私は元旦は親類一同が集まって新年を祝う日だと思っていたが、どうやらアメリカはそこまで盛大に一年の始まりを祝うことはないようで(多分個人差あり)、私の一年は12時間の睡眠とチーズフォンデュで開始した。1月3日にはホストの女性がバケーションで外国に一か月旅行に行ってしまい、猫と一緒ではあるが一人暮らしをしている。最初は防犯などに関して大丈夫だろうかとかなり心配していたが、Bellinghamはとても治安が良い場所なので、いきなり不審者が銃で窓を割って侵入してきたなどといった映画のような展開もなく、日本食を作りながら快適な毎日を過ごしている。日本では一か月も仕事を休むなど考えられないと思うが、個人的にはこのように長期休暇を取ることを許される働き方がとても羨ましい。 日本語クラブに顔を出していたことが幸いして、Bellinghamの日本人クラブの新年会にお誘いいただき、多くの日本に縁のある人や日本に興味のある人達にお会いした。生け花が飾ってあったり臼と杵で餅をついたりと、まさしく童謡に聞くような日本の新年会といった様相で、現代日本でもあまり見られないような光景に感動した。 1月になってから気温がマイナスになることが少なくなってきたが、上旬から中旬は日中も噴水の氷が全く融けないのが普通だった。しかしそんな気温の中ですら半袖でいたり、上着を着てはいてもハーフパンツを穿いていたりと、目を疑うような恰好をした人々もよく見受けられた。白人種と黄色人種では耐寒度が違うと耳にしたことはあるが、周りが上着を含め何も防寒具を身に着けていない中、私だけコートを着てマフラーを巻いていると、一人だけ北極に生きているようでいたたまれないと感じることがある。ただ、こういった驚きも留学の醍醐味だと思うので、日常の小さな相違点にも着目して留学生活を楽しみたいと思う。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 525 | 60,375円 |
水道光熱費 | 0円 | |
学費・教材費 | 1,044 | 120,060円 |
交通費 | 0円 | |
通信費 | 0円 | |
食費・その他 | 203 | 23,345円 |
合計 | 1,772 | 203,780円 |