月次報告書 2014-04
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
留学期間
2014-02-01 ~ 2016-01-31
留学種別
交換
生活編
筋肉痛と中間試験

腸炎からの回復もつかの間、中間試験期間となり、大学内全体がぴりぴりしていたような気がします。韓国語で授業を聞き、韓国語で理解し、韓国語で勉強するという行為自体が初めてだったので最初はすごく戸惑いました。ですが、いざやってみると案外すらすら進むものです。とは言ってもまだこちらに来て2か月。母国語以外の環境に身を置いて、母国語ではない言語でテスト勉強をするというのは体力的に簡単ではありませんでした。すぐに疲れたり、頭が痛くなったりしたのですがその分頭に入っていると信じ、時々休みながらも頑張りました。試験結果は手元に戻ってこないのですがやりきりました。韓国の試験問題は論述がほとんどで試験中に腕が筋肉痛になったのは初めての経験でした。試験が終わってからは課題をやったり、予習をしたりと相変わらず勉強していますが、適度に遊んでいます。サークルの練習に参加したり、友達とご飯を食べに行ったりととても楽しいです。今週は連休なので遊ぼうと思います。

住居形態
学生寮
有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 240,000 24,000円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 7,000 700円
通信費 0円
食費・その他 342,860 34,286円
合計 589,860 58,986円
授業編
Korean Morphophonology
韓国語形態音韻論
講義(地域言語)
600分
音韻論はN追加や、母音縮約や、H脱落、有気音化、サイソリなどの音韻現象について学びました。週に一度グループごとの発表があり、質疑応答のあと先生が補足説明していく方式で授業が進んでいきます。音韻論が終了し、形態論に関する論文を読み始めました。形態論の定義、形態論の分類に関して勉強しました。特に単語の分類に関して多くの説明を受けました。試験は授業で使った音韻論の論文と形態論の論文、そしてホームページ上における質疑応答も含まれ、多様な試験問題が出されました。
Korean Women's Culture
韓国女性文化
講義(地域言語)
600分
高麗時代~朝鮮時代後期における烈女(操を守る女性)や、同性愛、教育に関して学びました。烈女に関しては様々な分類がなされており、大部分は夫のあとを追って死ぬことを指すのですが、それ以外にも夫を殺した相手に復讐したり、女性が自らの体の肉を切り取り病気の夫に食べさせたりすることも烈女の行為の一部でした。中間試験はあらかじめ先生が問題を発表し、それに関して論述する方式でした。長く書けば書くほど良いと言うので長く書いておきました。
Korean 2(liberal arts)
韓国語2(教養)
語学(地域言語)
600分
韓国の大学の授業における発表のスキルを身につける授業です。補足説明の仕方や、内容の要約、発表の終わりを提示する練習を行いました。二人ペアで教科書の例文を読み、授業中に発表に必要なイディオムを覚えていく形です。また先生が選んだドラマを観ながら、日常会話によく出てくる韓国語を学びました。俗語や隠語が多かったです。文化体験ではクラスみんなで民俗村に行き、土器を作りました。説明もすべて韓国語で、友達と韓国語で話しながら作っていくので難しかったですが、楽しかったです。中間試験は筆記試験ではなく、発表でした。わたしのチームは韓国のコーヒー文化について発表しました。
Theories in Korean Grammar Education
韓国語文法教育論
講義(地域言語)
600分
引き続き形態集中に関して学びました。語学教育における重要な概念である形態集中(Focus on Form)を基盤にした、教育技法に関して学生の発表を中心に勉強しました。ディクテーションや、発表、ジクソー課題など様々な教育技法のなかで語彙力を向上させるのに効果的な教育技法は何か、文法力を向上させるのに効果的な教育技法はなにかに関して考えました。中間試験は用語説明が20個ほど出て、例をあげながら説明する試験でした。
English: Reading&Discussion
英語1
語学(英語)
600分
お金、愛、インターネットのに関する論説文を読み、頻出単語やイディオムを勉強していきます。毎回の課題で与えられる討論課題に関してグループで話す時間もあります。そこでは質問の仕方や相槌の仕方なども一緒に勉強します。トピックがおもしろいのでとても楽しく勉強できています。特にグループ活動では普段関わる機会のない工業学科や土木学科の人たちとお話しできる良い機会なのでいろんな話を聞いています。中間試験は選択式と論述式でした。
Teaching Methodologies of Korean Language Speaking and Writing
韓国語話し書き教育論
講義(地域言語)
600分
話し教育に関する勉強を行いました。実際に教材の分析をして、チームごとに発表したり、教材案を作る作業を行いました。効果的な話し教育とはなにかを考える授業で、専門用語や難しい語彙が多いのですがやりがいがあります。話しと書きの共通点や相違点などに関しても勉強し、これに関する学者の仮説を自分なりに考えられた授業でした。中間試験は用語を書いたり、誤謬修正の定義などが出題されました。