週末の過ごし方 ブラジリアの動物園に連れて行ってもらい、ピクニックをしました。ピクニックのために御飯を炊いて、おにぎりやおかずをみんなで協力して作りました。動物園はとにかく広くて、暑いなか歩き回るのは大変でしたが、日本では見られないようなトゥッカーノなどのカラフルな鳥や、ホワイトタイガーなどの珍しい動物を見ることができ、良い経験になりました。 また、月末にはサルバドールに旅行に出かけました。同じブラジルでもブラジリアとは全然違う景色が広がっていて、とても感動しました。石畳の坂道やポルトガル式の歴史的な教会が建ち並ぶ姿は、まるでポルトガルに来たかのように感じましたが、その中でも、建物の壁がカラフルに塗られていたり、黒人奴隷たちによって建てられた教会があったり、道ばたでカポエイラが行われていたりして、異文化が融合したブラジルらしさを強く感じました。ブラジリアは近代的な街なので、サルバドールに行ってようやく「ブラジルに来た!」という実感がわきました。また、ブラジリアは内陸なので、サルバドールで久しぶりに海を見ることができてとても嬉しかったです。残念ながら海に入ってはいないのですが、要塞の灯台に上って壮大な大西洋をバックに写真を撮ったり、海の見えるレストランで美味しいシーフードを食べることができて大満足でした。ブラジルに来る前からバイーアの代表料理であるムケッカ(トマトとココナッツミルクでシーフードを煮込んだスープ)が大好きだったので、本場のムケッカを滞在中に3回も食べることができて幸せでした。また、黒人奴隷たちによってもたらされた、カンドンブレという宗教の伝統舞踊を劇場で見ました。小さな劇場なのですが、激しいリズムと呪文のような歌声が大きく響き、それに合わせてパワフルでしなやかなダンスで神々のストーリーが表現されていて、圧倒されました。1時間ほどの舞台でひとり50レアル(2000円弱)でしたが、伝統文化に少しでも触れることができて、値段以上の価値があったと思います。 3泊4日でゆっくり楽しむことができ、とても良い旅行でした。ただ、サルバドールはブラジルのなかでも有名な観光地だからか、綺麗なホテルやレストラン、オフィスビル街のような部分もある反面、物乞いや小物売りをする人々がいたり、一歩細い道を見るとぼろぼろの廃墟が続いている場所もあったりして、ブラジルの抱えている問題について改めて考えさせられる機会にもなりました。また、予約していた飛行機の出発の日にブラジル全土のストライキが重なってしまい、一時はどうなるかと思いましたが、前日に空港まで行って日程をずらしてもらい、ホテルも日程変更をして、なんとか行くことができました。急にストライキの日が決定され交通機関がひとつも動かないということは日本ではまず有り得ないので驚いたし迷惑だと思いましたが、これもブラジルの抱える問題に直面しトラブルの対処もできたので、ある意味貴重な経験になったと思いました。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 695 | 25,715円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 42 | 1,554円 |
交通費 | 30 | 1,110円 |
通信費 | 40 | 1,480円 |
食費・その他 | 830 | 30,710円 |
合計 | 1,637 | 60,569円 |