月次報告書 2017-01
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
インドネシア語専攻
留学期間
2016-08-01 ~ 2017-07-31
留学種別
交換
生活編
新年

2017年の1月も充実した時間を過ごすことができました。街の外を出て電車で旅行することが多かった今までの過ごし方を変えて、この1ヶ月は留学している街の中を散策する時間を多く取ることにしました。すると色々な発見がありました。特に、おしゃれなカフェが多いことには驚きました。学生の街と知られているマラン。様々な地域から良質な教育を受けるために多くの学生がマランで勉学に励んでいます。親元を離れて一人暮らしをする大学生も多いです。まだまだ平均所得が低いこともあり、学生への仕送りが多いとは言えない現状の中で学生たちの普段のちょっとした楽しみが友達とおしゃれなカフェで時間をつぶすことです。若者の多い町、ムスリム多数でお酒を置く店が少ないこと、いろんな理由が重なり合ってマランのカフェ文化が発展しています。そうした背景からカフェの質も数も高まっています。1ヶ月では全てを訪れられないのではと感じてしまうマランにあるおしゃれなカフェがこれからも街の発展とともに増えると思うと、折り返し地点を迎えた留学生活ですが、この街の成長をまだまだ長いこと近くで見ていたいと思ってしまいます。

住居形態
ホームステイ
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
インドネシア ルピア
0.01円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,000,000 10,000円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 150,000 1,500円
通信費 300,000 3,000円
食費・その他 1,400,000 14,000円
合計 2,850,000 28,500円
授業編
Membaca(Reading Ⅰ)
リーディング
語学(地域言語)
630分
インドネシアの伝統手芸のバティックについてを深く掘り下げた一ヶ月の授業でした。インドネシアに数百の民族が存在していることもあり、文化は多様です。蝋染めを主とするバティックの柄は、その民族や土地によって生まれる文化を表現しています。故に、柄の持つ意味も異なってきます。例えば、中部ジャワ・チルボンのバティク柄は雲の模様をしています。この地域では一時期、干ばつで作物の収穫が厳しくなったことがあり、雨の恵みを必要としていました。雲は雨を降らす象徴として信じられていたことから、恵みの雨による豊作を願いバティクの柄にも雲を取り入れたと考えられているそうです。
Berbicara(Speaking I)
スピーキング1
語学(地域言語)
540分
日本の伝統芸能についてのプレゼンの準備と実際にプレゼンをして、自国の伝統芸能を深く知りました。私は華道に関して発表しました。日本にいる時は興味を持たないトピックも、海外では日本のそうした部分が気になる人がたくさんいて説明を求められます。そのため、自ずと自国の文化に対して考えさせられます。一月は会話の授業を通して、日本の伝統芸能を再発見しアウトプットする時間になりました。
Tata Bahasa(Indonesian Grammar I)
文法1
語学(地域言語)
270分
インドネシア語で卒論などの学術的にフォーマルな文章を書くための知識を学びました。 特に、接続詞の使い方の知識と実践に焦点をあてました。
Menulis (Writing Ⅰ)
ライティング
語学(地域言語)
270分
去年の反省を踏まえて今年の抱負と題して文章を書く授業から始まりました。先生のチェックが入り、文法や単語の使い方を学び直す機会になりました。また、また映画の書評をインドネシア語でどう書くかを学ぶことで、より複雑な構造で高い技術の文章を書くことにも挑戦していく準備ができました。
Menyimak(Listening I)
リスニング1
語学(地域言語)
630分
今月のmenyimakの授業ではインドネシア共産党に関わる映画の鑑賞からスタートしました。インドネシアの小学校ではインドネシア共産党が政権奪取を計画した事件を題材にしたノンフィクション映画を子供達だけで鑑賞させる取り組みが毎年行われているそうです。政治映画から派生し、メディアを通じたイデオロギー教育に関する個々の見解を話し合うところまで授業内容が発展しました。