月次報告書 2026-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2026-02-01 ~ 2026-12-31
留学種別
交換
生活編
留学八か月目 旅と人とのつながりを通してブラジルを見つめ直した一か月

【① 学校生活と人との交流】 9月は、大学生活を続けながら、留学生やブラジル人の友人との交流を深める機会が多い一か月だった。留学生やブラジル人の友人たちと一緒に餃子を作る機会があり、料理を囲みながら自然に会話を楽しむことができた。日本の料理を一緒に作ることで、自分が日本文化を紹介する側になる一方、ブラジル人や他国の留学生がどのように日本の食文化を受け取るのかを見ることもでき、普段とは違う形での異文化交流になった。 また、神田外語大学の学生と、以前神田外語大学に留学していたブラジル人の方々と一緒に食事をする機会もあった。留学前から大学を通して生まれたつながりが、ブラジルでも続いていることを改めて実感した。これまで何度も感じてきたことではあるが、日本にいる間から留学生と交流しておくことは、現地での人間関係を広げるうえでも大きな意味があると思う。 さらに、日本からサンパウロを訪れていた知人の家族にUSPを案内する機会もあった。留学開始当初は自分自身が大学内の場所や制度について何も分からなかったが、今では人にキャンパスを案内できるようになっていることに気づき、八か月間生活してきたことでUSPがかなり身近な場所になっていることを実感した。 【② スポーツを通した交流】 今月も、これまで交流を続けている駐在員の方々とバレーボールをする機会があった。その後の交流会にも参加させていただき、スポーツだけでなく、食事や会話を通してさまざまな方と関わることができた。 留学当初は大学や留学生同士の人間関係が中心だったが、テニス、バスケットボール、バレーボールなどを通して、ブラジルで働く日本人の方々とのつながりも広がってきた。スポーツは年齢や立場に関係なく一緒に楽しむことができ、自然に会話が生まれるため、自分にとって非常に関わりやすい交流方法だと改めて感じている。 また、USP構内で開催されたイベントにも参加した。大学は授業を受ける場所というだけでなく、学生同士が交流したりイベントを楽しんだりする場でもあり、こうした活動に参加することで、通常の授業とは異なるUSPの学生生活に触れることができた。 【③ Ouro Pretoへの旅行】 今月は長距離バスを利用してOuro Pretoを訪れた。予定では約12時間の移動だったが、出発時点で遅れがあり、実際の到着も予定より遅くなった。ブラジル国内を長距離バスで移動する機会が増える中で、予定どおりに進まないことを前提に、余裕を持った日程を組むことの重要性を改めて感じた。 到着時は曇りや霧が多く、遠くまで景色を見渡せるような天候ではなかった。しかし、石畳や歴史を感じさせる建物が並ぶ街並みには、サンパウロとは全く異なる魅力があり、落ち着いた雰囲気を楽しむことができた。天候が良くなくても、街そのものを歩くことで十分にその土地の特色を感じられたことが印象に残っている。 また、実際に滞在してみて、支払い方法には注意が必要だと感じた。場所によってはクレジットカードが利用できない場合もあったため、Ouro Pretoを訪れる場合は、カードだけに頼らず、現金やPixなど複数の支払い方法を準備しておくと安心だと思う。 2日目には鉱山を訪れた。Ouro Pretoの歴史と鉱業との関係を実際の場所で見ることができ、街並みだけでは分からない地域の背景について考える機会になった。土産店では宝石や鉱石、アクセサリーなどが多く販売されており、鉱山の歴史が現在の観光にもつながっていることが興味深かった。 【④ Belo Horizonteで感じた都市の違い】 Ouro Pretoで数日過ごした後、Belo Horizonteへ移動した。Ouro Pretoとは大きく雰囲気が異なり、博物館を訪れたり街を歩いたりする中で、ブラジル国内でも都市によって街の規模や空気感が大きく違うことを改めて感じた。 個人的には、Belo HorizonteはOuro Pretoよりもサンパウロに近い都市的な雰囲気を感じ、過ごしやすいと思った。この旅行を通して、自分自身が落ち着いた歴史都市よりも、多くの人や店が集まる都市部の環境を好む傾向があることにも気づいた。旅行は観光地を見るだけでなく、自分の好みや価値観を知る機会にもなると感じた。 一方で、帰りの移動ではバスにトラブルが発生し、最終的には約5時間遅れて帰宅することになった。日本で生活していたときには経験したことのないほど長い待ち時間だったため大変だったが、予定外の出来事が起きた際に状況を確認しながら対応する経験にもなった。今後、長距離バスを利用するときには、到着後に重要な予定を入れすぎず、ある程度の遅延を想定した計画を立てたい。 【⑤ 日常の中で広がった人間関係】 旅行から戻った後には、友人たちの誕生日を祝う機会もあった。