私たちはタイにノンイミグレートビザで来た。このビザは3ヶ月に1度、大使館で更新手続きをしなければいけない。故に期限1週間前に大使館へ行き更新手続きを行った。1回行けば良いところを私たちは全部で3回行った。その理由を今日は説明しよう。 ビザを更新するには、様々な書類を集めなければいけない。まず、留学先の大学が用意してくれた書類、次に大使館で配布される書類、最後に滞在しているアパートが出してくれる書類の3つが、更新手続き必要な書類である。 必要な書類の内、初めの2つは不備なく揃っていた。しかし最後のアパートが出す書類に不備がありビザを1回目だけではなく2回も更新できずにいた。初回は「今年からアパート関連の書類がコピーではなく原本ではないと更新できない。」と言われたため断られた。ゆえに大学の先生とアパートの管理人にその趣旨を伝え、ルールに沿った書類を作成してもらうようにお願いをした。その趣旨をアパートの管理人に伝えたら、「今年から法律が厳しくなって大変なんだ、こちらの仕事は忙しいんだ、頼むから仕事を増やさないでくれ。」と逆に叱咤された。この会話が原因で少しアパートと私たちの関係がギクシャクした。 そして、3回目は2人が残り期限があと1日であったため、問題の根源であるアパートの従業員と一緒に大使館へ更新しに行った。その結果、またしても書類の不備が指摘されビザ更新を断られた。私たちも含め、従業員の人にもなにが不備なのかわからなかった。さすがに大使館の人も3回も断られた人達を見て見限ったのか、説明もなく、大使館の裏手にあるビザ更新で問題を起こす人達を処理する法律探偵事務所のところへ案内してくれた。 そこで私たちは唖然とした事実を探偵の人から聞いた。それは、現地のアパートには「いつに外国人が入居したか、いつに大使館へビザ更新をするか。」ということを事前に大使館へ報告する義務があるのに、怠っていたのだ。この義務は以前から存在している法律である。しかしアパートの人は何も知らないような素振りをしていた。私たちは腸が煮えくり返る感情を表には出さなかったが、本当にタイは仕事が適当で自分を過ちをあたかも他人のせいにする、自分の面子を重視する人達もいる国であるのだと痛感した。 結局のところアパートの責任でビザ更新できず、またアパートの従業員が法律に沿った仕事をしなかったためにこの問題が起きたので、アパート側は1人当たり800バーツの罰金を支払うことで、無事に私たちはビザ更新をすることができた。 ビザ更新を終えアパートに着いたときにアパートの管理人さんに呼び止められた。管理人さんからは「私たちの仕事を増やさないで欲しい、ビザ更新のアパートの義務については、以前は緩かったから申告しなくても大丈夫だった、しかし最近厳しくなったから問題が起きたのだ。」とやはり自分にミスがあったとは言われなかった。私たちはアパートは家賃はしっかり持っていくが、後の事は適当なんだと痛感した。 最後に、このビザ更新という経験を通じて、タイ人と日本人の問題対処のやり方の違い、そして仕事の出来の違いを知った。問題が起こりそうなら、事前に説明し、一緒に対処して欲しかった。また感情に身を任せても問題は解決しないので、常に冷静でいることの大切さを改めて知った、またその道のプロに仕事を任せるだけではなく、私たち当事者もこれからすることを自ら知ることが大切であると学んだ。 8月はタイでは雨期と言われ、とても雨が降る時期なのに、雨があまり降らなかったので、お出かけにとても良い月でした。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 5,500 | 17,270円 |
水道光熱費 | 287 | 901円 |
学費・教材費 | 600 | 1,884円 |
交通費 | 2,600 | 8,164円 |
通信費 | 100 | 314円 |
食費・その他 | 8,000 | 25,120円 |
合計 | 17,087 | 53,653円 |