月次報告書 2019-04
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
留学期間
2019-02-01 ~ 2021-01-31
留学種別
推薦
生活編
初めてのテスト

生活にも慣れ、学校の周りの土地勘も以前に比べて持てるようになってきた。交通費も安いので、スウォンの方に買い物に行くことも増えた。スウォンに行くときにはほとんどの場合電車を利用する。最寄りのヨントン駅から盆唐線にのって5駅なので寮から30分ほどでスウォンに到着する。留学に来ている他の友達と会ったりするときにはカンナムで会うことが多くカンナムに行く場合は学校の中も通っているバスに乗ったり学校の前から出るバスに乗ったりする。乗り換えなしで1時間ほどでカンナムに到着する。また、やはりホンデなどソウルの中心地に行くこともあるが、その場合電車にはWi-Fiがあるので電車を利用して1時間45分ほどかけて行くことが多い。学校とウルチロイックをつなぐバスもあるためそれを利用することもある。ただ、ミョンドンに行くことはほとんどないので2号線を利用したりして移動する。韓国の電車にはだいたいなれて、ほとんどの場所に行けるようになった。キョンヒの4月は、桜がたくさん咲きとてもきれいだった。しかしながら桜が咲いた後すぐに中間テストがあって初めて韓国での学部のテストを経験した。韓国のテストは驚くことの連続だった。まず、テスト期間になると学校や図書館、学校周辺のカフェまでもが24時間営業となり、テストに協力的な体制になる。そして次に、生徒のほとんど全員がテストに対するモチベーションが非常に高い。日本の大学のテスト時に比べてこの違いは明らかだった。24時間空いている学校や図書館やカフェには学生がぎっしりで、席を確保するのが難しい程だった。また、私たちには難しい内容でもみんなA+をとるために満点近い点数をとる。初めてテストを受けてみて、正直辛いの一言だった。友達と協力しながら望むことが重要であると感じたと共に、点数を取れる科目で手を抜かないようにすること、そして日々の継続的な学習の必要性を改めて感じた。テストが終わると開放感があり、息抜きにみんなで音楽フェスなどに遊びに行ったりした。そうした楽しみが学習のもモチベーションにつながるし、協力しあえる友達と楽しい思い出もできた。

住居形態
学生寮
有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 300,000 30,000円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 300,000 30,000円
交通費 20,000 2,000円
通信費 20,000 2,000円
食費・その他 300,000 30,000円
合計 940,000 94,000円
授業編
Discourse and Grammar
談話と文法
語学(地域言語)
600分
書くこと / ・自分の意見を主張する ・グラフや表を見てそこから分かることや自分の意見などをまとめる ・自分の経験や韓国に来てから感じたこと,大変だと感じたことなどを書く ・文章の重要なところを抜き出す,文章の要約等 ・聞き取ったことを頭の中でまとめて要約して書く 4/24中間テスト グループに分かれて班で協力し合いながら課題を行った。 週に1度のペースで課題を提出。
Discourse and Vocabulary
談話と語彙
語学(地域言語)
600分
語彙を増やす / ・天気と季節 ・時間と空間 ・方向と順序 ・動物と植物 ・明るさ,光と色 ・数と量 ・学校生活 ・公共機関と郵便物 ・買い物 ....等 4/22 中間テスト 日常的によく使う単語などの語彙を増やすと共にことわざや熟語の意味と使い方を学ぶ。 毎回の授業で誰かが発表するので自分の発表の時にはPPT等を作成しテーマと関連した内容を説明する。
Understanding Language
言語の理解
講義(地域言語)
600分
主に韓国語について言語学の観点から学ぶ。発音の種類や多言語との比較など専門的な用語を用いる。 ・形態素(形態と形態素、異形態、自立形態素・依存形態素、合成語と熟語、派生と屈折、重複・融合・頭字語・逆性) ・文章構造(語順と階層構造、文法関係、統語規制と統語構造、統語論、変形、使役、受動、接続と内包文) ・言語の意味(意味論と語用論、指示と指示体、因果理論、言語相対主義)....等 4/25 中間テスト 予習が必要な科目であることに加え、一回の授業での進度が速いことと専門的な用語が多く理解が難しい部分が多いため、教科書を訳して授業に臨む必要があった。
Korean Popular Culture
韓国大衆文化
講義(地域言語)
600分
韓国の大衆文化の歴史や発展について学ぶ ・マスメディアの導入と大衆文化の形成 → 新聞の普及 ・大衆音楽の展開 ・映画の導入と大衆的人気 ・朝鮮戦争と大衆文化 ・アメリカ大衆文化の流入....等 4/23 中間テスト 期末グループ発表に向けての中間発表(発表のテーマなど)
Modern Korean Arts
韓国現代芸術
講義(地域言語)
600分
・芸術の定義 ・モダニズム ・ポストモダニズム ・現代アートについて考える / その存在意義や作者の意図など ・詩の芸術性 / 意図、考え、時代背景、芸術に及ぼした影響 4/25 中間テスト
Reading Korean Film
韓国映画分析
講義(地域言語)
600分
映画理解 ・웰컴 투 동막골(韓国の戦争と分断) 互いに反目していた国軍、人民軍、連合軍がトンマッコルで村の人々と一緒に過ごしながら同質性を回復していくヒューマニズム映画。3つの立場の軍人たちは互いに異なる理念によって敵対感情を抱いていたが徐々にそれが溶けていって友情を築く。南北に分かれた朝鮮半島の分断と戦争を背景に同じ民族同士で戦わなければならなかった当時の葛藤などを理解しながら戦争の歴史、また統一という民族的問題について考える。 ・미녀는 괴로워(韓国の外見至上主義と整形文化) 太っていて美しくない女性の主人公が全身整形を通して実力とルックスを兼ね備えた歌手として生まれ変わって愛に成功するという内容で、外見を重視する韓国社会の雰囲気を表した映画。主人公は偽装された自分の人生について混乱を感じながら、自分のアイデンティティに省察と疑問を提起する。「外見は競争力」とも言われている韓国においての外見に対する執着と傾向について考える。 ・왕의 남자 朝鮮時代の宮廷を背景に広がる宮廷芸人たちの遊びを描いた風刺劇。強力王権をもとに非道な政治を行っていた燕山君やその後宮など実際に存在していた人物が登場し、王朝時代の仮面劇や庶民文化、朝鮮時代の言語文化や訓民正音創造について学ぶ。 4/26 中間テスト 映画を鑑賞し次の週に班による発表と先生の補足説明により映画とそれに関連した韓国社会の問題などについて理解を深める。