月次報告書 2019-05
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
留学期間
2019-02-01 ~ 2021-01-31
留学種別
推薦
生活編
留学前期ハイライト

授業では期末試験までまだ期間はあるものの、グループ発表などが本格的に始まり、原稿制作やPPT制作、発表練習などに忙しいこともあった。暑い日が続き半袖でも暑く感じる日が多くなった。そのこともあってか、運動不足を解消するために週に1度くらいのペースではあるがプールに通い始めた。学校の近くに水泳ができる施設がありそこに友達と一緒に楽しみながら通っている。時間の指定があるものの、水着などを持って行けば1回3000ウォンで自由に泳ぐことができる。部屋には体重計がないので計れないが韓国に来てから全て外食またはコンビニでご飯を済ませているため確実に体重が増えていると一緒にDDに来た韓国語専攻の友達とよく話題にもあがる程なので運動不足を解消するには良い。また、ジムに通っている人も多い。5月の後半になるとずっと楽しみにしていた文化祭期間がやってきた。韓国の文化祭では有名人が来ることも多いためみんなでとても期待していた。正直、この文化祭期間は前期の留学のハイライトと言っても過言ではない。私たちはキョンヒの国際キャンパスだけではなくソウルキャンパスや他の大学の文化祭にも行った。キョンヒ国際キャンパスでの(G)IーDLE、外大でのヒョナ、キョンヒのソウルキャンパスでのHEIZEとDPR LIVE、スウォン大でのチョンハとWINNERなどを見た。日本の文化祭とは違い、学生が主体となるステージの他にこのような有名な歌手が講演を行い、夜にはみんなが集まって音楽を流しながらお酒を飲んだりして賑やかな雰囲気が続いた。夜が盛り上がりのピークである韓国の文化祭では、文化祭期間にも通常授業が行われるということにも驚いた。また、文化祭期間とは別にこの時期音楽フェスなども多く行われているため日本ではなかなか見られないアーティストを間近で見られる。日本で行うときよりもチケット代も安いため留学中にそうした音楽フェスに行きモチベーションを高めている。

住居形態
学生寮
有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 300,000 30,000円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 300,000 30,000円
交通費 20,000 2,000円
通信費 20,000 2,000円
食費・その他 300,000 30,000円
合計 940,000 94,000円
授業編
Discourse and Grammar
談話と文法
語学(地域言語)
600分
話すこと、聞くこと / ・わかりやすく説明する ・自分の意見を主張する ・グラフや表を見てそこから分かることや自分の意見などを討論する ・聴き方、相づちをうったり同意または異なる意見を述べる ・言われたことの重要な部分を整理しながら聞く ・賛成と反対 グループに分かれて班で協力し合いながら課題を行った。 週に1度のペースで課題を提出。
Discourse and Vocabulary
談話と語彙
語学(地域言語)
600分
語彙を増やす / ・家族 ・料理 ・服と服装 ・家事 ・病気と治療  ....等 家事について発表。家事の代表的な例を挙げてPPTと原稿を準備し約5分間で発表した。 先生に決められたペアでペアワークをしたりする。 日常的によく使う単語などの語彙を増やすと共にことわざや熟語の意味と使い方を学ぶ。 毎回の授業で誰かが発表するので自分の発表の時にはPPT等を作成しテーマと関連した内容を説明する。
Understanding Language
言語の理解
講義(地域言語)
600分
主に韓国語について言語学の観点から学ぶ。発音の種類や多言語との比較など専門的な用語を用いる。 ・世界の文字とハングル(文字の発達段階,ハングルの優秀性,主な文字の出現と使用時期) ・世界の語族と言語(世界の言語,韓国語の起源,言語の変化) ・言語、脳、精神のつながり(失語症,言語障害,言語の処理)....等 5/24 テスト 予習が必要な科目であることに加え、一回の授業での進度が速いことと専門的な用語が多く理解が難しい部分が多いため、教科書を訳して授業に臨む必要があった。
Korean Popular Culture
韓国大衆文化
講義(地域言語)
600分
韓国の大衆文化の歴史や発展について学ぶ ・韓流の概念および流行原因(韓流ドラマ、K-POP、韓流現象に内在された民族主義心理) ・メロドラマの流行と展開 ・コメディー映画 / アクション映画の展開 ・韓国ホラー映画の特徴 ・韓国映画に現れる大衆心理(急激な近代化の過程で疎外された家父長的男性性希求) ・TVドラマの特徴(連続ドラマ、韓国ドラマ共和国、愛情観、家族観、文化的トレンド) ・大衆的心理、効用と問題点....等
Modern Korean Arts
韓国現代芸術
講義(地域言語)
600分
・映画の芸術性(場面の意図、効果など) 韓国映画「괴물」などを通して映画の専門的用語やそれぞれの映画に見られる芸術性を考える。 CG技術、ハリウッドなどとの比較、内在された韓国の社会問題や国民心理 ・美術作品の芸術性(作者の意図、作品から分かること、韓国人作家) 具体的な作品や作家を挙げ、作品に込められた作者の意図や作品が芸術に与える影響や意義について理解を深める。 ・芸術の観点における議論 ・グループ発表を通してさらに細かく理解し芸術に対する関心や理解を深める。
Reading Korean Film
韓国映画分析
講義(地域言語)
600分
映画理解 ・택시운전사(韓国の民主化運動) 1980年に起きた5.18光州民主化運動当時、現場取材を通して光州の惨状を海外に知らせた外信記者のユルゲン・ヒンチュぺーターと彼を助けたタクシー運転手、そして光州市民の話で、実話をもとにした映画。韓国国民の民主化への要求を武力で鎮圧した新軍部は韓国社会をより厳しく統制し、批判勢力を抑圧するためにメディアを弾圧して検閲を強化した。これに対する国民の抵抗はさらに激しくなり民主化への要求がますます広がった。韓国社会で1980年代中盤は民主化に対する要求が最高潮に達した時期と言うことができる。1960年代~1980年代のデモはほとんどが政治に関するもので厳粛で重い雰囲気が多く、青年がデモの主体で極端な対決と暴力的様相を見せた。1990年代からのデモ文化は政治的な問題だけではなく様々な事案が主題となり民主主義が発達しながら平和的な方向に変わった。そうした韓国現代デモ文化の変遷や光州民主化運動の歴史的意義、ろうそく集会などで年代を問わず多くの市民が参加できるようになった現代のデモが与える影響等について学ぶ。 5/24 グループ発表 택시운전사の映画を通して韓国の民主化運動や現代のデモ文化について発表。近代の主なデモ運動を紹介しながらデモ文化の変化について説明。ろうそく文化などの平和的なデモが多く行われるようになった。暴力を用いることがなくなって子どもから高齢者まで多くの人が参加できるようになったことに伴い、政府や社会に与える影響も大きくなってきている。 映画を鑑賞し次の週に班による発表と先生の補足説明により映画とそれに関連した韓国社会の問題などについて理解を深める。