月次報告書 2018-02
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2017-09-01 ~ 2018-06-30
留学種別
交換
生活編
almost done with this term. hang in there.

2/1-2/28 ダートマスに来てから約半年が経ちました。デトロイトに降り立ち、アメリカのサンドイッチの味に軽いカルチャーショックを受けたのが昨日のことのようです。 2月は他の月よりも短いということもあり、あっという間に過ぎてしまいました。今学期も残すところ3月のテストだけです。2月に入ってから課題に追われて一日、4−5時間睡眠の日々が続いたのもあり、逃げ出したい気分ですが最後まで頑張ります(先日、お世話になっている教授のところに話しに行き、気合いをもらいました)。 今月は平凡なことしか起こらず、特に書くことが思いつかないのでダートマスの留学の参考になりそうなことをこの場を借りて以下に詳説します。 -寮- 衣食住の住を担う寮についてです。ダートマスでは自己紹介の際に寮を聞かれることは日常茶飯事で、寮は一種のアイデンティティの確立の役割も担っています。もちろん寮には当たり外れがあります。ちなみに私の寮は外れの部類だと思います。まず古いです。そして立地が悪いです。おまけにトイレがよく詰まってます。極めつけに私の部屋は二人で一部屋です。寮の中には私の寮とは比べ物にならないくらい綺麗な寮もあります。どの寮でも"寮費は同じ"なので、いい寮に住めることがベストだと思います。寮は自分で決めるのではなく、ハウジングオフィスが決めます。こればかりは運なような気がします。 -ルームメイト- 留学と言えばルームメイトですね。私のルームメイトはイギリスのとある大学からの交換留学生(以下L)です。Lはそこまでたくさん喋るタイプではないですが、特に悪い人間でもないです。私が朝6:00にアラームを鳴らしても文句一つ言いません。本人曰く、眠りが深いのでそれに気付いてさえいないそうです。 ダートマスに限らずアメリカの大学は基本的にルームメイトは勝手に割り振られる訳ではなく、まず入寮前にフォームをオンラインで記入します。基本的に聞かれる内容は、お酒は飲むか、物の貸し借りに抵抗はあるか、就寝と起床の時刻は大体何時か、というような基本的なものばかりです。ルームメイトのマッチンングはこの基本情報を基に行われ、生活スタイルの似た者同士が同じ部屋になりやすくなるという仕組みです。重要なのでしっかりめんどくさがらずに記入しましょう。と言いたいところですが、実際にこのフォームはしっかりと反映されているのかいまいち不明です。というのも、Lはダートマスに来る前にこのフォームの存在にすら気づいておらず、記入しなかったそうです。つまり、時間をかけてフォームを記入したにも関わらず、私のフォームの内容はルームメイトのマッチングに考慮されませんでした。Lには私にとって欠点がないのが不幸中の幸いですが、もしも全く気の合わない学生がルームメイトになっていたらと思うとゾッとします。もちろん私のケースはレアだとは思いますが、一度あることは二度目があってもおかしくないので参考程度にしておいてください。もしも、気の合わない学生がルームメイトになった場合は遠慮せずに各寮のアシスタントの学生やハウスプロフェッサー(各寮に割り当てられた教授)に相談しに行きましょう。アメリカの大学は学生の相談には割と柔軟に対応してくれるので、何か手を打ってくれるかもしれません。 -友達&交流- ダートマスで友達を作ることはそんなに難しいことではないです。まず日本語を勉強している学生や日本に興味のある学生がたくさんいるので、そういった学生とは必然的に仲良くなりやすいです。また、ダートマスの周りは田舎で何もないので学生主催のイベントが多く、交流のチャンスに恵まれています。 それに、周りに何もないが故に学生は常にキャンパス内にいます。なので平日も休日も関係なく歩いている時に友達に会ってそのまま立ち話をするなんてことは日常茶飯事で、どんどん仲良くなります。都会の方の大学では週末はどこか別のところに遊びに行ったり、平日でもキャンパス外のカフェで勉強するということが普通で毎日学生がキャンパスにとどまっているということは少ないかもしれません。一見退屈なダートマスの立地が学生間の強い絆を生み出しているように感じます。 私自身、友達を作ること自体は留学の目的の中でそこまで重視していたことではなかったのですが、ダートマスに来てからは留学が終わった後も連絡を取り合いたいような仲間にたくさん出会ってきました。共に同じキャンパスで学び、切磋琢磨し合えるような仲間というのは良いものです。 冬学期の終わりももうすぐそこです。テスト期間中は体調を崩さないように気をつけ、いい結果を残すことだけに集中していきます。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
アメリカ ドル
102.07円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 700 71,449円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 50 5,104円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 700 71,449円
合計 1,450 148,002円
授業編
Language Acquisition and Development
言語習得と発達
講義(英語)
880分
2月はまず子供が音声や統語をはじめとする言語の各要素をどのように獲得するのかについて詳しく学んだ後、子供によるコミュニケーションのツールとしての言語使用や第一言語と第二言語の習得の違いやバイリンガルの言語発達を見ていきました。2月の中旬には中間テストがありました。形式は短い記述の大問が6問の30点満点というものです。平均点が7割未満という難易度の非常に高いものでしたが、私はそこそこの点数を取ることができ、教授にも褒めていただけました。教授は私の勉強に対する姿勢にとても好意的なので、勉強に対するモチベーションが上がります。現状に決して満足することなく、3月の最初の期末試験に向けて気を緩めることなく頑張っていきます。この授業では私がKUISで学んだ第二言語習得研究の内容と重なる部分が多いので、勉強の負荷は重くないです。
Computational Linguistics
計算言語学
講義(英語)
980分
機械による言語処理の基本理論を中心に学んでいます。具体的な例を挙げると、siriによる音声認識、機械翻訳、スペルチェックの仕組みなどです。AIや機械学習に関する抽象的な概念や統計の理論が多く、数式が度々出てきます。5回あった提出課題は細かい計算が多くてややこしかった上にとても時間がかかりました。計算言語学という分野は私にとって未知なので理解には非常に時間がかかりますが、この授業を通して非常に多くのことを吸収できているように感じています。わからないことは教授のオフィスアワーを活用して聞くと丁寧に教えてもらえるので、よく教授のオフィスに行っています。
Introduction to neuroscience
神経科学入門
講義(英語)
930分
1月は体内のイオンの動きや神経の構造と機能のような細かい内容が中心でしたが、2月からは五感(味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚)をつかさどる感覚神経や人間の認知に関わる脳のはたらきのような具体的かつ身近なことを学んでいます。記憶や学習などに関する認知神経科学の内容は秋学期に履修をしたPsychology1と被っている概念も多いので、特に苦労することなく理解できています。現時点で、2つのテストを終えました。どちらも32問の選択式のテストで、設問で問われていることが非常に細かかったです。最後のテストでベストを尽くし切れるようにラストスパートをかけていきます。