月次報告書 2018-09
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2018-08-01 ~ 2019-05-31
留学種別
交換
生活編
フィンランド 9月:新学期

フィンランド語のサマーコースも終わり、ついに本格的な留学生活が始まりました。 月の半ばくらいからは急に気温も下がり、もう手袋をして自転車で大学に通っています。フィンランドの紅葉がとてもきれいでこのまま散らないで欲しいなあと思いながら毎日キャンパス内を歩いています。 出発前、ユヴァスキュラ大学への出願時に一度授業選択をしましたが、こちらに来てから再度じっくり選んで登録することができました。8月の夏休みふわふわモードに比べてやることが多く、始まったなあ!!といううれしい気持ちと、こんなに読むもの多いの!?という焦りでいっぱいです。とにかく充実しています! 今月は何だか留学生の誕生日ラッシュで、毎週誰かのバースデーパーティーがありました。パーティーをすると友達の友達、のような感じでたくさん人が集まるので、他の留学生に会えるいい機会にもなります。みんなが持ち寄ったおいしいご飯とケーキも楽しみの1つです!フィンランドの有名なキャンディー、サルミアッキの味に慣れる見込みはまだまだというか絶対にありません。 他にも、一緒にお昼を食べたり、大学内外のイベントに行ったりと、他の留学生たちと過ごす時間が増えて、自分の思い描く留学生活に近づいてきた感じがします。机にばっかり向かっていないで、でも遊んでばかりにもならないように...バランスに気をつけながら来月も頑張ります!

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) その他 プリペイドSIM
月額費用
EU ユーロ
138.81円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 240.68 33,409円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 0 0円
通信費 9.9 1,374円
食費・その他 299 41,504円
合計 549.58 76,287円
授業編
Academic English Communication 2
アカデミックイングリッシュコミュニケーション2
語学(英語)
810分
授業内容としては、KUISの必修科目と大差は無いが、授業名通りもっとアカデミックな内容。週に3回クラスがあるが、約1ヶ月ほどで終わってしまう短いコース。20名程のクラスでディスカッションやプレゼンテーション等を行う。 コースの中では、大きく分けて学術的な文章の要約とcritical review、パネルディスカッション、自分の専門分野についてのプレゼンテーション、そして同じく専門分野についてのfinal essayの4つの課題を終える必要がある。 Academic English Communication1と2があり、英語のレベルによって自分で選択することができる。2のコースにいる学生たちのほとんどは、日常会話においては何の問題も無く非常に流暢に英語を話しているような印象で、ディスカッション等にもとても積極的なので、たくさん刺激を受けられる授業。 ただ、かなりスピード感のある授業なので、英語をじっくりアウトプットする場として選ぶのには適さない。
Fundamentals in Intercultural and Multilingual Communication
文化間・多言語コミュニケーション基礎
講義(英語)
810分
多様な文化、言語が共存する場でのコミュニケーションについて、様々な観点からアプローチして学んでいく。異文化コミュニケーションと聞いてイメージする様な、文化間の 違い にフォーカスするのではなく、多文化間での 共通点 に着目する。個人的には今までと少し異なる観点からコミュニケーションを見ることができるので、毎回新しい発見があって面白い。また、第2回の授業でグループが発表され、2ヶ月間ずっと同じメンバーと活動し、最終的にはグループプレゼンテーションをする。コースの半分以上の時間がグループワークに充てられており、他のコースに比べてかなり多く時間が取られるが、まさに本物の異文化間、他言語コミュニケーションの中に入れる場でもある。毎週、10ー15ページ程の論文を読んでから授業トピックについて書く、learning logというライティング課題がある。
Discourse at Work
職場における談話
講義(英語)
315分
分析対象を、職場におけるコミュニケーションに絞った談話分析の授業。談話分析の基本的な理論に基づいて、同僚間、従業員と顧客間のコミュニケーション、あるいはテクノロジーが与える職場コミュニケーション、働き方への影響について考え、分析する。本来は他学部の留学生は履修することができないが、教授に連絡をして、私を含めた交換留学生2名だけ受け入れてもらった。談話分析の最低限の知識はある前提でコースが始まるので、KUISで Introduction to Discourse Analysisを取っておいて本当に良かったと思う。
The Language of Education and Pedagogy
教育現場・教授法における言語の使用
講義(英語)
270分
授業名の通り、教育現場全般における言語について考える授業。例えば、教師の言語使用だけでも、タスクの指示、足場かけ、語彙の説明など、細かく種類分けすることができ、それぞれの言語使用の働き、授業全体や生徒への影響の与え方に着目する。他にも、生徒間、教師生徒間、授業マテリアルにおける言語も含まれる。JULIETプログラムの1つ。少人数講義の中で必ずディスカッションの時間が取られる形式で、毎回授業の予習として10ー20ページの論文を読む必要がある。最も土台となる言語そのものについて深くじっくり考える大変良い場であり、生徒の言語使用だけでなく、自分自身の言語に対しての意識を高める機会になる。
Content Language Integrated Learning
内容言語統合型学習
講義(英語)
90分
通称CLILと言われる、学習対象の言語をで、またはその言語を通して、言語以外の教科内容(算数、社会、理科など)やその他の社会問題、異文化理解等の学習を目的とした教育方法について学ぶ。JULIETプログラムの1つ。少人数講義の中で必ずディスカッションの時間が取られる形式で、毎回授業の予習として10ー20ページの論文を読む必要がある。実際にCLILが採用されている大学近隣の小学校を訪問し授業観察をする機会もタスクとして与えられる。 フィンランド人と留学生が大体半々程度で参加している授業ではあるが、留学生の多くは自分の国で何年か教師経験をしてから来ている人たちなので、様々な国の、様々な教師の経験、意見、観点を聞くことができる貴重な場となる。ただ、その分授業内容もより深く難しいため、話に着いて行くのに必死になる。
Each One Teach One
互いの言語を教えあう
語学(地域言語)
720分
ペアで互いの言語を教えあうペアセッション形式のコース。自分の学習したい言語のネイティブスピーカーから週1回ほどの頻度で言語を学ぶ。私の場合は、日本語を相手に教えて、韓国語をパートナーから教わる。授業で学ぶのとはまた違い、より生きた、自分と同じ年代の話者の言語を学べる。自分たちで学習方法・内容は工夫できるので、ドラマやYoutubeを使って毎週とても楽しくセッションをしている。