9月からはレベル5に上がり、教員も変わりました。始めの1週間はレベル4の復習(8月の1ヶ月間で学んだ再帰動詞や点過去、線過去の不規則活用、接続法)を中心に授業が進められました。(DELE:B2の内容)神田外語大学で2年次の前期、後期に学ぶ接続法を活用から学習し、トータル1ヶ月間で一通りの接続法を終わらせました。しかし接続法は私にとっても難しい分野にあたるので授業後の自主学習でとても苦しみましたが、2コマ目の会話の授業で実際に接続法を使った内容(就職活動や面接を中心とする)で練習をしたので、全体的に理解することができました。しかし文法のみならず、自身の語彙力の不足さをも痛感した1ヶ月であったとも思えます。またクラス内の生徒の割合としても圧倒的にアジア人が多い環境で、なお韓国人や中国人の授業に対する積極性に圧倒さるがままでなかなか自分の意見や質問を発言することができなかったという悔しさが一番の感想です。10月からは、これらを踏まえレベル6(レベル2から5までの全体的な総復習)では来月11月のDELEの試験勉強と並行し、積極的に勉強を進めていきたいと考えています。

　今月のレベル5の会話の授業を担当してくださった教員の方が、先月とは違って一ヶ月のテーマを『就職活動』と設け、履歴書の書き方から面接、各職業の具体的な仕事内容等を4、5人のグループワークで一ヶ月授業をしました。主な内容としては一コマ目で学習した接続法を使ってどういった仕事に就きたいのか、就職後の職場はどうあってほしいかなど、願望表現がメインでした。この授業ではビジネス的な語彙力をも求められ、各職業によって専門用語が多く存在するため、私自身9月の授業で一番苦労したのは『単語』でした。しかしこれから就職活動を本格的に始めていくうえで、絶対にこの先活かせていけるであろう内容を細かく集中して勉強することができたので、厳しい授業ではありましたが今後も自主的に続けていこうと思います。 　また週に一度メキシコの歴史について学ぶ歴史の授業がこの二コマ目の授業内で設けられ、現地のメキシコ人でも知らないような歴史を学びました。今まで漠然と歴史を学び記憶しているだけでしたが、この授業では『なぜ』という疑問を常に持ちながら話し合う、ただ聞くだけではない、記憶するだけではないという授業形態でした。歴史好きの私にとっては毎度楽しみな時間でした。

　今月の3日から現地の生徒に混じり、英語の授業を取り始めました。毎日月曜から金曜までの午後1時から2時までの1時間です。英語が苦手な私にとっては酷な授業だと思っていましたが、実際に授業が始まると、先生も他の生徒たちも私にスペイン語で文法を丁寧に説明してくれたり、何気ない普段の会話に混ぜてくれたりと、正直日本の授業とは比べ物にならないくらい『楽しい』と感じました。いい加減だなと感じる日もありましたが、楽しみながら英語を使って会話をすることで同時に英語も伸びるのではないかなと思いました。レベル分けのテストも事前に受け今回は4から始まりましたが、内容としては前置詞や仮定法など中学英語を学習している感覚です。また生徒からのリクエストでわからない表現や単語を授業内で詳しく勉強するなど、私自身とても満足な授業です。