月次報告書 2014-03
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
留学期間
2014-02-01 ~ 2016-01-31
留学種別
交換
生活編
24時間では足りなかった一か月間

おまゆです。韓国に来て一カ月が経ちました。こんなにも濃く、短い一か月は初めてでした。とにかく毎日いろんなことが起き、そのひとつひとつが新鮮な体験でした。 最初は授業をすべて韓国語で聞くということに慣れておらず、集中力が授業の終了の15分前に途切れてしまっていたのですが最近はようやく慣れてきて授業の最後まで集中力が持つようになりました。慶熙の授業は韓国語を勉強する神田とは違って、韓国語を使って言語学や教授法を学びます。課題も多いですし、予習もたくさんしなければなりませんが本当にやりがいがあって、毎日幸せです。 それからサークルにも入りました。オーケストラのサークルなのですがみんなすごく良くしてくれます。日本人だからといて遠ざけたりすることもなく、むしろ日本に興味を持ってくれている方がたくさんいるのでそういう人とは日本語で話したりもします。またサークルなのでいろんな学科の人と会うことができます。宇宙工学や電子原力、数学などなぜか理系が多いです。一年に二回演奏会があるのでどこかに参加できたらなぁと考えています。 日本語を教えるチューター活動が週に一度あります。わたしは生命科学学科の4年生に日本語を教えています。教科書を見ながら今はひらがなを勉強しています。日本語の文法も勉強せねばと思っています。 国際交流課が準備してくれたチューターとは別に韓国語学科のチューターが一人ついてくれました。韓国語学科の先輩なのですが週二回会っています。カフェに行っておしゃべりしたり、課題を見てもらっています。 今月一番の大事件といえば腸炎になったことです。韓国で人生の最期を迎えるかと思ったくらいお腹が痛かったです。原因は食べすぎでした。確かにまだ観光客気分が抜けきらず週末はずっとソウルに出て食べていたので腸炎になっても無理ないなと思いました。病院に行って注射をして寝たらすぐに良くなりましたが韓国の薬は本当にまずいです。 それから韓国文法教育論の先生の大学院の授業を聴講し始めました。難しいですがおもしろいです。大学院生の方とも知り合いになれて良くしてもらっています。引き続き勉強を重点に置いて頑張っていきたいです。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.09円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 240,000 21,600円
水道光熱費 0円
学費・教材費 83,550 7,520円
交通費 22,000 1,980円
通信費 0円
食費・その他 441,340 39,721円
合計 786,890 70,821円
授業編
Korean Morphophonology
韓国語形態音韻論
講義(地域言語)
600分
韓国語における音韻論を前半に学び後半で形態音韻論を学びます。韓国語の音韻論に関する基礎的な知識を教授が執筆中の論文で学びます。日本には有声音と無声音の対立があるのに対し、韓国語には平音ー有気音ー濃音の対立を成しているなどのことを学びました。日本で使われている用語とは異なる部分もあるので難しいですが先生の教え方が上手なので楽しいです。来月は発表があります。
Korean Women's Culture
韓国女性文化
講義(地域言語)
600分
高麗・朝鮮時代における女性の結婚と家族制度、そして胎教について勉強しました。専門用語がたくさん出てきてますが、予習していけば問題ありません。留学生も多く聞いており、中国人が一番多いです。日本人は私一人だけなので日本の文化についてもしっかり予習していかなければと思いました。先生が日本や中国の文化にも興味のある方なので授業は韓国7割、中国2割、日本1割といった感じで構成されています。やりがいのある授業で、難しい分韓国語能力が飛躍します。
Korean 2(liberal arts)
韓国語2(教養)
語学(地域言語)
600分
韓国の大学で講義を受ける際に必要な韓国語のスキルを身につけます。主に発表に関するものが多いです。様々な国から集まった50人の生徒で構成されています。学部の授業とは違って外国人がたくさんいるのでいろんな韓国語を聞くことができておもしろいです。4月に中国人二人と韓国のカフェについて発表するので今月はその準備をしました。
Theories in Korean Grammar Education
韓国語文法教育論
講義(地域言語)
600分
教授が選んだ韓国語の論文(英語交じり)で言語習得に必要な教授方法は何なのかを勉強する授業です。論文は基本一回の授業で1~2ページしか進みません。論文の専門用語に関する先生の話を聞いてメモを取ります。そのメモが試験の時に役立つそうなので一生懸命聞き取っています。インターアクションの中で起こる意味の交渉、といった表面上は何の問題もなく理解できそうな用語を先生が例を交えて分かりやすく解説してくれます。韓国人学生の発表もあるのでとても勉強になる授業です。
English: Reading&Discussion
英語1
語学(英語)
600分
すべての講義が英語で行われます。教授も韓国人で私以外の35人は全員韓国人です。最初のほうは私が日本人ということでかなり警戒されていたのですが、グループ活動を通して打ち解けました。授業は基本英語で進められるのですが、英語のイディオムや難しい単語の解説は韓国語で行われます。英語を韓国語で学べるのでとても勉強になります。授業は毎回課題の答え合わせから始まります。そのあと課題として読んできた文章に関してグループで討論する形です。テーマは好きな本や、今まで会った中で最高だった教師、それから体罰です。
Teaching Methodologies of Korean Language Speaking and Writing
韓国語話し書き教育論
講義(地域言語)
600分
24人と少人数の授業で、教授は現役の語学学校の教師でもあります。和気あいあいとした雰囲気の中でやる授業なので時間があっという間に過ぎてしまいます。韓国語の話し(Speaking)能力向上のためにはどんな教材が必要なのかを勉強する授業です。私たち外国人は韓国語を外国語として学ぶなかで多くの教材を目にしてきたので韓国人学生より少し有利です。近々発表があるのでその準備に追われています。