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プロフィール
Sena
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学先
ブラジル連邦共和国
/
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
留学期間
2026-02-01 ~ 2026-12-31
留学種別
交換
1~5件目 / 5件中
2026-06
月次報告書6月分
留学五か月目 授業再開と新たな挑戦を通して学びを広げた一か月
【⓪ 自分の心情】 留学生活が折り返しに入った今、自分がなぜブラジル留学を選んだのかを改めて考えることが増えた。自分には、同じ専攻の先輩の中に強く憧れている方が二人いる。一人は、自分が目指したいと思う語学力や知識、努力の仕方を持っている人であり、今の自分からすると、そのレベルに届くまでにどれほどの努力が必要なのか、日本でもブラジルでもどれほど努力を積み重ねてきたのか、想像もつかないほど大きな存在である。もう一人は、自分にはできないような生き方を自然に楽しみながら、語学力やコミュニケーション力を生かして道を切り開いている人である。自分はその二人の姿に影響を受けて、ポルトガルではなくブラジルに行くことを決めた。 ただ、留学生活の半分が過ぎた今でも、自分はその二人にまだ遠く及ばないと感じている。むしろ、実際にブラジルで生活してみたからこそ、自分に足りないものの多さを以前より強く感じるようになった。最近は、残りの時間でどうすればもっと変われるのかを真剣に考えることが増えている。この悩みも含めて今の自分の正直な留学の姿だと思うので、残りの期間で少しでも成長し、帰国前に自分なりの答えを出せるようにしたい。 【① 学校生活と学習面】 6月は、長く続いていたストライキが終了し、授業が再開されたことが最も大きな出来事だった。これまで対面授業がほとんど行われていなかったため、大学生活のリズムがようやく戻り始めた一か月だったと感じている。一方で、再開後もしばらくはオンラインと対面が混在しており、完全に通常どおりに戻ったというよりは、変化の大きい状況に対応しながら過ごした印象が強い。久しぶりの対面授業では、日本文学で7月にディスカッションが予定されていることを知り、自分の語学力や発言力の不足に不安を感じた。また、地名学では留学生向けに別の評価方法を検討してもらえることになり、授業ごとに事情や配慮の仕方が異なることを改めて実感した。 今月は授業再開に加えて、自主的な学習にも力を入れることができた。オンラインでTOEICを受験し、良い結果を得られたことは大きな自信になった。また、食品分野に関する講座である Introdução à Vigilância Sanitária と Boas Práticas de Manipulação em Serviços de Alimentação にも取り組み、修了証明書を発行できたことから、自分の関心のある分野を少しずつ形にできている実感があった。語学だけでなく、将来の進路や専門性にもつながる学びを並行して進められたことは、今月の大きな成果の一つだったと思う。 加えて、日本食や食文化に関する研究も少しずつ進め始めた。日常生活の中でブラジルの食に触れるだけでなく、それを研究として捉え直そうとしたことで、普段の経験が学問的な関心と結びついていく感覚があった。留学生活の中で自分が日々感じている違和感や発見を、そのまま学びの材料にできることに面白さを感じている。 一方で、授業再開後の学習は決して順調なことばかりではなかった。再開した授業の中には依然として負担の大きいものもあり、ディベートでは内容も議論の流れも十分に追えず、自分の力不足を強く感じた。また、オンライン授業の中には内容面で気持ちを維持しにくいものもあり、学業に向き合う姿勢を保ち続けることの難しさも実感した。それでも、授業が戻ったことへの安心感は大きく、再び大学生活の中心に学業が戻ってきたことを前向きに受け止めたいと感じている。 【② 自主学習と将来に向けた取り組み】 6月は、大学の授業以外にも、自分自身の将来に向けた学習を強く意識した一か月だった。資格試験への挑戦に加え、CELPE-Bras や企業研究、面接対策など、やるべきことが多く、自分の中で優先順位を考えながら進める必要があった。授業が再開したことで大学生活のリズムは戻ってきた一方、空き時間や夜の時間には将来の準備について考えることも多く、留学生活が単なる経験の場ではなく、その先の進路にも直結していることを改めて意識した。 また、資格試験については、うまくいったものもあれば、予定どおりに進まなかったものもあった。特に、夜間に受験しようとした試験ではシステム上の問題で受験ができず、準備していた分だけ落胆も大きかった。しかし、そのような経験も含めて、海外から資格試験を受けることには日本にいるときとは違う難しさがあると実感した。通信環境や試験時間、運営システムなど、勉強以外の要素にも左右される点は、今後の計画を立てるうえで注意すべき点だと感じている。 このように今月は、大学の授業だけでなく、自分の進路や関心のある分野に向けた学習を同時に進める必要があり、時間の使い方について多く考えさせられた。授業がある生活に戻ってきた安心感がある一方で、自由時間が減り、自分のやりたいことに使える時間が限られてくることへの複雑な気持ちもあった。それでも、今しかできない学びを少しずつ積み重ねていくことが重要だと感じている。 【③ 生活環境と日常の発見】 6月は、サンパウロの気候がこれまでよりもはっきりと涼しくなり、生活面での感覚も少しずつ変わってきた。