月次報告書 2015-12
プロフィール
学科
英米語学科
学年
3年
留学期間
2015-09-01 ~ 2016-06-30
留学種別
私費
生活編
2015年最後の日

12月31日、2015年最後の日です。2日前にカナダ旅行から帰って来たばかりの私は、まだ足にかすかな痛みを感じながら、それでも大晦日に家で引きこもるわけにはいくまいと、市営バスを乗り継ぎダウンタウンへと向かいました。特にこれといった用事があったわけではありませんが、大晦日のダウンタウンなのだから行けば何か面白いものがあるだろうという軽い気持ちでした。まずはじめに向かったのは、スペースニードル付近のEMPミュージアム。鉄製のパネルが張り合わされたような不恰好で大きな建物は、観光地となっているこの付近でも一際目立つ存在ですが、実際に中を見るのは今回が初めてです。ロックバンド・ニルヴァーナ展や、ハロー・キティ展、SFの世界展、ゲームの進歩展と、数多くの展覧会がこの建物の中で催されています。これといって興味をそそられるものはありませんでしたが、退屈しのぎに20ドルの入場料を払い、中へ入ることにしました。まず向かったのは、地下で開催されているSFの世界展。宇宙船をイメージした薄暗くて機械的な雰囲気の部屋に、過去のSF映画で実際に使用された小道具が展示されています。入り口でまず目に入るのは、『ターミネーター』のT-800、続いて『スター・ウォーズ』のライトセーバーです。それから、『ゴーストバスターズ』のプロトンパックや、『ブレード・ランナー』の衣装など、あまりSF映画に詳しくない私でも思わずテンションが上がってしまう代物ばかりでした。そんななか、ピンク色の物体が1つ、私の目に飛び込んできたのです。開いた口が塞がらないとはまさにこのことを言うのでしょう。そこにあったのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー part2』で使用されたホバーボードでした。私は叫びたい衝動を必死に堪え、ゆっくりとそこへ近づいて行きました。果たしてこれは本物なのかと、にわかに信じがたい気持ちで見つめていると、ちょうど横のパネルには"used by Michael J. Fox as Marty McFly"の文字が。間違いありません、これがあのBTTF2の撮影で実際に使用されたホバーボードです。私の目の前にあるこの板の上に、あのマイケル・J・フォックスが乗ったのです。私は、胸の鼓動が高まるのを感じつつ、2015年最後の日に私をここへ導いてくれた何か見えない力に心から感謝しました。初めて間近で見るホバーボードは、私が想像していたものよりも手作り感があり、貼り合わせた紙の横には鉛筆の下書きが残っていました。そこに見えたのは、架空の2015年の世界ではなく、映画を作ることに命を注いだ1989年の人々の想いでした。

住居形態
ホームステイ
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
102.07円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 0円
水道光熱費 0円
学費・教材費 0円
交通費 20 2,041円
通信費 0円
食費・その他 200 20,414円
合計 220 22,455円
授業編
EAP100 Communication for College
EAP100 カレッジのためのコミュニケーション
語学(英語)
520分
今月の授業はたったの4回でした。そのうち2回はテストでしたので、講義は2回ということになります。今期の成績が決まる最後のテストを無事にパスし、来期では1つ上のクラスが受講できることになりました。
MUS101 Music FundamentalsⅠ
音楽
講義(英語)
350分
3つのテストを無事にクリアしました。心配の種だったピアノのテストも、前日の猛練習のおかげで93点という良いスコアをもらいました。最後の授業では、この学校でオペラを学んでいた方々が歌を披露してくださいました。あんな小さな身体から建物全体を響かせるような声が出ることには、驚きを隠せません。