月次報告書 2015-10
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
タイ語専攻
留学期間
2015-05-01 ~ 2016-03-31
留学種別
交換
生活編
戦場にかける橋、架けた人、架けさせた人

カーンチャナブリー県はビルマと国境を接す、タイ東部の県である。そのビルマとの国境近くを流るるメコン川(現クウェー・ヤイ川)には、映画 戦場にかける橋で有名なメクロン河永久橋が架かっている。かの橋は今から約70年前の大東亜戦争時に、日本軍第十六捕虜収容所が指導し建設されたものである。その建設に携わった連合軍の捕虜や現地人たちは、過酷な労働を劣悪な環境の中で強いられ、多くの命を失った歴史を持つ。橋は幾度も米機の来寇に会うも、早ながらの雄姿を今も臨める。十月の末、筆者はここを橋を架けさせた国の人として訪れた。  まず驚いたのが河の流れの速さとその深さだ。大きめの船が航行できるほど深さあり且つ、流れも速い。はやたつに手作業で橋を架けた民の苦労が窺えた。先人たちに思い量りつつその早川に架かる鉄橋を歩いて渡った。朽ちつつある枕木からむき出しの、一つ一つ形や大きさの異なる鉄杭は、紛れ無き骨を折る手作業の跡であった。次に橋のそばにある連合国捕虜の共同墓を来観した。ここには建設に従事し非命に斃れた6982人の捕虜たちの英霊が眠っている。その墓石のいちいちを偲んで園内を回ると気が付くのは、さまざまの欧州の国の歳二十前後の青年ばかりであることだ。その無辜たちに深念すれば、ただ虚しさにかられたのであった。   この史跡をめぐり、改めて感じたのは平和の尊さである。戦後70年が過ぎ、平和が当たり前となっているわが国では、その尊さに気づけるものは多くはない。国の礎が変わろうとしているまさに今、平和を失ってから初めてそのたっとさに気が付くのではなかろうか

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
タイ バーツ
3.14円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 5,200 16,328円
水道光熱費 406 1,275円
学費・教材費 300 942円
交通費 0 0円
通信費 200 628円
食費・その他 3,000 9,420円
合計 9,106 28,593円
授業編
Newspaper ReadingⅠ
新聞を読む
語学(地域言語)
120分
新聞に関する用語の解説
Camping
キャンプ
講義(地域言語)
180分
野営をするための事前学習
Academic Writing
学術的な文章の書き方
語学(地域言語)
180分
教科書に沿った文章の作成。また班による活動及び発表
Advanced Thai1
上級タイ語1
語学(地域言語)
180分
動画鑑賞をし、その理解力を問う試験をする。 また、お題に会った数分の発表もする
Thai society and Culture
タイの社会と文化
講義(地域言語)
180分
社会や集団とは何かを問う、組織論の様な授業。
Thai Instrument maintenance in School
楽器の手入れおよび修理法
講義(地域言語)
180分
楽器修理及び手入れ
Thai Studies
タイ研究
講義(英語)
180分
タイの音楽、お菓子、昔遊びなど幅広いことを学ぶ。 実習することが多い
Big Circular Gong
円形ドラム
講義(地域言語)
180分
コンヲンヤイの演奏