月次報告書 2023-06
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2023-03-01 ~ 2023-12-31
留学種別
交換
生活編
「ブラジル人より、ポルトガル語上手だよ」?!!

新しくあった人と、初めて会話するとき、うれしいことに、ポルトガル語上手だね」といってもらえるときがあるのだが、そこで興味深いことに気づいた。 褒め言葉で「ブラジル人より、ポルトガル語上手だよ」という風に言われた。それも、一回ではなく、何回か違うひとから言われた。初めて言われたときは、面白い冗談(まぁ冗談ではあるんだけど)だなと思っただけだったが、複数人から同じような文句を聞き、少し疑問?興味をもった。 これは、もしかしたら、ポルトガル語文法のルールが難しいことが理由かもしれない。 友達に、大学以前(小学校〜高校にあたる)のポルトガル語の授業(日本でいう国語の授業)について聞くと、どうやら文法についてかなり学習するらしい。例えば、彼らも動詞の活用を覚えたりするらしい。私の記憶だと、国語の授業で、文法を扱う回はあったものの、そこまでディープに学習した記憶はない。 また、SNSなどでも、ポルトガル語話者向けの、文法事項を紹介しているステーションをいくつも見かけた。 私個人の感覚だと、日本ではこのような現象をあまり見たことがない気がする。 また、外国人のためのポルトガル語 - 多文化主義という授業で、ブラジルにおけるポルトガル語=公用語の特徴について扱った回で、ブラジル人の心のなかには、自分たちのポルトガル語は間違っているという潜在意識が常にあるということを先生がいっていた。これは、ポルトガル語は、ポルトガル(国)によって持ち込まれた言語であり、正しいポルトガル語はポルトガル(国)で使われているものだ、というアイデアから来ているらしい。(一方で、ポルトガルのポルトガル語は、ポルトガルじゃない、ブラジルのポルトガル語が本当のポルトガル語だ!みたいなこともよく、ブラジル人から聞く笑) 「ブラジル人より、ポルトガル語上手だよ」という冗談の裏には、こういったポルトガル語の特徴や、歴史的背景があるのかもしれないと、ちょっと思ったりした。 写真(今回の話の趣旨とは全然関係ないけど)     右:バス停からの風景    左:近所の野良犬

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
29.4187円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 700 20,593円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 82 2,412円
通信費 67 1,971円
食費・その他 372 10,944円
合計 1,221 35,920円
授業編
Grammar of Portuguese: Traditional and Normative Studies
ポルトガル語の文法:伝統的・規範的研究
講義(地域言語)
960分
成績評価につながるアクティビティが行われた。 内容は、これまで学んだポルトガル語の文法知識を使って、13歳〜15歳向けの問題を作るというもの。 ちょっとした記事を渡され、そこから、生徒の読解や文法知識を理解できているかなどを、見るための問題を作成した。 事前の授業で問題の構築方法を学習する回があったので、本番では、習った通りに問題を作成し、点数としては6割を取ることができた。
Inglês Ⅲ
英語 Ⅲ
語学(英語)
960分
比較級、単純過去形と現在完了の使い分け、人の容姿や人柄を表す形容詞、慣用表現などを、基本的にはテキストを用いながら、学習した。 ペアワークやグループワークを通して、実践的に学んだ。成績評価につながるちょっとした発表も行われた。
Português para estrangeiros
外国人向けポルトガル語
語学(地域言語)
960分
月末に外国人向けのポルトガル語指導に関するワークショップが行われ、そこでは、毎年、当授業を履修する留学生が自分の国に関するトピックを一つ選んで、5分程度、スライドを用いながら、発表するのが、恒例らしく、私も参加した。
LANGUAGE WORKSHOP: PORTUGUESE FOR FOREIGNERS - MULTICULTURALISM
言語ワークショップ:外国人のためのポルトガル語 - 多文化主義
講義(地域言語)
480分
成績評価のグループワークが行われた。 ポルトガル語学習者に向けたエクササイズを作成するというもの。 必ず、写真、記事、動画、地図など視覚的な情報を使うことが求められ、私のグループは、インディアンに関する法律の歴史に関する記事と、ちょっとした動画を使用し、中級者向けのエクササイズを作成した。
Espanhol 1
スペイン語 Ⅰ
語学(スペイン語)
960分
動詞のgustar(すき)、命令形、比較表現、過去形を主に学んだ。 スペイン語はポルトガル語と同じルーツをもつ、ラテン系の言語なので、似てはいるのだが、個人的には、発音とリズムのちがいが大きく、リスニングがかなり難しいと感じる。