月次報告書 2025-10
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
Palmeiras, o time da virada, o time do amor!

留学8ヶ月目が終了した。天気の悪い日も比較的多かった10月は気持ちもあまり乗り切らないこともしばしば。今月も少しでも有益な情報を残せるよう、振り返ろうと思う。 ・気候 先にも言った通り、今月は気候が不安定だった。曇りや雨の日が多かったり、気温の寒暖差が大きかったりしたため、周りに体調を崩す人もちらほら。幸いにも自分は体調を崩すことなく過ごすことができた。残りもなるべく多くの時間を有意義に過ごせるように体調管理に努めたい。サンパウロは一年中、1日ごとの気温の変化が大きいことが多いため、毎日の天気予報の確認は必須。 雨の日は洗濯物もあまり乾かない。特にデニムなどは2、3日干したままでようやく乾くほど。ありがたいことに住んでいる住居には屋根付きの洗濯物を干すスペースがあるため、そこに放置すれば問題なく乾燥させることができる。 ・大学 今学期の授業はあまり日常的には課題が出されないが、今月は日本文化の授業で中間テストがあった。前学期同様、Cultura Japonesa(日本文化)の授業は1つの小さい課題、個人で行う中間テスト、そしてグループでの期末テストで成績が判断される。留学生は前学期同様に辞書の使用が許可されているので、テスト対策さえしていれば問題ない。今回の中間テストも先生の評価が良かったため、ひとまず安心。 ・友人関係 いつものことながら、基本は日本人留学生、現地の日本語専攻のブラジル人と過ごしている。彼らは学校での昼食や夕食、空きコマの時間などはもちろんのこと、土日などの祝日にも遊びなどに誘ってくれるためとても感謝している。 ・交通・通学・移動 ブラジルの夜行バスはかなり後ろに座席を倒せるものが多いため、日本のものより旅行の際に使用することが多い。リオなども、サンパウロからだと6時間ほどで行けてしまうため、自分も重宝している。バス内にはトイレがあったり、レストランにすらない無料の水が置いてあることがほとんど。なぜバスだけ水が無料なのか意味がわからないが、いつもありがたくもらっている。 ・金銭 基本的には引き続き、現地の銀行のデビットカードやPixでの支払いがほとんど。それらが不具合で使えない時などのみ、日本から持ってきたクレジットカードを使っている。Banco do Brasilのデビットカードは、どうやら少額であればクレジット機能も使えるらしく、家に少額の請求が届いた。不正利用ではなく、リオで地下鉄に乗った際の料金だった。どうやら請求の明細に記載されているPixのQRコードでも支払いができるらしいが、自分は念の為何の支払いなのか確認をしたかったため、大学内の店舗窓口で支払った。 ・休日 今月も、可能な限りサッカー観戦、主にPalmeirasの試合に足を運んだ。今月の中旬には、リオに行き、Flamengo(フラメンゴ)とPalmeiras(パルメイラス)の試合を見にいくことができた。ブラジル国内リーグの1、2位直接対決だったこともあり、リオデジャネイロのMaracanãスタジアムは大盛り上がり。Palmeirasを応援していたが、結果は3−2でフラメンゴが勝利。勝ち点差はほとんどなくなりリーグ終盤戦へ突入。最後までこの2チームから目が離せない。 Palmeirasの応援をしているが、この日はFlamengoのユニフォームを着て、ホームチームサポーターになりきりスタジアムに向かった。ブラジルでは国民的スポーツであるサッカーに熱を注いでいる人が異常なほど多い。熱く盛り上がる一方で、時には死亡事故が起こるほどサポーター同士の喧嘩が頻発する。当初Palmeirasのユニフォームを着ていこうとしていたところ、サッカーに詳しいブラジル人の友人から全力で止められた。アウェーサポーターは相手のスタジアムに乗り込んでいる状態となり、時に暴力を振るわれたりなどもあるらしい。ここブラジルでは冗談が冗談で済まない可能性があるため、もし現地でのサッカー観戦、特にライバル同士などの試合観戦を考えている人は予習が必須だろう。 ・まとめ 今月も無事に過ごすことができた。今月の下旬にはリオデジャネイロの犯罪組織と警察の対立が起こったりと、各所で事件、事故がちらほら起きている。最後まで気を抜かず、安全に過ごしていきたい。

住居形態
その他 República
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
28.6279円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,250 35,785円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 30 859円
通信費 64 1,832円
食費・その他 1,920 54,966円
合計 3,264 93,442円
授業編
Toponimy Ⅳ
地名学 4
講義(地域言語)
360分
前学期に引き続き、ブラジルを中心とした土地名の由来、期限を深掘りしていく。ブラジルの土地名、特に沿岸地域はトゥピ語が期限になっていることが多く、先住民が多い時代の名残が感じられる。今学期も留学生の最終課題はレポートで対応してくれる。
Regionalization of Brazilian Territory
ブラジル領土の地域区分
講義(地域言語)
720分
ブラジルの地域の分類の仕方についての授業。様々な状況や方法によって、既存の5つの地域の分類と異なる場合があり、その理由や特徴について学習する。毎授業、質問などが多く生徒が積極的な印象。もともと留学生はレポートで最終課題として対応していただける予定だったが、テストを一旦持ち帰り、3週間後の授業までに提出という形で手を打っていただいた。
Geography of Tourism
観光地理学
講義(地域言語)
960分
観光地理学についての授業。他の日本人留学生5人と一緒に受けているため、先生が自分たちにかなり配慮してくれている。授業の雰囲気、学生感の関係性も良く、来月は泊まりでのフィールドワークがあるとのことだった。
Cultura Japonesa Ⅲ
日本文化Ⅲ
講義(地域言語)
480分
戦前・戦後の日本史を中心とした日本文化の授業。前学期のCultura Japonesa 1より難易度が上がる上ディスカッションも多いため、かなり授業についていくのに苦労する。来月はグループでの期末テストがあるため、足を引っ張らないようしっかり対策していきたい。
Aspectos da Cultura BrasileiraⅡ
ブラジル文化の側面Ⅱ
講義(地域言語)
480分
前期のCultura Brasileira 1より内容が少し難しくなっている印象。この授業も前期同様、自分でひとつ気に入った授業を選び、その授業の内容に関してのレポートを書くのが最終課題となっている。