週末 5日から7日までの3日間、ブラジリアで開催された「日本祭り」というイベントに、在ブラジリア大使館の展示ブースのお手伝いとして参加させていただきました。これは、4月に、同じ寮で生活している上智大の留学生を通して、大使館で広報文化班班長として勤務されている、武藤一等書記官ご夫妻とお話させて頂いたのがきっかけでした。当日の3日間は、大使館の浴衣をお借りして、日本酒の試飲を配るお手伝いをしたり、和食の展示や茶道のデモンストレーションで来場者からの質問に対応したりしました。浴衣姿の日本人が珍しいからか、多くの来場者に一緒に写真を撮ってほしいと言われ、まるで有名人になったようでした。大使館の方もおっしゃっていましたが、ブラジルではSNSがかなり流行っているので、このように写真を撮って拡散してもらうことで、日本文化がさらに広く親しまれるようになったらいいなと感じました。お祭りに向けて、事前準備を何もせず参加してしまったので、本当に簡単なお手伝いしかできませんでしたが、武藤さんをはじめ大使館関係者の皆様からは、「今までで一番、大使館ブースを盛り上げることができた」というお言葉を頂きました。少しでもお役に立てていたのなら光栄なことだなと感じました。このように大使館関係者の方とお話させて頂いたり、ましてや一緒にお仕事に携わらせて頂けることは本当に貴重な経験で、いろいろなことを学ばせて頂きました。お手伝いの合間をぬって、お祭り自体もとても楽しませて頂きました。「しめじ」や「すしバーガー」という日本にはない料理があったり、見るからに偽物のアニメグッズが売られていたり、日本人よりも上手な演歌や和太鼓の演奏があったり、日本文化と全然関係のないブースもあったりと、ブラジル人の視点からの「日本文化」というものを知ることができ、とても面白かったです。同時に、日本の文化が想像していた以上にブラジルで親しまれていたので、このソフトパワーを生かして、もっといろいろな面でブラジルと日本の国交が深まったらいいなと感じました。また、日本ではブラジルの文化はあまり親しまれていない印象があるので、帰国したらもっとブラジルの文化を知ってもらえるような活動をやってみたいです。 月末には、アマゾンへ旅行に出かけました。ツアーで見られたのはほんの一部でしたが、それでも信じられないほど壮大な大自然で、とても感動しました。ツアーでは、野生のサルやワニ、ナマケモノに会ったり、ピラニアを釣ったり、ジャングルの中を歩いたり、手作業でゴムが生産されていた作業場を見たりなど、たくさんのことを体験できました。船の上から見た夕日や、宿泊したロッジの川辺から見た、降るようなたくさんの星がとても綺麗で、この自然がずっと残っていてほしいなと感じました。どのツアーも初めて見る光景ばかりでとても面白かったのですが、一番印象に残っているのは、rio Negroとrio Solimõesがぶつかる合流地点の景色です。以前テレビで見たとおり、二つの川が絶対に混ざり合うことなく流れていて、触ってみると温度も全然違うことがわかり、とても不思議な光景でした。文字通り都会の喧騒を忘れ、人生の悩み事なんて全然たいしたことないなあと感じましたし、大自然のパワーをたくさんもらった旅になりました。死ぬまでにもう一度行きたいです。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 695 | 24,422円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 800 | 28,112円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 1,302 | 45,752円 |
合計 | 2,797 | 98,286円 |