朝方には気温が10度を下回ることもあり、これまでの服装では対応しきれず、厚着の必要性を実感することが増えた。特に早朝の移動時には寒さが想像以上で、日中との気温差も大きいため、持ち物や服装を事前に考えて準備することの大切さを感じた。 また、授業や外出の合間には、カフェやショッピングモール、学食など、日常的な場所で過ごす時間も多かった。USPのパーカーを購入したことや、久しぶりに学食で友人たちと食事をしたことは、授業再開とともに大学生活が戻ってきたことを感じさせる出来事だった。加えて、試験や勉強に追われる日もある中で、カフェや食事の時間が良い気分転換になっていた。 生活面では、旅行の準備を進める中で、現地で必要な日用品や携帯用の生活用品をそろえることの難しさも感じた。小さなサイズの生活用品がなかなか見つからないことなど、日本ではあまり意識しない部分で不便を感じることもあり、細かな準備の大切さを改めて実感した。こうした些細なことも、留学生活では意外に大きな要素になると感じている。 また、今月は食事を通して日常生活の豊かさを感じる機会も多かった。学食のような日常的な食事に加えて、うどん、鍋、麻辣湯、カフェのスイーツなど、日本食や他国の料理に触れる機会もあり、サンパウロの多文化的な食環境を改めて実感した。現地の食文化に触れながらも、時折日本に近い味に出会えることは、留学生活の中で精神的な安心感にもつながっていると感じた。 【④ 異文化理解と交流】 今月は、授業再開に加えて、人との交流の中から多くの学びを得ることができた。特に、日本語を教える活動では、学習者の日本語力の上達を感じる場面があり、自分の働きかけが少しでも役に立っているのではないかと思えたことが印象に残っている。自分が外国語を学ぶ立場である一方、教える立場にもなることで、言語を通じた相互理解の大切さを改めて感じた。 また、友人たちとブラジル式と日本式の要素が混ざったバーベキューを楽しんだり、日本代表の試合を一緒に観戦したりする中で、ブラジルでは大人数で集まり、食事や会話を共有する時間そのものが大切にされていると感じた。特にサッカーの試合の日には、町中で多くの人がユニフォームを着ており、授業の予定にも影響が出るほどサッカー文化が生活に深く根付いていることを実感した。日本とブラジルの試合を皆で観戦した際には、競技そのものの面白さだけでなく、ブラジルの人々の熱量の大きさにも圧倒された。 さらに、Ibirapueraで開催されたコーヒーフェスティバルにも参加し、ブラジルにおけるコーヒー文化の広がりと奥深さを改めて感じた。さまざまなコーヒーを試飲し、自分の好みに合うものを見つけて購入することができ、ブラジルらしい大規模なイベントの魅力も実感した。コーヒーそのものを楽しむだけでなく、生産地や風味の違いに注目しながら味わう文化が根付いていることも印象的だった。こうした体験を通して、異文化理解とは授業の中だけで得られるものではなく、日常生活やイベントへの参加の中でこそ深まるものだと感じた。 また、友人の家での集まりや食事の時間を通して、ブラジルでは人と一緒に過ごすことそのものが生活の中心にあるように感じる場面が多かった。食事や会話の場に自然と人が集まり、その時間を長く共有する文化は、日本とはまた違った人間関係の築き方だと感じている。こうした違いに触れることで、自分のコミュニケーションの取り方についても考え直すきっかけになった。 【⑤ 旅を通して得た学び】 今月は Lençóis Maranhenses を訪れる機会があり、これまで見たことのない景色と地域文化に触れることができた。広大な砂丘とオアシスが広がる風景は非常に美しく、これまでの人生で最も印象に残る景色の一つになった。ツアーを利用して砂丘や水辺を巡り、夕景も楽しみにしていたが、天候の影響で思い描いていた景色を完全には見ることができなかった。それでも、全体としては天候に恵まれ、自然の壮大さを十分に感じることができた。 また、この旅行を通して、ブラジル国内でも地域によって発音や人々の雰囲気が大きく異なることを実感した。特に Nordeste では、サンパウロとは異なる発音や言葉の響きがあり、同じポルトガル語でも慣れない部分が多かった。一方で、人々は非常に親切で温かく、地域による文化の違いを肌で感じることができた。サンパウロとは異なる空気感や生活リズムがあり、同じ国の中でもこれほど違いがあるのかと驚かされた。 食文化の面でも、この旅行は非常に印象深かった。魚料理を中心としたサンパウロとは異なる味に出会うことができ、自分にとってはとても魅力的な経験だった。特に、白身魚とエビを使った料理は、これまでサンパウロで食べてきたものとは異なる味わいで、地域ごとの食文化の豊かさを感じた。また、おかず系のクレープなど、その土地ならではの食べ方にも出会うことができ、食文化への興味がさらに深まった。 さらに、移動や宿泊の中では、時間管理や交通手段の確認の重要性も強く感じた。長距離移動では小さな確認不足が大きな影響につながることもあり、旅行は楽しいだけでなく、計画性や柔軟な対応力も試されると実感した。今回の旅は、観光としての楽しさに加えて、ブラジルという国の広さと多様さを深く知る貴重な機会になった。 【⑥ 総括】 6月は、ストライキ明けで授業が再開したことにより、ようやく大学生活が動き出した一か月だった。そして同時に、留学生活が折り返しを迎えたことで、自分がこの留学で何を得たいのか、残りの時間をどう過ごしたいのかを改めて考える時期にもなった。一方で、授業が戻ったことへの安心感だけでなく、自分の時間が減ることへの複雑な気持ちもあり、学業と自分のやりたいことの間で揺れる場面も多かった。しかし、資格試験や研究、旅行、交流の場を通して、自分の関心や進みたい方向を改めて見つめ直すことができたと感じている。 また、今月は授業、資格、研究、異文化体験がそれぞれ独立したものではなく、互いにつながっていることを実感した。学内の学びだけでなく、食文化への関心や各地での体験、人との交流の中から得た気づきも、自分にとって大切な学びになっている。授業が再開したからこそ、限られた時間の中で何を優先して取り組むのかをより意識するようにもなった。 来月は授業期間と休暇期間の両方があるため、まずは授業にしっかり向き合い、そのうえで現地ならではのイベントや自分が受けたい資格にもできるだけ挑戦していきたい。今後も、限られた留学期間の中で、自分にできることを一つずつ積み重ねていきたいと思う。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Sena
