月次報告書 2019-12
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
中国語専攻
留学期間
2019-02-01 ~ 2020-01-31
留学種別
交換
生活編
寮の話と中国語力について

※写真は学校で良く食べるお気に入りの食べ物です。 ・寮 私が留学して最初の部屋は4人部屋で、私以外の3人はみんな中国人でした。最初は優しかったのですが結局気が合わずいろいろあったので2ヶ月後くらいに寮の管理人にその話をして部屋を変えてもらいました。引っ越した部屋は6人部屋で多国籍で誰一人言葉を発さないというある意味自由で気楽な部屋でした。その学期はそのまま平和に終えられたのですが、ただその部屋は壁一面にカビが生えていて自分の私物にまでカビが生えるほどだったのでそれがとにかく最悪でした。あと、私の机に小さい虫がたくさん住んでいて殺しても殺しても何度も現れるというのも嫌でした。ただ、上の方の階にあって窓も中庭ではなく外側に面していたので眺めは最高でした。夏休みになって帰国する前に、次の学期に住む部屋に引っ越しました。台湾では年度終わりなので全員が引っ越しをしなくてはいけないようです。寮に希望すれば友達と同じ部屋にしてもらえる仕組みがあるのですが、私は何も出さずにいたら自動的に同じ時期に来た日本人留学生と同じ部屋になりました。下の方の階にある3人部屋で、窓は一応あるけれど共同の洗濯場所に面しているので窓もカーテンも開けられないという、訳あり物件のような部屋でした。全く日が差さないので太陽の光を見るためには外に出るしかありません。でも、前学期の6人部屋より衛生面はだいぶ良いです。ルームメイトとも一人の時間を作れながらも困ったときは相談できる環境なので問題なく過ごせています。 ・中国語力 私は台湾に来てすぐの頃でもルームメイトの中国人たちの会話の内容をほぼ理解できました。(KUISの中国語専攻で2年間勉強すれば誰でもこのくらいだと思います。)こちらの学校の中国語の授業はあまりにも簡単すぎるくらいでした。ただ、その頃は日常生活での基本的な単語や言い回しをあまり知らなかったので日常生活で苦労する部分がありました。しかし、それはその単語や言い回しを覚えれば解決することなので、1、2週間くらいでかなり良くなりました。それから日に日に新しい言葉を覚えたり、聞き取れることが増えていったり、台湾の中国語にどんどん慣れていったり、台湾で生活しているだけでどんどん自分の中国語がレベルアップしていくのを感じられました。今学期に入ってもそれは続いていたのですが、11月あたりから急にこれ以上の伸びを感じなくなりました。その頃は「どうしたらこれ以上中国語が上手くなるのかわからない、もうこの環境下での限界まで来たのではないか」とスランプに陥っていました。 でも、環境のせいにするのは良くないです。そもそも留学させてもらっているだけで最高の環境下にいるはずです。そこで私は日常生活の中で耳に入ってきた中国語をひたすらメモするようになりました。買い物中、バスの中、電車の中、寮の中…全てが勉強になり、これはまさに留学の特権です。そしてただメモするだけでは忘れやすいのでメモした言葉は自分でも使ってみるようにしています。すると、中国語がこれ以上伸びないだとか環境が良くないだとかは考えなくなりました。自分の力、自分のやり方次第で状況はいくらでも変えられることに気が付きました。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
台湾 台湾ドル
3.6円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 0円
水道光熱費 0円
学費・教材費 0円
交通費 300 1,080円
通信費 0円
食費・その他 16,105 57,978円
合計 16,405 59,058円
授業編
中級中文會話‐甲
中級中国語会話‐甲
語学(地域言語)
400分
期末テストは面接とリスニングテストをしました。HSK4級程度のリスニングテストを解いた後、「台湾人に提議したいこと」をテーマに先生と一対一で面接をしました。緊張感もなく先生と普通に喋っていただけで終わりました。 テストの前の週に補講として学校の図書館にあるカフェに集まり、飲み物を飲みながらお喋りしました。参加できたクラスメイトは私を含めて3人しかいなかったので、一人ひとりとよく話せました。私の他には韓国人とロシア人の留学生が参加して、先生は私たちにそれぞれの国の事情についてたくさん質問しました。たくさん中国語で喋れる機会だったし、クラスメイトとたくさん話せてとても楽しかったです。
中/高級文章讀寫
中/高級長文読解
語学(地域言語)
400分
「梁山伯與祝英台」というロミオとジュリエット的な物語の文章を読み、そのアニメ映画を見て、感想を書いて提出しました。期末テストは主に今までに勉強したプリントから出題されました。プリントの内容が頭に入っていれば大丈夫でした。
中高级中文語法應用
中高級中国語語法応用
語学(地域言語)
400分
期末テストは今までに授業で勉強した文法と量詞が出題されました。この授業を受けて初めて「再」「還」「也」「就」「才」などの使い分けはとても難しいと感じました。 この授業で生活に必要な量詞がひと通り覚えられて、とても役に立ちました。
中國武術入門
中国武術入門
体育・実技
200分
期末テストがありました。今までに習った8つの動作を音楽に合わせて5人ずつ先生の前で発表し、そのあと2人組で護身術のテストもありました。
高級中文會話
高級中国語会話
語学(地域言語)
400分
授業で自分の好きなアスリートを1人選んでクラスで紹介するというものがありました。この授業にはいつからか中国語を台湾人のようにペラペラ話す学生が一人突然現れ、その学生に私が紹介しようとしていたアスリートの紹介を先にペラペラの中国語でされてしまいました。同じアスリートを紹介してはいけないという決まりはないのですが、レベルの差が歴然すぎて発表できず、ほかのアスリートの紹介文に書き直して発表しました。アスリートの紹介をするとなると知らない単語がたくさん出て来るのでどうしてもスラスラ話せず、自信もなくなってしまいます。悔しかったですが自分に足りないことがよくわかり、こういう時にも余裕で話せるくらい上手くなりたい、と強く思いました。期末テストは中間と同じく一対一の面接で、教科書の勉強した範囲から質問され、それに答えました。
日語翻譯(中譯日)
翻訳(中国語から日本語)
語学(地域言語)
500分
中国語の長文を日本語に翻訳する宿題が2回出ました。どちらも中国語の意味を理解するのに時間がかかるほど難しく、さらに日本語ではどう表現すればいいか考えるのにもとても時間がかかりました。これを日本語を母語としない人が翻訳するのは相当難しいだろうなと思いました。 翻訳は、その文章を読んだ時の印象を翻訳後の文章でも同じ印象にできるように試行錯誤するのがおもしろいと思いました。