月次報告書 2026-05
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2026-02-01 ~ 2026-12-31
留学種別
交換
生活編
留学四ヶ月目 ストライキ下で見つめ直した学びと交流の一ヶ月

【① 学校生活と学習面】 5月は、一か月を通してストライキの影響が続き、学校での対面授業はほとんど行われませんでした。実際に受けた授業はオンライン授業が数回のみであり、先月までとは異なり、大学に通う機会そのものが大きく減る一か月となりました。そのため、これまでのように授業を軸に生活のリズムを作ることが難しく、学習面では自分で意識的に時間を管理する必要があると強く感じました。 特に、授業がないことでブラジル人の学生と自然に会話する機会が大きく減ってしまったことは、自分にとって大きな変化でした。これまでは大学生活の中で自然に生まれていた交流が、授業停止によって大きく減少し、自分から会いに行ったり話す機会を作ったりする主体性がより重要になると実感しました。その一方で、ストライキ中だからこそ、授業進度に縛られず、自分の関心に合わせて学びたい内容を見直したり、生活の中で必要な語彙や表現に目を向けたりできたことは、ある意味で貴重な経験だったとも感じています。 また、普段は授業や移動に追われて十分に活用できていなかった勉強スペースを久しぶりに利用する機会もあり、自分のペースで学習環境を整えることの大切さを再認識しました。今月は、大学の授業が止まっているからこそ、受け身ではなく、自分で学習機会を作る姿勢が必要であることを強く感じた一か月でした。 さらに、今回の経験を通して、今後同じような大規模なストライキが起こった場合の対応についても考えるようになりました。私が確認した範囲では、半年留学の学生については帰国時期を大きく変更する必要はない方向で案内される可能性があり、一年留学の学生については、授業を行えなかった期間の扱いや補講の実施方法が授業ごと、担当教員ごとに異なる場合があるようです。そのため、単位認定や今後の予定について不安がある場合は、自分が履修している授業の担当教員に早めに確認し、必要であれば大学や関係部署に相談することが大切だと感じました。今回のような状況では、情報を待つだけでなく、自分から確認する姿勢が非常に重要だと思います。 【② 生活環境と日常の発見】 5月は、生活面でも季節や日常の変化を感じることが多い一か月でした。これまでと比べて気温が下がり、特に雨が一日中続く日には最高気温が20度前後までしか上がらず、日中でも肌寒さを感じることがありました。そのため、これまでのように半袖だけで過ごすのではなく、長袖や上着が必要になる場面が増え、季節の移り変わりを実感しました。 また、日常生活の中で改めて便利だと感じたものもいくつかありました。移動や注文の面では、99などのアプリが非常に役立っており、留学生活を送るうえで欠かせない存在になっています。加えて、日曜日にはバスが無料になることがあり、移動のしやすさという面でもサンパウロの生活の特徴を感じました。こうした交通やアプリの利便性は、実際に生活してみて初めて分かる点であり、今後留学を考える学生にとっても参考になると感じます。 さらに、ショッピングモールや街歩きの中でも多くの発見がありました。寒くなってきたこともあり上着を探しに出かけたり、日用品や生活に必要なものを整えたりする中で、日常生活がより現地に根付いてきていることを実感しました。大学に行く機会が減った分、生活そのものをより深く観察する時間が増え、日々の小さな違いに気づける一か月でもありました。 また、今月は食べ物や日常的な楽しみを通して、生活に彩りを感じる場面も多くありました。学食に久しぶりに行ったほか、レストランやカフェなどで日々の食事や外出の中でさまざまなものを楽しみました。特に、手頃な価格で買える食べ物や、駅前やショッピングモールで気軽に楽しめる軽食は、現地での生活感を強く感じさせるものでした。授業が少ない月だったからこそ、こうした日常的な体験が印象に残っています。 【③ 交流と課外活動】 今月は、授業が少ない一方で、大学外での交流や課外活動が充実した一か月でもありました。まず、県人会関係の活動として行われた運動会にボランティアとして参加し、ブラジル人やその子どもたちに向けた行事の運営に関わることができました。自分自身も競技に参加する機会があり、準備する側と参加する側の両方を経験できたことは印象的でした。こうした行事を通して、日本文化に関わる活動が現地コミュニティの中でどのように受け継がれているのかを感じることができました。 また、日本語に関わる活動や、駐在員の方々とのつながりも継続しています。これまで続けてきた日本語に関する活動に加え、駐在員の方々とテニスやバスケットボールを続けることができており、大学内の学生同士の交流とは異なる形で人とのつながりが広がっていることを感じています。こうした交流は、留学生活の気分転換になるだけでなく、ブラジルで働いている日本人の方々の考え方や生活の様子に触れる機会にもなっており、自分にとって非常に貴重です。 さらに、テニス会の後には食事の機会もあり、現地ではなかなか食べる機会の少ない日本食を囲みながら、多くの方と交流することができました。食事そのもののうれしさだけでなく、世代や立場の異なる人たちと自然に話すことができた点が特に印象に残っており、こうした場が人間関係を広げるきっかけになることを実感しました。 