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2026-05
月次報告書5月分
留学四ヶ月目 ストライキ下で見つめ直した学びと交流の一ヶ月
【① 学校生活と学習面】 5月は、一か月を通してストライキの影響が続き、学校での対面授業はほとんど行われませんでした。実際に受けた授業はオンライン授業が数回のみであり、先月までとは異なり、大学に通う機会そのものが大きく減る一か月となりました。そのため、これまでのように授業を軸に生活のリズムを作ることが難しく、学習面では自分で意識的に時間を管理する必要があると強く感じました。 特に、授業がないことでブラジル人の学生と自然に会話する機会が大きく減ってしまったことは、自分にとって大きな変化でした。これまでは大学生活の中で自然に生まれていた交流が、授業停止によって大きく減少し、自分から会いに行ったり話す機会を作ったりする主体性がより重要になると実感しました。その一方で、ストライキ中だからこそ、授業進度に縛られず、自分の関心に合わせて学びたい内容を見直したり、生活の中で必要な語彙や表現に目を向けたりできたことは、ある意味で貴重な経験だったとも感じています。 また、普段は授業や移動に追われて十分に活用できていなかった勉強スペースを久しぶりに利用する機会もあり、自分のペースで学習環境を整えることの大切さを再認識しました。今月は、大学の授業が止まっているからこそ、受け身ではなく、自分で学習機会を作る姿勢が必要であることを強く感じた一か月でした。 さらに、今回の経験を通して、今後同じような大規模なストライキが起こった場合の対応についても考えるようになりました。私が確認した範囲では、半年留学の学生については帰国時期を大きく変更する必要はない方向で案内される可能性があり、一年留学の学生については、授業を行えなかった期間の扱いや補講の実施方法が授業ごと、担当教員ごとに異なる場合があるようです。そのため、単位認定や今後の予定について不安がある場合は、自分が履修している授業の担当教員に早めに確認し、必要であれば大学や関係部署に相談することが大切だと感じました。今回のような状況では、情報を待つだけでなく、自分から確認する姿勢が非常に重要だと思います。 【② 生活環境と日常の発見】 5月は、生活面でも季節や日常の変化を感じることが多い一か月でした。これまでと比べて気温が下がり、特に雨が一日中続く日には最高気温が20度前後までしか上がらず、日中でも肌寒さを感じることがありました。そのため、これまでのように半袖だけで過ごすのではなく、長袖や上着が必要になる場面が増え、季節の移り変わりを実感しました。 また、日常生活の中で改めて便利だと感じたものもいくつかありました。移動や注文の面では、99などのアプリが非常に役立っており、留学生活を送るうえで欠かせない存在になっています。加えて、日曜日にはバスが無料になることがあり、移動のしやすさという面でもサンパウロの生活の特徴を感じました。こうした交通やアプリの利便性は、実際に生活してみて初めて分かる点であり、今後留学を考える学生にとっても参考になると感じます。 さらに、ショッピングモールや街歩きの中でも多くの発見がありました。寒くなってきたこともあり上着を探しに出かけたり、日用品や生活に必要なものを整えたりする中で、日常生活がより現地に根付いてきていることを実感しました。大学に行く機会が減った分、生活そのものをより深く観察する時間が増え、日々の小さな違いに気づける一か月でもありました。 また、今月は食べ物や日常的な楽しみを通して、生活に彩りを感じる場面も多くありました。学食に久しぶりに行ったほか、レストランやカフェなどで日々の食事や外出の中でさまざまなものを楽しみました。特に、手頃な価格で買える食べ物や、駅前やショッピングモールで気軽に楽しめる軽食は、現地での生活感を強く感じさせるものでした。授業が少ない月だったからこそ、こうした日常的な体験が印象に残っています。 【③ 交流と課外活動】 今月は、授業が少ない一方で、大学外での交流や課外活動が充実した一か月でもありました。まず、県人会関係の活動として行われた運動会にボランティアとして参加し、ブラジル人やその子どもたちに向けた行事の運営に関わることができました。自分自身も競技に参加する機会があり、準備する側と参加する側の両方を経験できたことは印象的でした。こうした行事を通して、日本文化に関わる活動が現地コミュニティの中でどのように受け継がれているのかを感じることができました。 また、日本語に関わる活動や、駐在員の方々とのつながりも継続しています。これまで続けてきた日本語に関する活動に加え、駐在員の方々とテニスやバスケットボールを続けることができており、大学内の学生同士の交流とは異なる形で人とのつながりが広がっていることを感じています。