月次報告書 2023-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2023-09-01 ~ 2024-07-31
留学種別
交換
生活編
常に初陣の心で

9月1日にバルセロナのエル・プラット国際空港に降り立ってからの生活をここにまとめた。インスタやYouTubeでも生活の様子をまとめているが、ここでは良かった点も困った点もより細かくまとめていこうと思う。 【滞在先】 大学側の斡旋もあり、大学からそう遠くないサバデルという街にあるシェアハウスを借りることにした。空港から家までは荷物が多いということも考えてタクシーを利用した。家賃は大学の寮とほぼ同程度だが、設備が充実していて非常に住みやすい。徒歩圏内にスーパーがいくつもあったり、3部リーグのチームではあるがプロのサッカーチームやそのホームスタジアムもあったりする。最寄駅のすぐそばにはデパートも建っている。 到着して6日目が誕生日だったが、その頃はまだルームメイトが誰もおらず、しばらくは完全に一人暮らしだった。授業が始まる頃には全員揃い、それぞれスペイン人、ペルー人、ドミニカ人と私の4人(男女比2:2)で生活している。 【食事】 食べ物に関しては特に困ってはいない。冷凍食品や冷蔵食品を中心に購入して食べているのでかなり時短になっている。時々ドミニカ人のルームメイトが料理を作ってくれ、それが非常に美味しいのですごくありがたい。 学食(というよりカフェテリア)で昼食を取ることが多いが、KUISの食事の倍の値段はすると考えておいた方がいいと感じた。マクドナルドなど外食は基本高いのでよっぽどじゃない限り避けた方が良い。 飲み物では困ったことが少しあった。水道水も飲み水も硬水で、特に飲み水に関して言えば最初の数日はそれが原因で腹を下していた。調べたところBEZOYAという軟水がスーパーで入手できるとのことだったので、現在はそれを飲んでいる。牛乳は紙パックに入っていたり容量が大きめだとペットボトルで売られていたりする。少し困ったのは、紅茶が全然売られていないこと。コーヒーは飲める方ではあるが、そんなに頻繁には飲まないので正直戸惑っている。 【通学】 T-mobilitatというカードを購入して定期代わりに使っている。このカードは40ユーロ余で90日間バルセロナ近郊の国鉄(RENFE)、路面電車、地下鉄、カタルーニャ公営鉄道(FGC)、バスに乗り放題というチート級の優れものである。有人カウンターがある駅に行って申請できる。申請にはパスポートが必要で、支払いもカード限定だった。家から大学までの通学時間は30〜40分ほど。 【クラス】 基本的には東アジア圏(日中韓+台湾)の留学生でまとまって授業を受けている。人数はどのクラスも10〜20人ほどでそれだけ見ればあまり神田と変わらない。 【課外活動】 現地の学生が主催している日本語のコミュニティに入っている。現地で日本語を学んでいる学生と交流するのが主目的。話を聞くと神田に留学したいという学生もいるようだ。嬉しい限り。 大学寮のすぐそばにあるコートで毎週木曜日にサッカーをしている。当然会話や指示も全てスペイン語なので非常にタメになっている。まだまだ理解するのは難しいけど、大好きなサッカーでスペイン語を勉強できる喜びを噛み締めている。 【週末の過ごし方】 基本的には家で洗濯などしつつのんびりしている。時々ぺルー人のルームメイトとバルセロナ市街に出かけることもある。あとはもっぱらF1のレースやサッカーの試合を見ている。 【友人関係】 現地の学生やこちらで知り合った日本人学生、他の留学生と関わることが多い。ともに頑張る仲間として支え合いたい。 【携帯電話】 Vodafoneの「Prepago M」というプランのプリペイドSIMを購入。月(28日間)で50GB、15ユーロというプラン。日本の格安SIMよりリーズナブルかもしれない。もともと空港の電気屋で買おうと思ったが、私が買ったものの上位のプランしかなく、「他のプランが良ければ街中の店で買って」と店員に言われた。そのため家の近くのVodafoneの店でSIMを購入。Webサイトからカードを使ってチャージもできるのでその機能を使っている。 【気候】 私が到着するまではニュースにもあった通り強烈な熱波が来ていたらしいが、私が来た頃には和らいだのだそう。最高気温は25℃〜30℃ほど。湿度が低いので、日本で言えば5月下旬のようなカラッと暑い感じ。 中旬を過ぎると朝晩は肌寒くなってきた。薄手の上着があると良い。朝晩と昼間の気温差がかなりあるので、服装選びが大変。 朝日が上るのがAM7:30頃。日が沈むのはPM8:00頃。日本と全く違うので生活リズムを1から作る必要がある。 【衣服】 半袖短パンで全く問題なく生活できる。朝晩のみ薄手の脱ぎ着しやすい上着があると良い。 【その他】 バルセロナに到着して初月ということもあり、月末は特にかなりたくさんの場所を観光して回った。サグラダ・ファミリアやカサ・ミラ、カサ・バトリョなど有名どころだけでなく、現地の人しか知らないような場所にも行った。まずは生活に慣れるのが最優先だと思い買い物以外はあまり外に出なかったので来月以降はたくさんの場所に行きたい。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
158.0278円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 285 45,038円
水道光熱費 60 9,482円
学費・教材費 4.48 708円
交通費 112.88 17,838円
通信費 15 2,370円
食費・その他 428.53 67,720円
合計 905.89 143,156円
授業編
IDIOMA CATALÀ PER A TRADUCTORS I INTÈRPRETS 1
翻訳者通訳者のためのカタルーニャ語1
語学(地域言語)
450分
内容としては基礎の基礎だった。挨拶や軽い自己紹介を通して学ぶものだったが、説明は全てカタルーニャ語で行われた。ただ、かなり噛み砕いて説明されたので、なんとかついていけているといった感じである。留学生向けの授業には我々日本人の他に中国人、韓国人、台湾人の学生が参加している。
IDIOMA I TRADUCCIÓ C5 (JAPONÈS)
言語と翻訳C5(日本語)
講義(地域言語)
360分
日本文化の紹介、単語や熟語の意味の確認、そして日本語の文をスペイン語に訳す作業を中心に授業が進められた。日本人と現地の学生の割合はほぼ50:50といったところ。授業内で時々日本人ですら滅多に使わないような単語も出てきて面白いと感じている。しかしそれをスペイン語に訳すのは結構大変。
IDIOMA CASTELLÀ PER A TRADUCTORS I INTÈRPRETS 1
翻訳者通訳者のためのカスティーリャ語1
語学(地域言語)
0分
今月はレベル分けのテストのみ行われ、月末にグループ(クラス)が発表されるということだった。テストの内容はリーディング(というより適語補充)とリスニングだった。プラサ・マジョールⅠ・Ⅱとオハラで扱われた文法事項が頭に入っていれば、あとは単語の意味さえわかればどうにかなるというものだった。来月から授業が始まるので気を引き締めていきたい。