月次報告書 2019-10
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
中国語専攻
留学期間
2019-02-01 ~ 2020-01-31
留学種別
交換
生活編
日本語コーナー

先月末から日本語コーナーが始まり、今月から學伴も始まりました。私は5月の報告書に、この現地の学生と交流できる貴重な機会である日本語コーナーと學伴でみんな日本語しか喋らないということを書きました。そのため私は今学期は気持ちを入れ替えてもっと積極的に中国語を喋る覚悟で台湾に戻って来ました。が、それと同時にこれらの活動が中国語を話す機会の場になることを期待しない方が良いという考えも心のどこかにありました。それくらい、こちらの学生は日本語への熱が強いし、間違いを恐れず積極的に話してきます。ものすごい覚悟がなくては簡単にまた前学期と同じことになってしまうだろう、と思っていました。 しかし実際に日本語コーナーに参加してみると、今学期は新入生がたくさん参加していて前学期とはメンバーも雰囲気もガラッと変わっていました。私は今学期最初の日本語コーナーで勇気を出して近くに座っていた学生たちに中国語で話しかけました。すると全員1年生で、日本語も大学で初めて勉強するとのことでした。そのまま話が盛り上がり、一緒にトランプをしたり、日本のことや日本語について質問してくれたのでそれに答えたりしました。すると他の学生たちも私の話に興味を持って聞いてくれて、またその大きくなった輪の中で話が盛り上がり、いつのまにかたくさんの学生と楽しく中国語でお喋りすることができていました。私の喋る中国語をたくさんの台湾人の学生が聞いてくれたなんて今までに味わったことがなかったし、一緒に盛り上がれたことはとにかく嬉しかったです。やはり台湾人と中国語で話すと、勉強になることが山ほどあります。これをいつもやっていれば相当上達が速いだろうなと思いました。 今学期日本語コーナーに参加しているのはほとんどが1年生なので、毎回中国語を喋る機会があります。私は日本語コーナーに参加するたび、まずは参加してくれている子たちに話しかけ、コーナーの時間にどんなゲームをするか事前に考えておいてルールを説明する時は必ず中国語でも説明するようにしています。 予想に反して、急にチャンスがやってきました。このチャンスを逃さないようにこれからも努力を続けていきます。 話は変わりますが、10月は国慶節で4連休があり、2泊3日で高雄旅行に行きました。日常から一旦離れ、ホテルに泊まりいつもと違う場所を堪能して、旅行ってやっぱりいいな〜と思えました。10月ですが真夏のように暑かったです。海岸や街中の綺麗な景色と台北では見たことのない食べ物が多く並ぶ夜市が印象的でした。この留学の間に宜蘭、台中、台南に続き、高雄にも行けたのでかなり満足です。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
台湾 台湾ドル
3.5円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 0円
水道光熱費 0円
学費・教材費 30 105円
交通費 300 1,050円
通信費 0円
食費・その他 8,167 28,585円
合計 8,497 29,740円
授業編
中級中文會話‐甲
中級中国語会話‐甲
語学(地域言語)
300分
教科書やプリントの文章をを先生に指名されたら音読したり、穴埋め問題の答えを言ったりします。相変わらずプリントや教科書のあちこちから大量に宿題が出るのでチェックはしているけれどどこが宿題だったか分からなくなります。でもやり忘れた部分があってもその場で考えてすぐに答えられる難易度なので大丈夫です。 少人数なので一回の授業で何回も発言の機会があります。
中/高級文章讀寫
中/高級長文読解
語学(地域言語)
300分
中国の有名な故事が書かれたプリントと、先生が指定した教科書を使います。内容は主に、先生がプリントの文章を一文一文解説をして、最後に裏面の問題を解きます。問題の答え合わせをするときや、宿題の答え合わせをするときは指名されます。でも、ただ黙々とプリントや教科書を勉強するのではなく、先生はよく話がそれて雑談が多いです。でもそれでたまに勉強になることもあっておもしろいです。 今月は「的」「得」「地」の使い分けの穴埋めプリントや、「本來」「原來」「原本」の使い分けなどを勉強しました。
中高级中文語法應用
中高級中国語語法応用
語学(地域言語)
300分
この授業では先生手作りの教科書を用い、中国語の文法と量詞を勉強します。文法はある用法の正しい使い方と間違った使い方と比べて詳しく説明されていたり、似たもの同士の使い分けがとても詳しく書いてあったりして、穴埋めになっている部分が毎回の宿題になります。難しいけれどこの授業を受けて中国語の根本的なところが見えてくるようになりました。量詞は日常生活で使うものはほぼ全て網羅していて、数は多いですが覚えると本当に役に立ちます。 文法は先月に引き続き勉強していた「把」が終わり、現在は「被」を勉強しています。 量詞は先生が一つずつ丁寧に何に使えるかを説明してくれます。
中國武術入門
中国武術入門
体育・実技
500分
前学期の太極拳の先生と同じ先生で、授業の方式も同じでした。今期は中国武術ということで、動きの雰囲気がまた太極拳とは違います。前学期も太極拳をとっていた韓国人の友達もたくさんいて、新しく来た留学生もたくさんいて楽しいです。前回習った動作を復習するだけの週もあれば、新しい動作を習う週もあります。
高級中文會話
高級中国語会話
語学(地域言語)
400分
教科書は一課ごとに【本文、単語、文法、クラスアクティビティ】があります。前回は教科書の本文をペアごとに前に出て音読したので、その後の授業では本文に出てきた文法を習いました。まず先生が一つ解説し、そのあとの練習問題を解きます。時間が経つと先生が学生を何人か指名して、指名された人は前のホワイトボードに答えを書きに行きます。そして最後に答え合わせをします。このようにして一つ一つ文法を習っています。一課につき5つの文法が出てきます。今まで見たことのない文法ばかりで難しいです。 第一課の最後にクラスアクティビティとして弁論大会をしました。一つのテーマに対して賛成派3人、反対派3人のグループに分かれて一人ずつ順番に発言してバトルします。この授業はたくさん中国語を喋る機会があるので嬉しいです。
日語翻譯(中譯日)
翻訳(中国語から日本語)
語学(地域言語)
400分
中国語の文章を日本語に翻訳する、日本語学科の4年生向けの授業です。先生は日本人で、授業もほとんど日本語で行います。「翻訳」という授業名だけにレベルが高いのかと思いきや、翻訳の仕方を教える授業というより日本語を教える授業といった感じです。先生がひたすら中国語の文章を日本語に訳しながら解説していくだけで、学生を指名して訳させるということはありません。授業でよく日本語の動詞の変化の表が出てきて、日本語を勉強するって難しそうだなと感じます。日本人にとっては中国語の文章の意味さえ理解できれば自然な日本語訳を書くことができるので、本科生の授業ですが苦労することはないです。逆に、私は他に日本語を中国語に翻訳する授業を聴講しているのですが、そちらは中国語が母国語という前提で授業が進むのでとても難しいです。