こうした交流は、留学生活の気分転換になるだけでなく、ブラジルで働いている日本人の方々の考え方や生活の様子に触れる機会にもなっており、自分にとって非常に貴重です。 さらに、テニス会の後には食事の機会もあり、現地ではなかなか食べる機会の少ない日本食を囲みながら、多くの方と交流することができました。食事そのもののうれしさだけでなく、世代や立場の異なる人たちと自然に話すことができた点が特に印象に残っており、こうした場が人間関係を広げるきっかけになることを実感しました。 また、USPで久しぶりにバスケットボールをしたり、Ibirapueraまでバレーボール観戦に行ったりと、スポーツを通した経験も今月の印象的な出来事の一つでした。観戦では、早めに会場へ行くことで席を確保しやすく、配布物なども受け取りやすいことが分かり、現地でイベントに参加する際の実践的な学びも得ることができました。授業がない時期だからこそ、スポーツや交流の場を通して現地社会と関わる機会を持てたことは大きな意味があったと思います。 また、今月は友人の誕生日を祝う機会もあり、人とのつながりを改めて感じる場面が多くありました。留学生活では授業だけでなく、こうした日常的な交流の積み重ねが生活の充実につながっていると感じています。 【④ 異文化理解と社会との接点】 今月は、日常生活の中でブラジル社会との接点を改めて意識する場面も多くありました。特に印象的だったのは、ブラジル商工会議所を訪問したことです。来期の留学生の会に関する相談を行う中で、ブラジルにある日本関係の商工会議所が、ブラジルで活動する日本企業や日系企業をつなぎ、情報交換やイベントを行うだけでなく、日伯間のビジネス環境をより良くするための役割も担っていることを知りました。これは、これまで自分が学生として見ていたブラジルとは異なる視点で社会を捉えるきっかけになりました。 また、今月参加した留学生の会では、ブラジルと日本の関係が、単なる国家間の交流にとどまらず、日系社会、日本企業、教育機関、国際協力などを通して現在も深く続いていることを学びました。特に、ブラジルにおける日系社会が、歴史的な移民の存在にとどまらず、現在の生活や仕事の中でも日本とブラジルをつなぐ役割を果たしていることが印象に残りました。 さらに、日本企業のブラジルでの活動について考える中で、海外で事業を行うには、日本のやり方をそのまま持ち込むのではなく、現地の文化や生活習慣、価値観に合わせることが重要だと感じました。このことは企業活動に限らず、留学生として生活する自分自身にも通じると感じています。言語の面でも、日本語をそのまま置き換えるのではなく、ブラジル人の会話の距離感や表現の仕方に合わせる必要があると改めて思いました。 また、日本とブラジルの文化比較を通して、日本では正確さ、丁寧さ、計画性が重視される一方で、ブラジルでは柔軟性、人間関係、その場の空気を大切にする傾向があることを考えるようになりました。どちらが良い悪いではなく、場面によって求められる考え方が異なるのであり、両方の良さを理解することが異文化理解や国際的な協力において重要だと感じました。今後は、ポルトガル語力の向上だけでなく、日本とブラジルの間で人、企業、文化をつなげられるような視点も意識しながら学びを深めていきたいです。加えて、近年はESGや持続可能性を重視する企業も多いことから、そのような観点についても理解を深めていきたいと思いました。 【⑤ 総括】 5月は、一か月を通してストライキの影響を強く受け、学校生活という意味ではこれまでとは大きく異なる一か月となりました。授業がほとんど行われなかったことで、勉強習慣や語学使用の機会が減ってしまったことには課題を感じています。特に、ブラジル人学生と自然に交流できる場が少なくなったことで、自分から行動する姿勢の重要性を改めて実感しました。 その一方で、授業に縛られない時間があったからこそ、大学外での交流、ボランティア、スポーツ、商工会議所訪問、留学生の会への参加など、普段の学期中には得にくい経験を積むことができました。今月は、大学の授業が止まるという予想外の状況の中で、自分なりにできることを探し、生活や交流の中から学びを見つけていく大切さを学んだ一か月だったと感じています。6月は、授業再開の状況を見ながら学習習慣を立て直すとともに、今月得た外部とのつながりや経験も引き続き大切にしていきたいです。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Sena
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2026-04
月次報告書4月分
留学三か月目 ストライキ下で広がった学びと行動の一か月
【① 学校生活と学習面】 4月は、授業に継続して参加しながら学習を進める一方で、大学のストライキの影響を強く受けた一か月でした。授業が実施される日は、日本文化や音声学などの授業に参加し、専門的な内容をポルトガル語で理解する難しさを改めて感じました。特にディスカッション形式の授業では、自分の考えをその場で整理して伝えることの難しさを実感し、語学力だけでなく発言への積極性も必要だと感じました。一方で、周囲の学生に昼食へ誘ってもらったり、留学生同士で交流したりする中で、授業外のつながりが学習を支える大きな力になることも実感しました。 また、履修登録については、自分が想定していた授業と実際に受けている授業にずれがあることに気づき、改めて授業名や登録内容を丁寧に確認することの重要性を学びました。留学中は言語面の負担もあるため、少しでも違和感があれば早めに確認する姿勢が大切だと感じました。 今月は全体として、約3週間にわたってストライキの影響で授業が十分に行われない状況が続きました。