月次報告書 2019-04
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2018-08-01 ~ 2019-07-31
留学種別
交換
生活編
留学8ヶ月目

留学8ヶ月目はやはりSemana Santa(聖週間)が一番の思い出である。友人の実家に6日間滞在したが、普段の生活では体験できないことがたくさんあった。私が滞在したのはマドリッドから少し北に位置するタラソナというのどかな街だった。オレンジの煉瓦造りの街並みは決して大きくはないが、一歩街に出ればほぼ知り合いというところ。この期間のメインの山車に初めは恐怖を覚えたが、自分の宗教を大切にしている人々や生活の一部に宗教があるところを目の当たりにして改めて宗教に対して興味が湧き、日本の宗教観の面白さに気づいた。タラソナ以外にもパンプローナやサラゴサも観光できた。友人のお母さんが作ってくれる手料理はどれも美味しく、よりリアルなスペイン人の生活に触れることができて嬉しかった。家族とコミュニケーションをとるのはとても難しかったし、常に気を遣って疲れたりもしたが、私を暖かく迎えてくれて、話も一生懸命聴いてくれた。私のスペイン語もこの数日間で上達したように感じる。帰り際、またいつでも帰ってきていいからねと言ってくれた時はとても嬉しくて、スペインに留学して良かったと心の底から感じた。

住居形態
その他 シェアハウス
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
138.81円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 325 45,113円
水道光熱費 50 6,941円
学費・教材費 0 0円
交通費 64.15 8,905円
通信費 22 3,054円
食費・その他 531 73,708円
合計 992.15 137,721円
授業編
Arte Iberoamericano
イベロアメリカの美術
講義(地域言語)
660分
少しシラバスの内容が前後してしまい、今月は主に教会や大聖堂の構造について学んだ。これらはキリスト教にとってとても大切な建造物であり、古くからこの構造にはとても工夫が施されていた。基本的な構造は変わらないが、天井が高くなったり、聖歌隊用の場所があったりと少しずつ違っている。しかし、どの教会も太陽の光の入り方にはとてもこだわりがあり、細かく計算されている。内部全体に光が入るようにするものもあれば、礼拝堂に日が入るようにしているものもあり、興味深かった。
Literatura y Pensamiento de Asia Oriental
東アジアの文学と思想
講義(地域言語)
420分
中国と日本の思想で共通している部分は、自然を常に感じているところだと思う。中国作品も日本の作品もどちらも自然をテーマにしているものが多く、その考えも似ていた。孔子、荘子、老子は高校生の時一度学んだが忘れてしまっていたため、改めて文学と絡めて学び直すことができたし、今の日本の思想も中国の思想が影響しているなと感じた。
España y Asia Oriental
スペインと東アジア
講義(地域言語)
540分
今月は主にテロリズムやソフトパワーについて学んだ。テロリズムはいまヨーロッパで問題視されていることの一つで、移民等の問題も取り上げられている。日本はテロに対する危機感はあまりないように感じるが、やはりヨーロッパは安全面の確保のために力を入れている。ソフトパワーは国同士が文化的な交流をもって政治面でも協力していこうという政策だ。日本に対してのイメージは悪くはないが、よくわからないという人が多く少し残念に感じた。スペインとは長い歴史の中で関係がある国の一つでもあるし、日本企業もスペインに進出しているので日本の魅力をもっとアピールしてほしいと思う。