2月までは対岸の火事だったコロナウイルスは、3月に入るとアメリカで急速に広がり始め、オハイオ州でも感染者が確認されるようになりました。BGSUは3月14日から21日まで春休みだったので、私はこの期間にフロリダに旅行する予定でしたが、感染リスクを考えた上で旅行を取りやめました。春休みの数日前までは、私自身も周りの学生もコロナウイルスに対する危機感があまりありませんでした。フロリダ旅行のお土産にはコロナウイルスを持って帰ってくるよ! などと冗談を言う学生もいたくらいです。その時はまだジョークを飛ばせるくらい、アメリカ国内での危機感は感じられませんでした。 しかし、春休みが始まると状況は一変しました。学校を閉鎖するために大学の授業はすべてオンラインに変更となり、退寮を求められました。また、州をまたいだ移動が禁止されるという噂もあり、状況は刻一刻と変化していきました。悩んだ末、日本からもオンライン授業を受講できる有難いシステムに背中を押され、5月の学期終了を待たずに帰国しました。 BGSUでの学生生活やそこで出会った教授、先生、友達との別れを惜しむ暇もなく帰国が決まり、気持ちの整理もつかぬまま、ボーリンググリーンを離れるという現実が受け入れられませんでした。ですが、コロナウイルスばかりはどうしようもないことなので、なんとか気持ちを切り替えて、今は5月まで残りのオンライン授業に集中したいと思います。 もう一つ。3月の上旬にインフルエンザにかかって以来ずっと体調が悪く、実は帰国前日にも受診をしました。その時、現地の友達にはとても助けてもらいました。病院まで車を出してくれたり、平時とは違いコロナウイルスの流行に伴い食料の調達も難しくなっている中、食事を届けてくれたりしました。帰国当日はUberの配車サービスも停止され、空港までの移動手段が絶たれてしまい、途方に暮れていたところ、快く現地の友達が送迎してくれました。持つべきものは友だ、なんてよく言われますが、本当にその通りだと思い、とても感謝しています。彼女たちの助けがなければ、私は日本に帰れなかったかもしれません。留学で出会ったたくさんの人との関わりをこれからも大切にし、帰国後も交流を続けたいと思います。 写真はBGSUのコートで行われたバスケの試合と、日本語クラブのハーフデーホームステイ
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 0円 | |
水道光熱費 | 0円 | |
学費・教材費 | 0円 | |
交通費 | 0円 | |
通信費 | 0円 | |
食費・その他 | 258 | 26,334円 |
合計 | 258 | 26,334円 |