先の見通しが立ちにくいことへの不安はありましたが、その一方で、大学を取り巻く環境や学生生活の課題について考える機会にもなりました。授業が予定どおりに進まない状況の中でも、限られた機会を大切にしながら学習を継続していく姿勢の重要性を実感した一か月でした。 【② 生活環境と実務面での学び】 4月は、日常生活の中で役立つ実務的な知識を多く得た一か月でもありました。特に印象に残ったのは、移動や各種手続きにおいて、日本とは異なる準備が必要であるという点です。リオデジャネイロへ長距離バスで移動した際には、乗車時にパスポートの提示が必要であり、事前に確実に持参しておくことの大切さを実感しました。また、学生証は観光地や施設の利用時に必要になる場面が多く、外出時には携帯しておくべきだと感じました。 また、今月は連邦警察での手続きも行いました。入館時には書類確認があり、建物内ではパスポートの提示や電話番号の確認が必要でした。その後、番号札を受け取り、順番が来ると書類提出、パスポート確認、指紋採取、写真撮影などが行われました。最終的に名前を呼ばれて手続きを終える流れであり、事前に想像していたよりも段階が多かったため、余裕をもって早めに到着しておくことの大切さを実感しました。留学生活では、このような行政手続きも重要な経験の一つだと感じています。 さらに、日常生活のさまざまな場面でCPFの必要性も改めて感じました。スポーツ観戦のチケット取得やインターネット接続などでもCPFを求められることがあり、ブラジルで生活するうえで非常に重要な情報であると実感しています。また、移動や注文などに役立つアプリも生活の中で欠かせない存在となっており、Uber、WhatsApp、99、iFoodなどを事前に準備しておくことは大きな助けになると感じました。 加えて、今月は気候や持ち物についても学びがありました。基本的に暑い日が多いですが、何も考えずに特に夜に外出する時少し肌寒い日もあるので寒さに弱い人は薄い長袖をあらかじめ持ってくるなど少し注意した方がいいかもしれません。またスポーツ用品や靴などは現地でも購入できますが、種類や価格の面を考えると、日本から準備しておいたほうが安心できると感じました。こうした生活上の細かな気づきは、実際に暮らしてみて初めて分かることが多く、今後留学する人にとっても参考になる内容だと思います。 【③ 異文化理解と課外活動】 今月は、授業以外の場面でも多くの交流があり、異文化理解がさらに深まった一か月でした。県人会や駐在員の方々とのつながりを通してテニスを続ける機会があり、大学内の学生同士の交流とは異なる形で、ブラジルで働く日本人の方々と接することができました。留学生としての生活だけでなく、現地で働きながら暮らしている方々の存在を身近に感じることができ、将来を考えるうえでも貴重な経験になっています。 また、今月は初めてブラジルで駐在員の方やブラジル人と一緒にバスケットボールをする機会もありました。スポーツを通じた交流は、言語だけに頼らずに関係を築ける点が魅力的であり、今後も継続して参加していきたいと感じました。さらに、イビラプエラ公園では初対面の人たちとバスケットボールをすることもできました。言葉だけで関係を築くのではなく、スポーツを通して自然に交流が生まれることを実感し、自分に合った関わり方の一つだと感じました。公園にはサッカーやバレーボールなどを楽しめる場所もあり、自分から声をかけて参加してみることの大切さを学びました。スポーツを通じた交流は、言語だけに頼らずに関係を築ける点が魅力的であり、今後も継続して参加していきたいと考えています。 加えて、以前神田外語大学に留学していたブラジル人や、神田外語大学を卒業後に海外で働いている方と実際に会う機会もありました。留学前に日本でつながりを持っていたことが現地での再会につながり、留学前から積極的に交流の機会を持つことの大切さを実感しました。こうした出会いを通して、留学が大学生活の延長ではなく、その先の進路や働き方にもつながる経験であることを改めて感じました。 【④ リオデジャネイロ訪問を通じた学び】 今月はリオデジャネイロを訪れる機会があり、サンパウロとは異なる都市の雰囲気や観光文化を体感することができました。到着初日はビーチを訪れ、海辺の開放的な空気や多くの観光客でにぎわう街の雰囲気を直接感じることができました。その後も、教会、図書館、博物館、キリスト像、ポン・ジ・アスーカルなど、リオを代表する場所を巡る中で、都市の魅力と観光地としての特色を実感しました。 特に印象に残ったのは、観光客が非常に多く、街中で話しかけられる機会も少なくなかったことです。その際、ポルトガル語だけでなく英語やスペイン語が使われる場面も多く、多言語で少しでも対応できると旅行の楽しみ方がさらに広がるのではないかと感じました。また、天候が良い日は非常に暑く、屋外での移動が続くため、暑さ対策の重要性も実感しました。リオ訪問を通して、ブラジル国内でも都市ごとに雰囲気や求められる準備が異なることを学ぶことができました。 【⑤ 総括】 4月は、ストライキの影響によって授業が十分に行われない期間が長く続き、学習計画の面では不安を感じる場面も多い一か月でした。しかしその一方で、今しかできない経験に積極的に目を向けることの大切さも感じました。授業が少ない時期だからこそ、訪れたことのない場所へ足を運んだり、大学外の人々と交流したりすることで、教室の中だけでは得られない学びを多く得ることができました。 また、今月は生活上の実務的な知識や、現地での人とのつながりの重要性を改めて実感した一か月でもありました。学業への不安は引き続きありますが、こうした不確実な状況の中でも、自分にできることを見つけて行動することが留学生活を充実させるうえで大切だと感じています。5月は、授業が再び本格化した際にしっかり対応できるよう備えつつ、今後も学業と生活の両面から主体的に行動していきたいと思います。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Sena