留学生活が長くなるにつれて、最初は知り合いだった人たちと誕生日を一緒に祝うような関係になっていることを考えると、人とのつながりが少しずつ深まっていることを実感する。 8月は新しく来た留学生との出会いが多い一か月だったが、9月はその人たちを含め、すでに知り合った人との関係を少しずつ深める時間が増えたように感じている。食事をしたり、一緒に料理をしたり、スポーツをしたりする何気ない時間が、結果として人間関係を作るうえで非常に大切なのだと思う。 また、前期から続いている人間関係、新しく来た留学生、ブラジル人の友人、駐在員の方々など、自分が関わっているコミュニティがかなり多様になってきた。留学開始時には想像していなかった人たちとのつながりが生まれており、人との出会いそのものが留学の大きな財産になっていると感じている。 【⑥ 総括】 9月は、Ouro PretoとBelo Horizonteへの旅行を通してブラジル国内の地域差を感じると同時に、人とのつながりをさらに深めることができた一か月だった。歴史的な街並みが残るOuro Pretoと、より都市的なBelo Horizonteを続けて訪れたことで、同じブラジル国内でも街の雰囲気や文化が大きく異なることを実感できた。 また、長距離バスの大幅な遅延や、場所による支払い方法の違いなど、旅行を実際に経験したからこそ分かったことも多かった。予定どおりに進まない状況に対して、日本と同じ感覚だけで考えるのではなく、ある程度余裕を持って対応することも、ブラジルで生活する中で身についてきた部分だと思う。 人間関係の面では、留学生やブラジル人との交流に加え、神田外語大学を通じたつながりや、駐在員の方々とのスポーツなど、複数のコミュニティに継続して関わることができた。自分から一度参加した活動や、以前に作ったつながりが、その後の新しい経験につながっていることを改めて感じている。 留学生活も残り少なくなってきたため、10月以降はこれまで築いてきた人間関係を大切にしながら、授業や語学学習、研究にもより意識的に取り組みたい。また、まだ訪れたことのない場所や参加したことのない活動にも積極的に挑戦し、帰国までの一日一日を無駄にしないように過ごしていきたい。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
30.2444円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 4,050 122,490円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 550 16,634円
通信費 55 1,663円
食費・その他 600 18,147円
合計 5,255 158,934円
授業編
Aspectos da Cultura BrasileiraⅡ
ブラジル文化の側面Ⅱ
講義(地域言語)
480分
最終的に3〜6ページの個人レポートを作成する前提で自分が興味のある授業を内容を考えておくのがいいと思う。そのために授業前に先生によってはPDFを事前に配布してくださるのであらかじめ確認しておくと良いだろう。
Toponimy Ⅳ
地名学 4
講義(地域言語)
480分
本授業は、道路・鉄道・地下鉄・空港などの名称を題材に、線状地名がどのように生まれ、定着するかを学ぶ授業。地名の背景にある歴史、政治、経済、多言語社会との関係も考察するもので前期に受けたものと比べ難易度が上がったのを感じるが、留学生に対しても先生が親切なためおすすめである。
Curso de Conversaçao e Escrita em Português para Estrangeiros- Nível C1
外国人向けのポルトガル語、会話、筆記ーC1 応用レベル
語学(地域言語)
480分
本授業は発音や省略形、愛称、代名詞、口語表現を学び、ブラジル人が実際の会話で使う自然なポルトガル語を理解する授業。言葉の細かなニュアンスや、発音の違いによる意味の変化にも注目するものでとても実践的な授業だと考える。
English@USP — Módulo: Focus on Listening
English@USP — モジュール:リスニングに焦点を当てる
語学(英語)
480分
本授業は英語の会話・講義・動画などを聞き、要点や細部、アクセントの違いを理解する力を鍛えるオンライン授業でWorld Englishesやノートの取り方も扱い、各回の内容を選択式の小テストで確認するものである。
Introduction to the Studies of Portuguese-based Creole Languages and Portuguese in Africa
ポルトガル語ベースのクレオール語とアフリカにおけるポルトガル語の研究入門
講義(地域言語)
480分
本授業はポルトガル語系クレオールが、植民地化や言語接触、各地域の社会構造の違いからどのように形成されたかを学ぶ授業。カーボベルデなどを例に、音韻・文法や社会言語学的背景を比較するため授業の説明は少し難易度が高いが興味がある人にはお勧めできる授業である。