そして習い事のフラメンコとのバランスも徐々にうまく取れるようになり、夜ご飯もbandejãoで食べられるくらい、生活のリズムが安定してきました。最近は夕食を済ませた後、そのまま図書館で過ごすことが増え、勉強や課題に取り組む時間も確保できるようになりました。 ▶︎RNMの取得について 10月、申請からすでに3か月以上が経過していたため、Polícia Federalを訪れ、RNMを受け取りに行きました。しかし、まだ完成していないとのことでした。今月もう一度受け取りに来るように言われましたが、その日も結局受け取ることはできませんでした。理由としては、RNMカードを製造する工場でトラブルが発生しており、発行が遅れているとの説明を受けました。早くても年末、もしくは1月になる可能性があると言われました。この9か月間、Pixを利用できない生活が続き、不便さを感じる場面も多くありました。ブラジルでは日常的にPixが使われているため、その重要性を改めて実感しました。 ▶︎週末の過ごし方 10月に続いて、今回もミュージカルを観に行きました。私が一番好きなブラジル人歌手、Djavanの楽曲をもとにしたミュージカルです。本当はサンパウロ公演を観たかったのですが、知ったときにはすでに満席で、ブラジリア公演を観に行くことにしました。ところが、公演がまさかの1週間延期に。結果的に11月の初めにもう一度ブラジリアへ行くことになりました。1人で丸一日過ごすのは少し不安もありましたが、なんとか無事に楽しむことができました。舞台では会話だけでなく歌も多く、Djavan本人がライブをしているような感覚になり、とても感動しました。ミュージカルなのでセリフも多く、ポルトガル語の勉強にもなりました。 【Curitiba旅行】 今回は一人でクリチバを訪れました。4月に友達と行ったことのある場所ですが、今回はMarisa Monte のコンサートを観るためです。サンパウロ公演の学割チケットはすでに売り切れていて、残っている席は少し高めでした。そのため、交通費を含めても安く抑えられるクリチバ公演を選びました。私がブラジル音楽に興味を持ったきっかけは、2016年の夏季リオオリンピック閉会式で彼女の歌を聴いたことです。彼女の歌声に魅了され、そこからブラジル音楽をよく聴くようになりました。そんな思い出のあるアーティストのコンサートを実際に観ることができ、とても嬉しかったです。留学中の大切な思い出の一つになりました。 【Cananeia旅行】 仲の良いブラジル人の女の子たちと、その友達と一緒に、サンパウロの沿岸部にあるカナネイアへ旅行に行ってきました。レンタカーを借りて、ブラジル人の友達が運転してくれました。カナネイアにはイルカが多く、ビーチで泳いでいるときにも近くで何匹か見ることができました。自然の豊かさを感じられる素敵な場所です。そんな楽しい旅行のはずが、まさかのハプニングもありました。炎天下の中、砂の多い場所でタイヤがはまってしまい、さらにオーバーヒートで車が動かなくなってしまいました。そのときは島の人が少ない場所にいたため、遠くにいた人に声をかけ、みんなで車を押してなんとか脱出することができました。 さらに、車の鍵を車内に置いたままロックしてしまうというトラブルもあり、しばらく帰れない状況に。レンタカーなので無理に開けることもできず、約2時間外で待つことになりました。偶然同じ島にいた地元の修理屋さんが、車を傷つけずに開けてくれたおかげで、無事に滞在先まで戻ることができました。しかもその方は以前埼玉県に住んでいたことがあるそうで、日本の話で盛り上がることができました。思いがけない場所での出会いも、何かの縁だと感じました。 ただ、ブラジルのビーチや自然が多い場所に行く際は、虫除けを持っていくことをおすすめします。カナネイアでは蚊ではない虫に刺され、とても痒く、1週間ほど痒みが続きました。跡も残りやすいため、日本から虫刺されの跡が残りにくいタイプの薬を持参すると安心だと思います。私は今でも足に跡が残っています。

住居形態
その他 república
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
29.22円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,025 88,391円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 273 7,977円
通信費 64 1,870円
食費・その他 1,824 53,297円
合計 5,186 151,535円
授業編
Aspects of Brazilian Culture II
ブラジル文化の側面 Ⅱ
講義(地域言語)
240分
今月は、叙事詩『ウラグアイ』におけるヨーロッパ人と先住民の描かれ方、そしてブラジル児童詩について学んだ。前期から継続して受講してきたこの授業も、今月で終了となる。課題は前回と同様、指定されたフォーマットに沿ってレポートを提出することであり、提出方法もGoogleフォームを用いる形式である。
Portuguese Conversation and Writing Course for Foreigners- C1 Level
外国人向けのポルトガル語、会話、筆記- C1 応用レベル
語学(地域言語)
360分
こちらの授業も今月で終了した。ブラジルのNorteやNordesteの文化や歴史、そしてそれぞれの地域が抱える課題について、ポルトガル語で学んだ。事前に出された課題について授業中に発表する形式が多く、主体的な参加が求められる授業であった。最終課題では、自国とブラジルの関係性について考察する内容に取り組んだ。また、最終課題とは別に、来季の留学生に向けてポルトガル語で手紙を書いた。
Geography of Tourism
観光地理学
講義(地域言語)
1200分
今回の課外活動は、報告書に記載した通り、宿泊を伴うフィールドワークであった。実際に現地を訪れ、インタビューを行う中で、ブラジル社会が抱える格差問題について深く考えさせられる場面が多くあった。来月には筆記試験が予定されており、授業で扱ったテーマの中から二つ以上を取り上げて論述する形式だと聞いている。しっかりと復習し、準備を進めていきたい。
The International Relations of Brazil
ブラジルと国際関係
講義(地域言語)
720分
今月は、共和国の国際的承認、リオ・ブランコ男爵の外交運営、ルイ・バルボーザの構想、そして第一次世界大戦について学んだ。この授業はブラジル史にとどまらず、ラテンアメリカやヨーロッパの歴史も関連づけて扱うため、幅広い知識が求められると感じている。来月には筆記試験が予定されているため、引き続き復習を重ね、理解を深めていきたい。
Toponimy Ⅳ
地名学 IV
講義(地域言語)
360分
こちらも前期から引き続き受講していた授業で、今月で終了した。最終課題は前回と同様に、決められたテーマの中から一つを選び、それについてレポートを書く形式である。最終レポートでは、日本と比較しながら、街や住所に使われている地名について考察した。