月次報告書 2017-03
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
中国語専攻
留学期間
2017-02-01 ~ 2018-01-31
留学種別
私費
生活編
天津生活その2

こっちに来て一カ月。行動範囲も広がり、学校外でも時間を過ごすことが多くなりました。天津はかなり都会で授業も午前中には終わるので色んな場所に行くことができます。南開大学周辺には大型のショッピングモールを初め、レストラン街、大規模な国立公園、動物園、博物館、生活に便利なカルフール(ホームセンターのようなもの)などなどがあります。ちょっと割高ですが日本製品を扱うお店やご飯屋さんも見つけました。ですがいくら大学から近いと言っても天津は東京都と同じくらいありますので、歩いて行くのはかなり厳しいです。そこで使うのがバスや地下鉄といったインフラになります。南開大学の正門がある卫津路はかなりの大通りなのでタクシーを捕まえるのも手です。ただタクシーの初乗りが8元なのに比べ、電車が2〜、バスも1.5〜元なので、私は基本バスを使っています。また天津市内で使える城市卡というカードがあれば、機械にかざすだけで勝手に運賃が引かれるのでとても便利です。特にバスは同じ系統なのに運賃が1.5だったり2だったり5だったりとバラバラで、加えて両替機もないのでカードが無いと今の私みたいに小銭を用意するのが大変になります。天津で暮らすなら必需品です…。 また今月は大学の主催で留学生による運動会が開かれました。現在愛知大学の中国語専攻が200人あまり南開大学に来ていることもあり、日本人が目立つ運動会になりました。(彼らはプログラムが別なので全く接点がありませんが、聞いたところによると必修で半年留学してるんだそうです。大変ですね)大縄から100メートル走、PKに障害物競走と内容は盛りだくさんです。班ごとにクラスTシャツみたいなのを着てたり、同じ色のシャツで統一したりと、クラスで団結できるのも面白かったです。私のいる中級一班ではみんな黒い服を着て参加しました。あくまでイベントなので優勝を決めたりはしませんが、参加者には学校特製の栞が配られました。なかなか粋なデザインしてるのでお気に入りです。この前中国語のIQ84を買ったのでそれに使いたいと思います。一度日本語で読んだことのある本を中国語で読み直すというのもなかなか面白いと最近気がつきました。また今月夏休み中にHSK5級に挑戦してみようと考えたので、それに向かっても勉強を始めたいと思います。

住居形態
学生寮
有線LAN
月額費用
中国 人民元
16.39円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,800 29,502円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 1,179 19,324円
交通費 50 820円
通信費 216 3,540円
食費・その他 1,500 24,585円
合計 4,745 77,771円
授業編
中級汉语听说
聞いて話す授業
語学(地域言語)
1620分
第五課まで進みました。4月から六課に入ります。3月は読んで書く授業もですが初めての大考と呼ばれるテストがありましたので、それについて書きます。これは日本で言う中間考査のようなテストですが、南開大学の言語学院では1学期に4回の大考があるそうです。この授業では口語のテストが行われました。内容を簡単にまとめると、先生が出したテーマに関する質問(今回は買い物について)を中国人と同級生にして、その結果を自分なりにまとめて発表すると言うものです。質問事項は10個ぐらいですか数人に聞くので量は少し多くなります。また絶対ではありませんが紙を見ないで発表する方が点数は良いと言ってました。私の班の人は半数以上が暗記して来てました。点数は知らされてませんが、普段あまりテストの無い聞いて話す授業では大きなウェイトを占めると思われます。
中級综合汉语
中級総合中国語
語学(地域言語)
1620分
こちらの大考はリスニングと筆記の2部構成で、午前中の授業時間を全部使って大きく行われます。リスニングは単語が15前後、そのあとはHSKのような対話文を聞いた後に話に合うやつを選ぶ問題、長文を聞いて複数の問題に答える問題など、確か全部で40問前後あります。少し長いので集中力がちゃんと続くか微妙なところです。その後の筆記は1〜3課で学んだ文法、表現方法を、与えられた単語に組み込んで如何に正しい文にするかが問われます。自由度が高いので回答は十人十色ではないでしょうか。決まった正解がない問題も多いので、教科書の文を覚える方法では多分歯が立ちません。きちんと用法を確認しないと地味に大変です。また最後に200字以上の作文が要求されます。その中にも先生が指定した単語や文法をいくつか組み込まなくてはいけないので、その文法でよく使う単語も一緒に覚えないと言いたいことが言えなくて何もかけないなんてことになるかもしれません。でも用法さえわかってれば応用効きます。大丈夫です!
商务汉语
商業中国語
語学(地域言語)
450分
商業中国語は選択科目の1つで必修ではありませんが、とても実践的な内容になっていると思います。教科書は中国語と韓国語の本で、各自で買います。教科書と先生の作ったスライドを照らし合わせながらその週の単元を読んで行きます。テーマは週ごとに変わり、今週は不可抗力についてやりました。貿易を行う中で発生するであろうトラブルの例を元に、その都度使われる専門用語の紹介、解説をします。国際貿易にある程度予備知識がないとそもそも日本語の意味がわからないみたいなことにもなるので、とても難しいです。ただ仕事で中国語を使うならかなり使える授業ではないでしょうか。テストは口頭で行われるようですが詳細がまだなので今後改めて報告します。
中国习俗
中国の習慣、習わし
講義(地域言語)
450分
これも選択科目の1つで必修ではありません。この授業では文字通り中国の習慣や習わしについて講義を受けます。よくある授業かもしれませんが、少なくとも実際その国に住んでいる身としては、知らないと非常識だったり損をしたりとマイナスなことになりかねませんので、こういった知識を身に付けるのは非常に大切だと思います。今月はずっと中国の祝日について講義を受けました。祝日といっても中国のそれは旧暦に沿って行われ、意味合いも日本より深く、1つ1つがかなり重要視されています。有名な春節から、日本人には馴染みのない臘月の習慣まで、中国で暮らしていくには必要な知識が詰め込まれています。今後も祝日を一通り勉強すると思いますので来月以降また詳しく説明できればと思います。
中国歌曲
中国歌曲
体育・実技
450分
文化選択科目です。この他にも習字、絵、切り絵、漢方など色んな授業があります。私の参加している中国歌曲の授業では、中国ではポピュラーな民謡から映画の主題歌のような今時な曲まで幅広く学びます。毎週違う曲…というわけではなく、例えば今やってる菊花台という曲は既に3週間通して取り組んでいますがまだ終わっていません。というのも、歌詞の音読にとても重点が置かれており、毎週1人づつ歌詞を音読しては先生に拼音、声調、発音を事細かく矯正されるのでなかなか前に進まないんです。その分歌詞の理解や発音には自信がつくのでこれも中国語の良い練習法だと思います。ただ音楽室などではなく普通の教室でやるので楽器がなく、先生の携帯でピアノを鳴らして音を取るというちょっとまどろっこしいやり方なので自力で音が取れないと結構難しいと思います。厳しい授業ではないのでリラックスして受けることができます。