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2026-03
月次報告書3月分
留学二ヶ月目 授業への適応と交流の広がりを実感した一か月
【① 学校生活と学習面】 3月は、サンパウロ大学での授業が本格的に始まり、留学生活がいよいよ学業中心の段階に入ったと感じる一か月でした。履修している授業では、日本文学、日本文化、ロマンス語、地名学など幅広い分野に触れる機会がありました。どの授業も内容が非常に高度で、特にポルトガル語で専門的な説明を理解することには難しさを感じています。しかし、授業を受ける中で、分からないことがあってもまずは参加し続けることの大切さを実感しました。先生方や周囲の学生が親切に助けてくれる場面も多く、支えられながら少しずつ学習環境に適応しているところです。 また、図書館や自習室を利用して勉強する機会も増え、授業の合間の時間をどのように活用するかについても少しずつ自分なりのリズムができてきました。授業によっては難しさだけでなく、現地の学生の反応や発言の仕方から学べることも多く、語学力だけでなく授業への向き合い方そのものが学びになっています。さらに、お話会のような交流の場では、ポルトガル語での会話が中心になることもあり、負担を感じる一方で、自分の語学力を実践の中で試す貴重な機会にもなりました。ブラジル音楽や映画など、自分一人では触れられない話題について知ることができたことも印象に残っています。 加えて、履修登録についても実際に経験する中で学ぶことがありました。履修登録に関する案内はメールで期限付きで送られてきますが、対応が遅れると不利になる可能性があるため、早めに確認して手続きを進めることが重要だと感じました。特に、人数に限りのある授業もあるため、履修を希望する場合は早めに動くことを勧めたいです。教室の場所や登録方法など、まだ戸惑うこともありますが、その都度周囲の人に助けてもらいながら対応しています。3月は、語学的にも制度的にも簡単ではない環境の中で、まずは通い続けること、参加し続けることの重要性を実感した一か月でした。 【② 生活環境と日常の発見】 今月は、授業と並行して、日常生活そのものにも少しずつ慣れてきたことを感じました。大学内の食堂を継続して利用する中で、これまでとは別の食堂にも行く機会があり、それぞれに雰囲気や特徴があることを知りました。食事は生活の一部であると同時に、留学生活の安心感にもつながっており、学内での重要な居場所の一つになっています。 また、学生生活に必要な仕組みにも少しずつ慣れてきました。特にBUSPは、Butantã駅からUSP間のバスを無料で利用できるカードであり、実際に使うことで通学や移動の負担が軽くなりました。こうした制度を理解し活用できるようになったことで、留学生活が単なる非日常ではなく、自分の生活として少しずつ定着してきていると感じます。 一方で、現地での生活の中では、日本との違いを感じる場面も多くありました。今月は特に雨が非常に多い週があり、短時間で激しく降るスコールのような雨を何度も経験しました。そのため、外出時には折りたたみ傘を常に持っておくことの重要性を強く感じました。天候の変化が急であるため、晴れていても備えておく必要があると実感しています。 さらに、生活上の実務的な面でも、日本とは異なる点が多くありました。スポーツ観戦のチケットを取る際や、ショッピングモールのWi-Fiに接続する際など、CPFの入力を求められる場面があり、生活のさまざまな場面で必要になることを実感しました。そのためブラジルについてからの申請ではなく、ビザ申請と同時にCPFの申請も日本の大使館で済ませて手元に持っておくことを推奨します。また、長距離バスで移動する際にはパスポートのコピーが必要になる場合があるため、渡航前または到着後の早い段階で用意しておくと安心だと感じました。こうした点は実際に生活してみないと分からない部分でもあり、今後留学する人にとても役立つ情報だと思います。 また、Paulista、Liberdade、República、Higienópolis–Mackenzieなどにも足を運び、街ごとの雰囲気の違いや特色を体感することができました。実際に歩いてみることで、サンパウロの都市としての大きさ、多様さ、人々の生活圏の広がりを具体的に感じることができました。コインランドリーの待機スペースに卓球台が置かれているなど、日本ではあまり見られない工夫に驚かされることもあり、こうした些細な違いも現地の生活文化を知るうえで印象に残っています。 【③ 食文化と異文化理解】 3月は、食を通してブラジルや多文化的な環境への理解が深まった一か月でもありました。学食に加えて、アサイー、リングイッサ、フェイジョアーダ、ハンバーガー、ラーメンなど、さまざまな食べ物を体験する機会がありました。日本で知っていた料理や食材でも、現地で味わうことで印象が変わるものも多く、食文化の違いを実感しました。 特に印象に残ったのは、自分の食の好みについて改めて考える機会が多かったことです。ブラジルでは、油を多く使った料理やマヨネーズを使った料理など、日本で普段食べていたものとは異なる感覚の食事に出会うことが多くあります。最初は見た目や味の想像がつかず、戸惑うこともありましたが、実際に食べてみることで新しく知るおいしさもありました。一方で、自分が食べやすいと感じる味や、逆に慣れるのに時間がかかる味もはっきりしてきました。