月次報告書 2017-01
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2016-09-01 ~ 2017-03-31
留学種別
推薦
生活編
新年

私は元旦は親類一同が集まって新年を祝う日だと思っていたが、どうやらアメリカはそこまで盛大に一年の始まりを祝うことはないようで(多分個人差あり)、私の一年は12時間の睡眠とチーズフォンデュで開始した。1月3日にはホストの女性がバケーションで外国に一か月旅行に行ってしまい、猫と一緒ではあるが一人暮らしをしている。最初は防犯などに関して大丈夫だろうかとかなり心配していたが、Bellinghamはとても治安が良い場所なので、いきなり不審者が銃で窓を割って侵入してきたなどといった映画のような展開もなく、日本食を作りながら快適な毎日を過ごしている。日本では一か月も仕事を休むなど考えられないと思うが、個人的にはこのように長期休暇を取ることを許される働き方がとても羨ましい。 日本語クラブに顔を出していたことが幸いして、Bellinghamの日本人クラブの新年会にお誘いいただき、多くの日本に縁のある人や日本に興味のある人達にお会いした。生け花が飾ってあったり臼と杵で餅をついたりと、まさしく童謡に聞くような日本の新年会といった様相で、現代日本でもあまり見られないような光景に感動した。 1月になってから気温がマイナスになることが少なくなってきたが、上旬から中旬は日中も噴水の氷が全く融けないのが普通だった。しかしそんな気温の中ですら半袖でいたり、上着を着てはいてもハーフパンツを穿いていたりと、目を疑うような恰好をした人々もよく見受けられた。白人種と黄色人種では耐寒度が違うと耳にしたことはあるが、周りが上着を含め何も防寒具を身に着けていない中、私だけコートを着てマフラーを巻いていると、一人だけ北極に生きているようでいたたまれないと感じることがある。ただ、こういった驚きも留学の醍醐味だと思うので、日常の小さな相違点にも着目して留学生活を楽しみたいと思う。

住居形態
ホームステイ
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
115円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 525 60,375円
水道光熱費 0円
学費・教材費 1,044 120,060円
交通費 0円
通信費 0円
食費・その他 203 23,345円
合計 1,772 203,780円
授業編
ESLA 115 ACAD ESL COMP/READ ⅠⅠ
ライティング・リーディング
語学(英語)
1210分
カレッジコースレベルの文法力、読解力、文章構成力を身に着けるための授業。授業では書くことに重点を置くが、講師が配布した記事を用いてreading quizも行われる。1月中に一つのOCE(Out of Class Essay)とICE(In Class Essay)を作成した。トピックは「自分の大切な人について」など比較的簡単に思われるものだったが、曖昧な表現はより詳しい内容で記述して読み手に詳細まで伝わるような文章を書かなければならず、文章構成も厳しく採点された。毎週月曜日にはReading Journalの提出があり、最低1時間は英語で書かれた本、もしくは新聞などを読むことが要求される。 Schedule: MWF 1:30~3:20 Text: Writing Strategies by David Kehe
ESLA 092 ACAD READ/WRITE/ F/READNG
リーディング
語学(英語)
400分
授業開始日に講師から配られたテストの出来によって、のちのち配られる授業内課題が決定する。授業内課題は大抵A4用紙3枚分のReadingで、4枚程度のquizを解いて講師に提出する。間違えた内容は訂正して講師と答え合わせをする。その日のうちに終わらさなければいけないquizが終わっていれば、早めにクラスから出ても構わない。 Schedule: MW 3:30~4:20 Text: 二回目の授業で講師から配布される
Introduction to the ETHICS
哲学(倫理入門)
講義(英語)
935分
死刑制度やそれを支える思想について学ぶ。1月中に言及されたのはJohn Stuart Millの功利主義やErnest van den Haagの死刑存置派意見, John Lockeの財産についての論など。毎回4~10ページ程度、教科書から次回授業時の内容の文章を読んでくるという課題が出され、その内容についてほぼ毎回授業開始時に四問程度のquizが出題される。quizは全て記述式であり、もちろん全て英語で書かなければならないので、高い英語運用能力が求められる。また、単語の意味が分かっても思想自体が難解であることも多いので、哲学もしくは社会思想史の基礎知識があると良い。 Schedule: MWF 11:30~12:55 Text:Morality and Moral Controversies, 9th edition by John Arthur and Steven Scaret