月次報告書 2018-01
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2017-09-01 ~ 2018-06-30
留学種別
交換
生活編
print("Hello, Dartmouth!")

1/1-1/31 気が付くと年が明け、のんびりする暇もなく冬学期が1/3から始まりました。アメリカは日本とは違い正月のようなかしこまった文化がなく、年が明けてからすぐに動き出します。一月は冬の真っ只中なので相変わらずこちらは氷点下の日々が続いていて寒いですが、体調を崩すことなく過ごせています。 今更ながら、最近、私の留学生活の地味さに気がついてきました(以前から薄々感づいてはいました)。私の留学生活にはあまりキラキラしたイベントはないので、報告書の内容もドライなものがほとんどだと思います。日本にいた頃からあまり派手な生活は送っていなかったので、相変わらずだと言ってしまえばそれで終わりなのですが。留学ウェブには私のダートマスライフをできるだけ包み隠さずお届けしていくので、地味なのはご了承ください。 学業ですが、相変わらず勉強漬けなのは変わらないです。朝勉強。昼勉強。夜勉強。平日勉強。週末勉強。寝る前勉強。夢の中でも勉強。勉強勉強勉強。私は現在、活字がベストフレンドです。辛そうに聞こえるかもしれませんが、これが私が一番ダートマスに来てやりたかったことができているのでちっとも辛くないです。秋学期同様、うまくいかないことの連続でフラストレーションの溜まる毎日ですが、それはまだまだ自分に伸び代がある証拠だと思うことによって肯定的に捉えるようにしています。日々の勉強を通して自分がみるみるうちに強くなっているのは確かなので、今学期もノンストップで駆け抜けていきたいです。頑張れ自分。 -食事(続)- 以前の月次報告で私は週20回分のミールプランに加入していて、今後もそれを継続するというようなことを書いたのですが今期から7食分に変更しました。以下の簡単な表で言うとSmartChoice7です。というのもFOCOでの食事はすぐに飽きます。FOCOは以前にも紹介したようにバイキング形式なのですが、いつも同じような味付けの食べ物ばかりなのですぐ飽きてしまいました。そしてすぐに太ります。バイキングが故に、自己を制御できなくなり食べ過ぎてしまいます。慶應から来ている交換留学生は3ヶ月で10kgも太ったと言っていました。 ちなみに、私は寒い時期はお昼に消化の必要な物を食べるとほぼ100%に近い確率で眠ってしまうので、普段、お昼は何も食べていません。チョコレートやグミを駆使することによって血糖値をある一定の値に保っておけば空腹感は長時間抑えられるので問題なしです。朝晩はしっかり食べています。 もう少しだけ、一般的なダートマスのお食事事情について書いておきます。ダートマスにはDBAという学内での通貨のようなものがあり、学生証でそれを使用することができます。よって、DBAで食べ物を買うことも可能です。食べ物はサンドウィッチやパスタやあまり美味しくない寿司などがキャンパス内の至るところで買えます。SmartChoice20ではこのDBAが200ドル分使えたのですが、SmartChoice7では750ドル分のDBAが使えます。しかもダートマスに支払うお金も250ドルほど安くなります。新入生はSmartChoice20に強制加入なので最初の秋学期は諦めるしかないですが、冬学期からはミールプランを変更することを強くオススメします。 Dining Plan Meal Swipes DBA Cost SmartChoice20 20 $200 $2,005 SmartChoice14 14 $250 $1,920 SmartChoice10 10 $450 $1,800 SmartChoice7 7 $750 $1,765 SmartChoice5 5 $1,020 $1,765 更に詳しく知りたい方やダートマスへの留学を検討している方は以下を参照してみてください。 URLが無効になっていたら"dartmouth dining plan"で検索してください。 http://www.dartmouth.edu/dining/plans/ タイトルを見たときにピンときた方はいらっしゃいますか? プログラミングはハマると結構楽しいです。長い年月をかけてでもプログラミングを呼吸の域まで上達させたいです。 1月はいい形で締めくくれたので2月も今月以上に頑張っていきます。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
102.07円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 700 71,449円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 300 30,621円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 800 81,656円
合計 1,800 183,726円
授業編
Language Acquisition and Development
言語習得と発達
講義(英語)
1030分
How do infants acquire language so quickly and effortlessly? Why is it relatively difficult to learn a new language as an adult? This course will explore the biological bases that enable language acquisition, as well as the social, familial, and educational factors that contribute to language development from infancy to adolescence and beyond. We will examine both typical and atypical language development, and consider the implications of individual differences and language diversity for educational settings. Open to all classes. 主に幼児の母語習得に焦点を当てた授業です。人数は15人ほどで少人数の授業です。指定の教科書はなく、研究論文を約50報読み込みます。成績は中間と期末テスト、毎授業の小テスト、週一回提出する論文批評、出席で決まります。論文批評は最大でも500wordsなのでそこまで大きな負担ではないです。担当の教授の専門が認知心理学ということもあり、認知科学や脳科学のアプローチで言語習得について見ていくことが多いという印象です。言語学が専門である私にとって、脳科学や認知科学の研究を基にした言語習得に関する考察は新鮮に感じることが多いです。
Computational Linguistics
計算言語学
講義(英語)
1080分
The study of human language from a computational perspective. This course will survey formal models for representing linguistic objects, and statistical approaches to learning from natural language data. We will pay attention to the use of computational techniques to understand the structure of language, as well as practical engineering applications like speech recognition and machine translation. Students will implement simple algorithms for several key tasks in language processing and learning. Textbook: Speech and Language Processing, 2nd edition, by Jurafsky and Martin 言語学の学部で開講されているコンピュータ科学の授業です。15人ほどの少人数の授業です。課題で時々プログラミングのコードを書きます。使用言語は初心者の味方である、Pythonです。この授業を履修するにはprerequisiteとしてLinguistics1: Introduction to Linguisticsを履修していなくてはいけなかったのですが、KUISで言語学が専門だった旨を伝えた処、参加を許可されました。授業後のオンラインの小テスト、5回ある提出課題、期末テスト又はファイナルプロジェクトで成績が決まります。授業自体そこまでプログラミングに特化しているわけでもないです。余談ですが、この授業の担当教授は、ダートマス出身で副専攻が日本語(専攻は言語学)で、学生時代にダートマスのLSAという短期留学プログラムでKUISに来たことがあります。
Introduction to neuroscience
神経科学入門
講義(英語)
800分
This course provides students with an introduction to the fundamental principles of neuroscience. The course will include sections on cellular and molecular neuroscience, neurophysiology, neuroanatomy, and cognitive neuroscience. Neuroscience is a broad field that is intrinsically interdisciplinary. As a consequence, the course draws on a variety of disciplines, including biochemistry, biology, physiology, pharmacology, (neuro)anatomy and psychology. Textbook: Neuroscience; Exploring the Brain, 4th Edition, by Mark Bear, Barry Connors, and Michael Paradiso 神経科学の入門の講義です。神経科学とは要するに脳科学のことです。ニューロンやシナプスのような肉眼では確認できないような小さなものから大脳や小脳のようなお馴染みの脳の部位まで幅広く学び、脳がどのように人間の行動や思考をつかさどっているのかを概観しています。成績は3回あるテスト、4つのエッセイ、毎授業前までにオンラインで提出する記述式の小テストで決まります。担当教授の専門が記憶と学習ということもあり、講義の進め方や宿題の形式が非常に工夫されているのでとても勉強がしやすいです。