このように、自分の好みを再確認しながら少しずつ現地の食に慣れていく過程そのものが、異文化理解の一つだと感じています。 また、食事の場を通して人とのつながりも広がりました。留学生やUSPの学生、県人会に参加していた方々に誕生日を祝ってもらう機会があり、現地での人の温かさを強く感じました。日本とは少し異なる距離感や表現の仕方に驚くこともありますが、それと同時に、人との関わりを積極的に楽しむ文化の魅力も感じています。こうした交流は、授業では得られない異文化理解につながっていると思います。 【④ 課外活動と現地での体験】 今月は、授業以外にもさまざまな体験を通してブラジルの文化に触れることができました。県人会では、さまざまな方の経験談を聞く機会があり、ブラジルでの生活やこれまでの歩みについて知ることができました。現地で長く生活してきた方々の話には重みがあり、自分の留学生活をどのように過ごしていくべきかを考えるうえで参考になりました。 また、県人会とのつながりを通して、日本語を毎週水曜日に教える活動も継続しています。自分がポルトガル語を学ぶ立場であると同時に、日本語を伝える立場にもなることで、言語教育の難しさや面白さを実感しています。相手に分かりやすく伝えるにはどうすればよいかを考えることは、自分自身の日本語やポルトガル語への理解を深めることにもつながっていると感じます。 さらに、県人会の方にご紹介いただき、ブラジルで働いている日本人の方々と毎週土曜日にテニスをする機会も得ました。大学の授業や留学生同士の交流とはまた異なる形で、現地で生活している方々と関わることができるのはとても貴重だと感じています。こうしたつながりを通して、ブラジルでの生活や働き方についても学んでいきたいです。 さらに、今月はバスケットボール観戦にも行くことができました。現地でバスケットボールを観戦したことがある人が周囲にあまりおらず、情報を自分で集めなければならなかった点は大変でしたが、その分、自分で調べて実際に足を運んだ経験は印象に残っています。興味のある人には、Symplaというアプリからチケットを取る方法が便利だと感じました。私の場合は住んでいる場所から徒歩約30分で会場に行くことができ、しかも無料で観戦できたため、とても魅力的な体験でした。現地のスポーツ文化に触れる機会としても勧められると感じています。 また、サッカーやバスケットボールなどのスポーツ観戦を通して、ブラジルにおけるスポーツの存在感や人々の熱量を肌で感じることができました。観客の反応や会場の一体感には大きな迫力があり、映像で見るのとは異なる現地ならではの体験となりました。スポーツは言語が十分でなくても共有できる文化であり、ブラジル社会を理解する一つの入口であることを実感しました。 【⑤ 総括】 3月は、授業への参加を中心にしながら、大学生活・食文化・都市生活・人との交流など、多方面でブラジルへの理解を深めることができた一か月でした。授業内容は難しく、思うように理解できない場面も多くありますが、その一方で、現地の学生や先生方、留学生の仲間に助けられながら、少しずつ前に進んでいるという実感があります。 また、今月は人との交流の中で学ぶ機会が特に多くありました。授業中の助け合い、食事を共にする時間、交流の場での会話、県人会での経験、日本語を教える活動などを通して、語学力だけではなく、自分から関わろうとする姿勢の大切さを改めて感じました。 4月以降は、授業内容の理解をさらに深めることを目標にしながら、日々の生活の中で得られる学びも大切にしていきたいです。学業、語学、異文化理解のすべてを結びつけながら、より充実した留学生活につなげていきたいと思います。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Sena
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
2026-02
月次報告書2月分
留学生活の幕開けとサンパウロでの適応
【① 気候・生活環境・交通】 2月5日にブラジル・グァルーリョス空港に到着し、サンパウロでの留学生活が始まりました。到着当日は、現地の大学生や日本人の先輩が空港まで迎えに来てくださり、移動を手伝ってくださいました。重い荷物を持っての移動の中、地下鉄(Metrô)の運賃(5レアル)や飲料水代まで負担していただき、右も左も分からない現地での生活が、多くの方の支えの中で始まったことを実感しました。 生活面では、日本との細かな違いに日々気づきがあります。特に交通面では、歩行者信号に黄色がなく、赤の点滅が実質的に黄色信号に近い役割を果たしているように感じました。切り替わりが早いため、横断時には周囲の車の動きも含めて注意する必要があります。特に Metrô は利用頻度が高いため注意が必要ですが、その一方で、日本とは異なり移動距離にかかわらず運賃がおおむね5レアル(概算で約150円前後)であるため、今後も利用する機会は多いと考えています。 また、気候面では、短時間で激しく雨が降るスコールのような雨を経験し、日本との降り方の違いを実感しました。天候が急に変化することがあるため、外出時には折りたたみ傘を持つなどの備えが重要だと感じています。 また、私が住んでいる Butantã 周辺は生活しやすく、現時点で大きな危険を感じたことはありませんが、日常的な防犯意識の重要性は強く感じています。特に交通機関を利用する際には、不必要に財布や現金を人前で出さないこと、バッグは体の前で持つことなど、基本的な対策を心がけています。 さらに、エスカレーターの右側通行や、街中にコスメショップ・ネイルサロンが多いことから、サンパウロでは美容への関心が高いことも感じました。