月次報告書 2025-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
Pra cima Palmeiras‼︎

暦上では春に分類される9月。なぜか春が始まるというのにブラジルの桜は咲き終わってしまった。ブラジル生活7ヶ月目にしていまだに驚かされることもあったりするが、今月も無事に留学生活を送ることができた。二学期の授業にも慣れてきた9月も自分なりに振り返ろうと思う。 ・気候 上記の通り暦上では今月から春に分類され、真冬に比べると気温の下がり具合が落ち着いてきた印象。寒くなる日もあるが、暑い日の方が多くなってきた。相変わらず暑がりな自分は、半袖、時々パーカーを使ったりなど、以前よりは服選びが上手くなってきた気がする。気がするだけかもしれない。就寝時は毛布で調節するスタイルで、基本パジャマは半袖半ズボン。自分はそれでなんとかなっている。 ・大学 今学期履修した各授業にも慣れてきた。授業内では特に大きな出来事もなかった。前学期から引き続き履修しているCultura Japonesa(日本文化)の授業では来月中間テストがあるため、計画的に勉強していきたい。 また、自分が所属しているFFLCH(哲学・文学・人間科学部)では、常に学生運動が活発であるが、今月、より一層活動が増えてきている印象。ジェンダーに対する運動など、様々なことに対する政治活動がこの学部の学生たちによって行われている。実際に無性別(男女共用)トイレが学部内に設置されたりと、動きの成果が現れているところも。活動に参加することはないが、日本ではあまり見ることにできない学生主体の政治活動はとても興味深い。これを機会に、ブラジル政治に関して知識・関心を深められればと思う。 ・友人関係 今学期からブラジルにやってきた新しい日本人留学生と出会ってから早くも2ヶ月が経とうとしている。1学期目同様、留学生活は時間が経つのをより早く感じる。お互いにいい刺激を与え合えていると思うので、引き続き切磋琢磨していきたい。 ・食事 Bandejãoに行きすぎて、このままのペースだと日本から大量に持ってきたレトルト食品を食べきれないことに気づき、最近は定期的に家で食事を済ませることも出てきた。今学期から、日本人駐在員の方の紹介で、ボランティアで日本語の授業を水曜日の夜に行っている。日本語がまだあまりわからない生徒の方が多く、自分のポルトガル語の練習にもなるため、有意義なボランティアになっていると思う。このボランティアを行う日は夜のBandejãoの時間に間に合わないため、自宅で夕食を食べるようになっている。 ・金銭 休日での旅行(下記)でバスや電車での移動を考えていたため、口座を持っているBanco do Brasil(ブラジル銀行)で両替をしてもらった。Caixaの窓口に両替してもらう現金を持っていき、口頭で「この額をこの額に細かくしてほしい」などと伝えればすぐに対応してもらうことができる。何か買い物をするなど、無駄な出費なくお金を崩せるのでおすすめ。Banco do Brasilの口座を持っている人は指紋認証だけでこのサービスを利用できるが、口座を持っていない人ができるのかは不明。些細なことではあるが、このような対応、困った時の対処を対面でできる点で、Nubankなどのデジタルバンクより融通が効くのかなといった印象。そこまで大きなメリットではないため、作りやすさなど、簡単さをとるならNubankもおすすめ。日本人留学生たちは大体この2つのどちらかの口座を作っている。ちなみに旅行用に崩してもらった現金だが、移動がほとんどUberだったため使用せず、後日そのまま口座に預け入れた。両替してくれた銀行の方、ごめんなさい。 ・休日 今月の頭にUSPでは1週間ほどの休暇があったため、日本人留学生たちと一緒に北東部旅行に出かけた。今回旅行したのはPernambuco州のRecifeと、ブラジル最初の首都であるBahia州のSalvador。Recifeはオランダ支配時の雰囲気が残っていたり、Salvadorはポルトガルの影響が見られたりなど、かなり歴史的な街並みであり、ヨーロッパ風情を感じられてとても良かった。 また、今月の下旬、Palmeirasの試合を2試合見に行った(Palmeirasはブラジルのプロサッカーチーム)。そのうち1試合はLibertadoresという南米全体の大きな大会の準々決勝だった。この大会は、今年6月にもあったクラブW杯の参加権をかけた大会でもあり、南米1番のチームを決める伝統的な大会である。特に今回のPalmeirasの相手は、ライバル国であるアルゼンチンの強豪River Plate(リーベル・プレート)だった。ブラジル対アルゼンチンの組み合わせになったこともあり、現地のPalmeirence(Palmeirasのファン)たちもかなり気合が入っていた模様。お互いのホームスタジアムで1試合ずつ行うホームアンドアウェー方式のなか、1stレグ、2ndレグともにPalmeirasが勝利し、準決勝に駒を進めた。いつも以上に熱気に包まれたスタジアムの雰囲気は最高で、留学生活の中でもかなり印象に残る思い出となった。来月末には準決勝も控えているため、可能であれば現地にまた足を運びたい。 ・まとめ すでに留学も7ヶ月目に突入してしまった。時の流れの早さに正直焦ることもあるが、日々楽しく過ごせている。自信を持って帰国できるように、より一層頑張っていきたい。

住居形態
その他 República
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
27.9275円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,250 34,909円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 30 838円
通信費 64 1,787円
食費・その他 2,100 58,648円
合計 3,444 96,182円
授業編
Toponimy Ⅳ
地名学 4
講義(地域言語)
480分
前学期に引き続き、ブラジルを中心とした土地名の由来、期限を深掘りしていく。ブラジルの土地名、特に沿岸地域はトゥピ語が期限になっていることが多く、先住民が多い時代の名残が感じられる。今学期も留学生の最終課題はレポートで対応してくれる。
Regionalization of Brazilian Territory
ブラジル領土の地域区分
講義(地域言語)
960分
ブラジルの地域の分類の仕方についての授業。様々な状況や方法によって、既存の5つの地域の分類と異なる場合があり、その理由や特徴について学習する。毎授業、質問などが多く生徒が積極的な印象。この授業も自分はレポートで最終課題として対応していただける予定。
Geography of Tourism
観光地理学
講義(地域言語)
720分
観光地理学についての授業。今月末、この授業のフィールドワークがあったが体調不良で参加できなかった。後日、授業を受けている友人に聞いたところ、Séなどのサンパウロ市の中心街を中心に様々な場所に訪れたのこと。
Cultura Japonesa Ⅲ
日本文化Ⅲ
講義(地域言語)
360分
戦前・戦後の日本史を中心とした日本文化の授業。前学期のCultura Japonesa 1より難易度が上がる上ディスカッションも多いため、かなり授業についていくのに苦労する。来月の中間テストに向けて、復習をしていきたい。
Aspectos da Cultura BrasileiraⅡ
ブラジル文化の側面Ⅱ
講義(地域言語)
360分
前期のCultura Brasileira 1より内容が少し難しくなっている印象。この授業も前期同様、自分でひとつ気に入った授業を選び、その授業の内容に関してのレポートを書くのが最終課題となっている。