留学が始まった4月以来の、気分が沈む月となりました。あの頃はホームシックという明確な原因があったのですが、今回はそれとは違う複雑な感情でした。帰国が近づいている中で、本当にポルトガル語の能力が伸びたのか、自分自身大きく成長することができたのか、などといった不安や、後述するテストが影響しているのかもしれません。とにかくこのまま立ち止まっていても仕方がないので、限られた時間の中で何ができるのかもう一度見直したいです。 〈気候〉 11月前半は曇りがちだったり、一日中雨が降ったりしている日もありました。しかし後半になるにつれ晴れる日が増え、日中は30℃近くまで上がる日もしばしば。しかし夕方はスコールに見舞われることも多く、折り畳み傘の携帯が必須でした。 〈授業〉 11月頭に、経済地理学の中間テストがありました。テスト前週に、辞書や授業ノートを持ち込んでいいか尋ねたところ、「まだわからないけれど、何かしら処置をとってあげる」と言われていました。しかし当日、全てのアイテムの持ち込みが禁止されました。設問が難しく、記述式だったこともあり、結果的にほぼ何も解答することができませんでした。これがかなり精神的にきてしまい、かなりの期間落ち込んでいました。このまま履修を続けていても単位取得は難しく、また精神衛生的にもよくないと考え、履修を辞めることにしました。 〈休日〉 今月は木曜日に祝日がありました。ブラジルでは火曜日や木曜日が休みになると、土日に挟まれている月曜、金曜日も休みになります。この連休と行きたかったイベントが重なったため、リオに行きました。一つ目は「Fla-Flu」と呼ばれる、フルミネンセとフラメンゴのサッカーの試合です。この2チームはどちらもリオデジャネイロにある「マラカナンスタジアム」を本拠地にしており、ライバル関係ということもありかなり盛り上がります。タイトルにある「Ganhar Fla-Flu é normal」は、フルミネンセが試合に勝ったとき、サポーターが相手(フラメンゴ)を煽るフレーズであり、意味的には「Fla-Fluの試合で私たちが勝つのは当然のことだ」となります。このタイトルがついているということは、そういうことです。私が応援しているフルミネンセが2-1で勝ちました!ブラジルに来てから、フルミネンセが勝つ試合をスタジアムで見れていなかったので、勝てて本当によかったです。二つ目は、Dua Lipaのライブです。去年日本で行われたライブに参加しており、機会があればまた行きたいと考えていましたが、まさかその願いがブラジルで叶うとは思ってもいませんでした。このライブを通して、日本とブラジルの違いを感じることができました。まず座席についてです。日本では指定席が多いため、ライブ開始ギリギリに会場に到着しても問題ありません。しかしブラジルは指定席ではなく、先に来た人が前に行くことができます。スタジアムならば段差があるため後ろでもある程度後ろでもステージが見えますが、今回の会場は平面なため後ろに行くとステージはほとんど見えなくなってしまいます。そのため私は4時間前に会場に到着しましたが、それでも私のチケットで入れるスペースの中で前から5〜6列目でした。次はライブ中の観客の様子です。日本では曲に対してコールをしたり、合いの手を入れたりすることはあっても歌手と一緒に歌うことは少ないと思います。しかしブラジルではとにかくみんな声を出します。その影響で、歌手の声が聞こえないこともしばしばありました。最後にグッズについてです。日本では、会場内や近くで公式グッズが売られることが多いです。しかしブラジルでは会場の外でインフォーマルセクターの人々が非公式のグッズを売っている姿を多く目にしました。しかしほとんどの場合、公式のものに比べて圧倒的に安いため、彼らからグッズを買う人も少なくありません。今回でリオに滞在するのは5回目なのですが、毎回新しい発見があって面白いです。 今年も大きな怪我や病気、トラブルなく終えることができそうです。支えてくれている全ての人に感謝しながら、より一層気を引き締めて今年を締めくくりたいです。
| 内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 家賃 | 1,000 | 29,261円 |
| 水道光熱費 | 0 | 0円 |
| 学費・教材費 | 0 | 0円 |
| 交通費 | 446 | 13,050円 |
| 通信費 | 114 | 3,336円 |
| 食費・その他 | 1,311 | 38,361円 |
| 合計 | 2,871 | 84,008円 |