2015年10月21日午後4時29分、私が7年間待ち続けた瞬間がようやくやってきました。そう、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーpart2』(以下BTTF2)でドクとマーティが訪れた未来です。子供から大人まで、まさに時を超えて愛されているタイムスリップ映画の金字塔であるBTTFにとっての未来が、私達にとっての過去になる重要な瞬間です。映画の舞台はカリフォルニア州にある架空の街、ヒル・バレー。なんと嬉しいことに、カリフォルニア州とここシアトルは時差がありません。私は、歴史的な瞬間を映画の舞台と全く同じ時間で祝えるということを心から嬉しく思い、その日を迎える一週間以上前から居ても立っても居られず、ホストファミリーには何度も「21日はBTTFの日だよ」と言いました。きっと皆んな、私のことを映画オタクと思ったかもしれません。しかし、ようやくその日が目前に迫った10月20日、なんと私は興奮のあまり体調不良を起こしてしまいました。留学中の体調不良とはよくある話ですが、その原因がBTTFだなんて、恥ずかしくてあまり人には言いたくありません。仕方なくその日は早めに寝たのですが、次の日の朝になると当然胸の鼓動は激しくなるばかり。いつも通り授業を終え家に帰って来ると、時間は午後の3時半、未来まで約1時間です。私はどうして良いか分からず、ただただ“2015年10月21日午後4時29分がまだ未来である時間"を部屋で一人噛み締めました。そして1時間後、遂にその時はやってきました。本当にこの時がやってきてしまったんだ、BTTF2の未来はもう未来ではないんだという実感がじわじわと身体の中を駆け巡り、気がつけば涙を流していました。7年前、初めてBTTFを観て心を奪われた頃の私は、英語が苦手中の苦手で、アメリカへ行くことなんて夢のまた夢だと思っていました。しかし、2015年の今、私はこうしてアメリカに留学しています。7年前にドクがくれた"Your future is whatever you make it"という言葉は本当だったのです。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 0円 | |
水道光熱費 | 0円 | |
学費・教材費 | 0円 | |
交通費 | 0円 | |
通信費 | 0円 | |
食費・その他 | 40 | 4,083円 |
合計 | 40 | 4,083円 |