月次報告書 2017-10
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2017-09-01 ~ 2018-06-30
留学種別
交換
生活編
"Vox Clamantis in Deserto" 「荒野で叫ぶ声」

10/1-10/31 タイトルはダートマスの校訓です。 -食事- 食事はFOCOというキャンパスの中心にある一番大きなカフェテリアで済ませています。他にも図書館内のNovack Cafeや私の寮の近くにあるHOPというところでも食事はできるのですが、オーダーの仕方がよくわからなかったり、列が長かったりするので私はあまり行きません。ダートマスでは新入生も交換留学生も最初の学期は週20食のミールプランに強制加入させられます。週20食、食べないとお金が勝手に消えていくだけなので、しっかり20食分、食べるようにしています。2年生以上の学生は週5食分ほどのミールプランに加入して、自分で好きなものを買って食べている人が多い印象です。私は学期中は勉強で忙しく、食事は作業化し、買うのも作るのもめんどくさいので来期も今期と同様のミールプランを継続していこうかと思います。 -学業- 英語力のなさと知識の少なさを痛感する日々ですが、自分のペースを乱さずに勉強できています。留学といったら莫大な課題をこなすために夜遅くまで図書館で勉強するというイメージがあるかもしれませんが、私の場合は夜11時には勉強を切り上げ、朝早く起きてからまた勉強するようにしています。徹夜や睡眠不足は勉強効率が悪くなるし、健康にもよくないので最低でも毎日6時間、しっかりと睡眠をとるようにしています。起きている時間は勉強が忙しくて、人と遊ぶことは土日を含めて皆無ですが、私にとって睡眠は重要なので問題なしです。 2−3週間に一度はテストかエッセイや提出課題があるので毎日が試験期間のような感じです。課題や試験のひとつひとつで良い結果を残さなければ成績が下降していくだけなので相当なプレッシャーを感じますが、自分が評価されるいいチャンスだと思うことによって楽しんでいます。 ダートマスのあるハノーバーは周りに何もないため、勉強するにはベストな環境なので気に入っています。この調子で勉強に集中して、今学期は駆け抜けていきたいです。 -気付き- 約20年間、日本に住み、国際感覚が疎い私にとって、アメリカの学生の行動は理解不能なものばかりです。汚い話ですが(読みたくない人はこの段落を飛ばしてください)、まず一つ目は高確率で机の裏側にガムがへばりついていることです。キャンパス内のいたるところにゴミ箱があるのにも関わらず、机の裏に自分が噛んだガムをつける意味がわかりません。そして二つ目はトイレが常に詰まっているor流されていないことです。私の寮の一階の唯一の共同のトイレはいつも詰まっています。ちなみに、二階には便器が三つあるのですが、時々全部、詰まっています。私のイギリス人のルームメイトは私以上にこの件に関してイライラしています。彼は「ダートマスの新入生向けのオリエンテーションはトイレの流し方を教えるべきだ。」と真顔で言っているのですが、笑うべきかどうかわかりません。他にも、平日の夜に寮の上の部屋で急にパーティーが始まるなどたくさんあるのですが、書ききれないのでこの辺にしておきます。 当たり前のことですが、地球の裏側では自分の中の常識なんて常識ではなくなるのだと思う日々です。アメリカでは私もルームメイトも外国人です。なので、'When in Rome, do as the Romans do' 「郷に入っては郷に従え」の気持ちで柔軟に対応していこうと思います(私はガムはゴミ箱に捨てるし、トイレはちゃんと効率的に流しますが、、、)。 ちなみに、これらは私の限られたアメリカ生活の中での気付きなのであまり深刻にはとらえないでください。アメリカの学生には日本の学生が見習うべきよい点もたくさんあります。次回以降の月次報告ではそのことについても書くことになると思います。 −ホームカミング− 10月の中旬に入る前に、ダートマスのホームカミングがありました。ダートマスではbonfireというキャンプファイヤーのようなものをキャンパスの中心の広場でやるのが伝統です。新入生は卒業年+100周分(今年の新入生は121周)、bonfireの周りを走ります。私は少しだけbonfireを眺めた後、図書館に行って次の週に提出するエッセイを進めていました。図書館には意外にもホームカミングの最中、私のような勉強をしている学生が少数ですがいたので少しほっとしました。 以上のように勉強は大変で、ちょっとした文化?の違いに戸惑うこともありますが、非常に充実した日々を送れています。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
102.07円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,000 102,070円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 800 81,656円
合計 1,800 183,726円
授業編
Introductory Psychology
心理学入門
講義(英語)
995分
Introductory Psychologyは二人の担当教授が2〜3回ごとに交替で講義をしています。女性の教授がいつもスライドを40−50枚、授業の約10ー20分前にCanvasにアップするのでスライドを活用した予習がどうしても不十分になってしまっています。先月の終わりと今月の半ばにテストがあったのですが、テスト範囲がそれぞれ200ページ弱あったので暗記する情報量に圧倒されました。それに、教科書ではカバーされていない講義の内容もテストでは問われるので、日々の復習の大切さを痛感しました。心理学は進化論や脳科学など、生物学的基盤をとても大切にしているので、人間と他の動物の意外な共通点を発見できることあり、楽しいです。現在は来月の1日に3回目のテストがあるのでベストを尽くせるように頑張って勉強しています。
Syntax
統語論
講義(英語)
945分
基本的に授業では事前に読んだ教科書の内容よりも発展したことを扱います。リーディングは10週間で教科書とサブリーディングを合わせても500pほどなので多いほうではないですが内容が濃いです。大きな提出課題が多く、既に3つ提出し、全部で30pほど書きました。課題の問題は一見、難解に思えても基本を理解していれば意外とスラスラと解けます。唯一、きついと感じるのは月曜日に課題を出され、金曜日に提出しなくてはいけないことぐらいです。今まで提出したものは全て、そこそこの評価は頂いているので、より上を目指して頑張っていきます。
Language and Cognition
言語と認知
講義(英語)
990分
この授業では言語の比喩と人間の認知能力の関係や言語に反映されている人間の事物のカテゴリー分けなど、広範な範囲を扱っていて、日々考えさせられます。普段は相変わらず課題文献の要約に追われているのですが、各文献を理解し、それをしっかりと示せば評価は満点をもらえるので頑張れます。今月の半ばに「言語の違いは人間の思考の違いを引き起こすのか」というテーマのエッセイを提出し、それなりの評価をいただくことができました。来月のはじめにまた別のエッセイの提出があるので、今は文献を探しながらどんなものを書くか案を練っているところです。