月次報告書 2020-01
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2019-08-01 ~ 2020-06-30
留学種別
交換
生活編
南米探訪 (エクアドル・ペルー編)

今月の写真はマチュピチュとクスコのアルマス広場。 12月13日にメキシコを出て、1月はエクアドル、ペルーに訪れ1月15日に戻った。 <エクアドル> 首都キトで2020年を迎えた。エクアドルでは人形を燃やしその年の嫌なことを忘れ、新しい年の成功を祈る"Año Viejo"という伝統行事がまだ残っている。又、幸せを表す黄色・恋を表す赤色の下着を着て年越しをするようで、道には沢山の黄色・赤色の服が売られていた。 キトからバスで7時間程度離れた、エクアドル最大の都市グアヤキルにも訪れた。ここはかつて野口英世博士が黄熱病の研究に従事した港町であり、シモン・ボリバルとサン・マルティンの歴史的会談が行われた場でもある。 <ペルー> クスコは標高3500mに位置し、かつてはインカ帝国の都があった場所で当時の文化や歴史が学べるインカ博物館がある。クスコはマチュピチュへ行く拠点地でもあり世界中から来る観光客で溢れている。 標高が高くまだ肌寒い朝7:30にクスコをミニバンで出発し6時間、水力発電所に到着する。そこからは道がなくなるため、高級列車を横目にやりながらひたすら線路の上を2時間半12km歩きマチュピチュ村へ。翌日早朝5:30に起床しマチュピチュへ登り夜の9時過ぎにクスコへ戻る。かなりきつい2日間の登山だが、インカ文明が誇る「空中都市」の眺めは言葉に表せないほどの絶景だ。 さらにクスコからバスで8時間移動し、ティティカカ湖畔の町プーノまで足を伸ばす。ティティカカ湖は世界で最も高い位置にある湖であり、標高は3800mまで上がる。先住民アイマラ族によってトトラ(藁)で作られた浮島ウロス島のツアーへ参加した。この浮島にはトトラで作られた舟、学校、病院、教会などまであるというのだから驚きである。(首都リマも訪れたが割愛。) 世界的にも注目を浴びる美食の国ペルー。アルパカ、クイの肉を始め、紫とうもろこしで作る飲み物チチャ、ロモサルタード、アヒ・デ・ガジーナ、アンティクーチョなどの絶品揃いのペルー料理に舌鼓を打つ。 クスコをあとにし1カ月ぶりにメキシコへ戻る。大気汚染が少なく、青く晴れ渡った空が「おかえり」と歓迎してくれているようだった。

住居形態
ホームステイ
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
メキシコ ペソ
5.77円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,400 19,618円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 24,854 143,408円
通信費 200 1,154円
食費・その他 10,552 60,885円
合計 39,006 225,065円
授業編
Temas Contemporáneos de América Latina
現代ラテンアメリカ研究
講義(地域言語)
120分
人数は30人程度。若い男性の教授 “César Daniel Diego Chimal" で補助の生徒が2名いる。期日が決められていて、レクトゥーラをその日までに読まなければならない。読んだレクトゥーラの内容を踏まえて毎授業1枚のレポートを提出する。 月木11-13時 レクトゥーラ; 1, Carlos M. Vilas, “Seis ideas falsas sobre la globalización. Argumentos desde América Latina para refutar una ideología", en John Saxe Fernández (coord.), Globalización: Crítica a un paradigma, CEIICH-UNAM, México, 1999, pp. 69-101. 2. Emir Sader, “La crisis hegemónica en América Latina", en Carlos Figueroa Ibarra y Blanca Laura Cordero Díaz (coords.) ¿Posneoliberalismo en América Latina? Los límites de la hegemonía neoliberal en la región. Benemérita Universidad Autónoma de Puebla, Instituto de Ciencias Sociales y Humanidades “Alfonso Vélez Pliego", Juan Pablos Editor, México, 2011, pp. 25 – 39.
Temas Contemporáneos de Asía Pacífico
現代アジア太平洋研究
講義(地域言語)
120分
15名程度の授業で教授は “Alejandro Carlos Uscanga Prieto"。日本との関係に精通している。神田外語大学にもいらしたことがあるらしく、柳沼先生やシルビア先生とも親睦が深い。今月は初回授業しかなかったが、日本の話も多々出てくるので聞いていてとても楽しい。補助の生徒が1人いる。 水曜日11-15時。 履修目的はアジアから離れた国で我々の国を研究している教授・学生がどんなことを考えているのかを知りたいと共に、遠い国で勉強することでアジアを俯瞰的に眺めることができ、日本にいるときとは異なる視点を得られると考えるから。