月次報告書 2016-03
プロフィール
学科
英米語学科
学年
3年
留学期間
2015-09-01 ~ 2016-06-30
留学種別
私費
生活編
長年の夢

3月18日、授業期間が終わったその日に私はシアトルからシリコンバレーに飛び立ちました。長年の夢を叶えに行くのです。約1時間半のフライトの間、私の胸は期待と興奮でいっぱいでした。私が一人飛行機に乗ってシリコンバレーに来た目的、それはシリコンバレーのコミックコンベンション、通称コミコンとして知られるアメリカ最大のコミックイベントです。といっても私の長年の夢というのはこのコミコンに参加することではありません。実は今回のシリコンバレーコミコンでは、あの映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出演したマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイド、そしてリー・トンプソンが集結するのです。私の長年の夢とはこの3人に会うことなのです。私は夕方頃に現地に到着すると、ホテルに荷物を置いてそのままチケットを引き換えるためイベント会場に向かいました。その日は前夜祭だったのですが、会場は人々でごった返していました。 3月19日。開場が10時だったので9時半頃に会場に到着すると、入り口前にはすでにたくさんの人が行列を作っていました。映画のコスプレをしている人も多く、並んでいる間も見ていて飽きません。そしてついに10時、黄色い歓声と共に会場のドアが開きました。BTTF出演者のサイン会まではまだ時間があったので、私はまずteam FOXのデロリアンフォトブースへ向かいました。初めて生で見るデロリアンは本当にかっこよかったです。次元転移装置が実際に光ってるのを見るのはまさに感動ものです。 そしてついに、マイケルjフォックスとクリストファー・ロイドのサイン会に向かいました。私が着いた頃にはすでにサインブースの周りには大勢の人がいました。特にマイケルはこの日1日だけの参加とあってファンの熱気も凄かったのを覚えています。早速マイケルのサイン待ち列に並ぶと、遠目からでしたがサインをするマイケルが見えました。ずっと画面を通してしか見たことがなかったマイケルが今同じ空間にいると思うと、私は失神しそうになりました。これが私が初めてマイケルを生で見た瞬間です。BTTF3のあの時計の前にドクとマーティが立っている写真にサインをしてもらいました。本当に天にも昇る気持ちでした。 続いてそのまま隣にあるロイド氏のサインブースへ向かいました。マイケルにサインしてもらった写真と同じものにサインをしてもらいましたのですが、私は焦りすぎて渡すペンの色を明らかに間違ってしまいました。セピア色の写真に真っ青な色で書かれたサインはちょっと見た目は悪いですがこれも味があって良いでしょう。何より嬉しかったのは、去り際にロイド氏が私を見て目を見開きながら笑ってくれたことです。あの瞬間は今思い出しても心臓が止まりそうになります。 次はいよいよマイケルとロイド氏との写真撮影です。人が多かったのであまり長時間一緒に過ごすことはできませんでしたが、確かに3人で写真に写りました。今思い出しても嘘のようです。それに、写真に写る直前、マイケルが私の目を見て笑ってくれたのです。私も信じられないといった心地で笑い返しました。本当に幸せでした。 写真撮影が終わると、そのままBTTFのパネルと呼ばれるトークショーの入場待ち列に並びました。会場の40分ほど前でしたが、列はすでに入り口前の通りを抜けて向こう側の広場まで伸びていました。それもそのはず、これが今回のイベントのメインと言っても過言ではないのですから。入場口のドアが開いた瞬間に席の争奪戦が始まり、私はちょうど真ん中あたりの席を獲得しました。並んでいた位置を考えるとなかなか悪くない席です。そしてその数分後、ついにパネルが始まりました。トンプソンさん、ロイド氏、マイケルの順にBTTF出演者が紹介され、映画について語ったあと、お客さんとのQ&Aがありました。お客さんからの質問は真面目なものからちょっとふざけたものまであってとても聞き応えがありました。特に印象に残ったのは、part2で登場した自動靴ヒモについて聞かれたマイケルが「あれはパーキンソン病の人にとっては便利だよね」と言っていたことです。客席からは大きな笑いが起こりました。こんな風に自分の病気をもギャグにしてしまうマイケルを本当に尊敬せずにはいられません。シャイなロイド氏はあまり沢山は喋りませんでしたが、マイケルに「話しなよ、クリス」と促されると、スタントのことを丁寧に話してくれました。トンプソンさんはとても明るくて面白い方で、お客さんからの質問にも真っ先に答えたり、映画の台詞を実際に言ってくれたりしました。パネルは全部で45分ほどでしたが、本当にあっという間でした。あんなに濃い45分は生まれて初めてです。 文字数の問題でほんの一部しかお伝えできませんでしたが、本当に夢のような経験でした。

住居形態
ホームステイ
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
102.07円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 0円
水道光熱費 0円
学費・教材費 0円
交通費 250 25,518円
通信費 0円
食費・その他 500 51,035円
合計 750 76,553円
授業編
Composition for College
カレッジのための作文法
語学(英語)
660分
最後のエッセイのテストがありました。広告の分析エッセイでしたが、あまり実力を発揮できなかったように思います。ですので、来期はEAP131というエッセイクラスを取ることになりました。
PE120 Yoga Pilates
ヨガ ピラティス
体育・実技
350分
期末テストがありました。といってもヨガのポーズとその説明を覚えて実践するだけの簡単なものだったので、特に問題なく終わりました。評価も無事A+で終了できそうです。
SOCIAL PSYCHOLOGY
社会心理学
講義(英語)
780分
期末テストがありました。中間より難しかったのか、それとも単に勉強不足だったのか、点数が下がってしまいました。それから、実験課題があったので、1週間かけて心理学の実験を行いそれをレポートにまとめました。なかなか骨の折れる作業でした。
QUEER IDENTITIES
クイア・アイデンティティーズ
講義(英語)
550分
最終プロジェクトの提出がありました。「日本とアメリカのメディアでのLGBTQの違い」について二日間で2500字の分析レポートを書きました。こんなに短い期間で長いレポートを書いたのは初めてです。少しノイローゼになりかけました。しかし、クラスメイトからの評判は良く、評価も満点をもらいましたので頑張った甲斐があります。