また、USPで久しぶりにバスケットボールをしたり、Ibirapueraまでバレーボール観戦に行ったりと、スポーツを通した経験も今月の印象的な出来事の一つでした。観戦では、早めに会場へ行くことで席を確保しやすく、配布物なども受け取りやすいことが分かり、現地でイベントに参加する際の実践的な学びも得ることができました。授業がない時期だからこそ、スポーツや交流の場を通して現地社会と関わる機会を持てたことは大きな意味があったと思います。 また、今月は友人の誕生日を祝う機会もあり、人とのつながりを改めて感じる場面が多くありました。留学生活では授業だけでなく、こうした日常的な交流の積み重ねが生活の充実につながっていると感じています。 【④ 異文化理解と社会との接点】 今月は、日常生活の中でブラジル社会との接点を改めて意識する場面も多くありました。特に印象的だったのは、ブラジル商工会議所を訪問したことです。来期の留学生の会に関する相談を行う中で、ブラジルにある日本関係の商工会議所が、ブラジルで活動する日本企業や日系企業をつなぎ、情報交換やイベントを行うだけでなく、日伯間のビジネス環境をより良くするための役割も担っていることを知りました。これは、これまで自分が学生として見ていたブラジルとは異なる視点で社会を捉えるきっかけになりました。 また、今月参加した留学生の会では、ブラジルと日本の関係が、単なる国家間の交流にとどまらず、日系社会、日本企業、教育機関、国際協力などを通して現在も深く続いていることを学びました。特に、ブラジルにおける日系社会が、歴史的な移民の存在にとどまらず、現在の生活や仕事の中でも日本とブラジルをつなぐ役割を果たしていることが印象に残りました。 さらに、日本企業のブラジルでの活動について考える中で、海外で事業を行うには、日本のやり方をそのまま持ち込むのではなく、現地の文化や生活習慣、価値観に合わせることが重要だと感じました。このことは企業活動に限らず、留学生として生活する自分自身にも通じると感じています。言語の面でも、日本語をそのまま置き換えるのではなく、ブラジル人の会話の距離感や表現の仕方に合わせる必要があると改めて思いました。 また、日本とブラジルの文化比較を通して、日本では正確さ、丁寧さ、計画性が重視される一方で、ブラジルでは柔軟性、人間関係、その場の空気を大切にする傾向があることを考えるようになりました。どちらが良い悪いではなく、場面によって求められる考え方が異なるのであり、両方の良さを理解することが異文化理解や国際的な協力において重要だと感じました。今後は、ポルトガル語力の向上だけでなく、日本とブラジルの間で人、企業、文化をつなげられるような視点も意識しながら学びを深めていきたいです。加えて、近年はESGや持続可能性を重視する企業も多いことから、そのような観点についても理解を深めていきたいと思いました。 【⑤ 総括】 5月は、一か月を通してストライキの影響を強く受け、学校生活という意味ではこれまでとは大きく異なる一か月となりました。授業がほとんど行われなかったことで、勉強習慣や語学使用の機会が減ってしまったことには課題を感じています。特に、ブラジル人学生と自然に交流できる場が少なくなったことで、自分から行動する姿勢の重要性を改めて実感しました。 その一方で、授業に縛られない時間があったからこそ、大学外での交流、ボランティア、スポーツ、商工会議所訪問、留学生の会への参加など、普段の学期中には得にくい経験を積むことができました。今月は、大学の授業が止まるという予想外の状況の中で、自分なりにできることを探し、生活や交流の中から学びを見つけていく大切さを学んだ一か月だったと感じています。6月は、授業再開の状況を見ながら学習習慣を立て直すとともに、今月得た外部とのつながりや経験も引き続き大切にしていきたいです。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
31.5229円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 4,050 127,668円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 75.6 2,383円
通信費 55 1,734円
食費・その他 1,500 47,284円
合計 5,680.6 179,069円
授業編
Aspectos da Cultura Brasileira Ⅰ
ブラジル文化の側面Ⅰ
講義(地域言語)
360分
この授業は、スタートから毎回扱うテーマが異なるため、何を学ぶのか分からない面白さがあると感じている。一つの分野に限定されず、社会や文化を多角的に見る視点を得られることがこの授業の魅力だと思う。今回は特にファベーラについて多く話される機会があったので貧困問題などを深く考える機会になりました。
Língua e cultura Brasileira para intercâmbio
留学生のための言語とブラジル文学
講義(地域言語)
360分
この授業はスタートから変わらず、すでに学んだ基礎を改めて確認できる時間になっている。自分の自己紹介の仕方から、自分の意見を伝えるための語彙やメールの書き方まで学ぶことができるので留学中に必要な知識を身につけることができると考えている。