こうした日常的な違いを通して、現地の生活文化への理解が少しずつ深まっています。 【② 学校生活と手続き】 今月は、サンパウロ大学(USP)での新生活に向けた準備を進める期間となりました。 住居については、USP側から紹介のあった Share Butantã に入居しました。私は1人部屋を利用していますが、2人部屋や4人部屋など複数の部屋タイプがあります。家賃は他の選択肢と比較すると高めではあるものの、エアコンがあることに加え、ジムやプール、コンビニが近く、駅まで徒歩約5分であるなど、生活面での利便性が高いと感じています。 通信環境については、渡航前に Airalo を利用して eSIM を1か月分購入しておいたため、到着直後からスマートフォンを使用することができました。現地でのSIM登録については、到着後約1週間で手続きを行いましたが、言語面や手続き面で難しさがあり、現地の方の助けを借りながら対応しました。到着直後の通信手段を事前に確保しておくことの重要性を実感しました。 説明会の後、学生証を受け取り、学食(Bandejão)の利用を開始しました。Central や Química などの食堂は、食事の場であると同時に学生同士が交流する場でもあり、現地の大学生活の雰囲気に慣れるうえで大きな助けになっています。加えて、費用面でも利用しやすく、朝食は60 centavos(概算で約18円前後)、昼食・夕食は2 reais (概算で約60円前後)で利用できます。節約の観点からも非常に有用であり、今後も継続して活用していきたいと考えています。 また、事務手続きとして連邦警察(Polícia Federal)の予約を行いました。予約日自体は4月末となりましたが、2月中に手数料の支払いが必要であることを確認し、手続きには期限管理が重要であることを学びました。今後も、必要書類や支払い期限を整理しながら、確実に対応していきたいと考えています。なお、この手続きにおいても現地の学生の方々の助けを受けながら進めることができました。 語学面では、大学主催のパノラマツアーや、他国からの留学生との交流会に参加しました。共通言語としてポルトガル語や英語を使って意思疎通を図る中で、伝える難しさを感じる一方、通じたときの達成感も大きく、語学学習への意欲が高まりました。加えて、留学生同士の交流を円滑に進めるうえで、ポルトガル語だけでなく英語力も重要であると実感しました。 さらに、2月はカーニバルの時期であり、カーニバル休暇があることもブラジルの生活リズムを理解するうえで印象的でした。日本の大学生活とは異なる年間行事と休暇のあり方を知る機会となり、学業だけでなく、現地社会の時間の流れや文化行事との関わり方を理解する重要性を感じました。 【③ 私生活と異文化理解】 2月は、サンパウロの多様な文化に触れる機会が多い1か月でした。 食文化では、本場のアサイーを食べる機会があり、日本で食べていたものよりも砂糖の甘みが強く、エネルギーを感じる味だと感じました。また、ブラジル独自のスタイルの SUSHI(クリームチーズや揚げ物を使ったもの)や、定番の軽食である pão de queijo、coxinha も試し、日本との違いを楽しみながら食文化への理解を深めました。 また、ブラジル文化への理解を深める機会として、カーニバル関連行事である Desfile das Campeãs を観覧しました。音楽、衣装、演出の規模の大きさに加え、観客の一体感や熱気から、カーニバルが単なる娯楽ではなく、多くの人々に共有される重要な文化行事であることを実感しました。加えて、会場ではペットボトルのキャップや水筒の持ち込みが認められておらず、入場時に廃棄が必要となるなど、安全管理や運営上のルールが徹底されている点も印象的でした。映像で見るだけでは分からない現地の空気感や運営の実際を体験でき、ブラジル社会への理解を深める貴重な機会となりました。 地域コミュニティとの関わりとしては、県人会の食事会に参加し、日系ブラジル人の方々と交流する機会がありました。さらに、現地で働く方々から、サンパウロでの生活やキャリアに関する話を伺うことができ、留学中の学び方や将来の進路を考えるうえで参考になる時間となりました。 一方で、滞在先での停電や持ち物の破損など、予想外の出来事もありました。しかし、友人が洗濯機のアプリ登録で困っていた際に現地の方が声をかけて助けてくださるなど、周囲の人の親切さに何度も支えられました。こうした経験を通して、言語力だけでなく、困ったときに自分から相談する姿勢の大切さも学びました。 また、県人会とのつながりを通じて、日本語に関心のあるブラジル人の方々に日本語を教える機会もいただきました。今後も継続して関わる予定であり、言語を学ぶ立場だけでなく、伝える立場としても異文化交流に取り組んでいきたいと考えています。 【④ 総括】 2月は、時差への適応から始まり、各種手続きや生活基盤の整備に取り組む1か月でした。慣れない環境の中で戸惑うこともありましたが、多くの人と出会い、食事や交流を重ね、ときにはトラブルを乗り越える中で、サンパウロでの生活に対する自信が少しずつ育ってきたと感じています。 また、カーニバルの時期を現地で経験したことで、ブラジル社会における文化行事の存在感や、人々の生活との結びつきについて、実感を伴って学ぶことができました。 来月からは本格的に授業が始まるため、今月得た経験と周囲への感謝を忘れず、学業・語学学習・異文化交流のすべてに主体的に取り組んでいきたいと思います。
ブラジル連邦共和国
UNIVERSIDADE DE SAO PAULO
Sena
イベロアメリカ言語学科 3年 交換
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