【目次】 ①滞在先 ②大学 ③アドバイス ④感想 【①はじめに】 あっという間に終わった。今月を一言でまとめるなら、そんなとこだろう。留学生活が始まってから早四ヶ月が経ち、特に目新しいこともなくまたひと月が過ぎ去った。六月といえば梅雨の季節だが、ブラジリアでは相変わらず一度も雨が降ることなく、生活は快適そのものだ。今月はFesta Junina(収穫祭)のほかに特筆すべきことがないため、非常に内容の薄い報告書になってしまうのが残念でならない。 【②滞在先】 今月は本当に寮から出た記憶がない。学校に行くのは週二回のみで、どこかに出かけることもなく、ほとんどの時間を自室で過ごした。思い出せることといえば、Festa Juninaに行ったことぐらいだ。一回目のFesta Juninaでは、友人と寮の近くの教会でBolo de milho、Brigadeiro、Pamonhaなどに舌鼓を打った。二回目は、寮の真横の教会で、似たようなデザートを堪能した。ここではビンゴ大会が行われていたのだが、これが思ったよりも盛り上がり、司会者が番号を口にする度に、歓喜と不満の声が飛び交っていたのが実にブラジルらしいと感じた。最後のFesta Juninaは月末に寮内で催されたものであり、最も華やかなイベントとなった。みんなでCaipira(田舎者スタイル)の服装に着替え、キャンプファイヤーを囲ってQuadrilhaを踊ったり、定番の料理を味わったり、六月を素敵な記憶とともに締めくくることができた。 【③大学】 四月中旬から約二ヶ月半もの間続いたストライキは、今月下旬にようやく終わりを迎えた。本来であれば七月までに前期が終了するはずであったが、九月まで長引くこととなった。私はすでにサンパウロ大学への転学を決めて出願書類を提出していたので、六月中に授業が終わるポルトガル語のみを継続して受講することにして、残りの三科目については履修から外すことにした。 【④アドバイス】 今月は寮に引きこもりがちだったので、メンタルが特に落ち込み気味だったと感じる。私は家族と連絡をとる習慣がなく仲の良い友人も少ないため、孤独感や疎外感を感じることが多いのだが、もし気軽に会話ができる人がいるのであれば、定期的に連絡を取って「心の底から笑える時間を作る」ことを勧める。 【⑤感想】 瑞々しい紫陽花、色とりどりの傘、街を包み込む雨のにおい、そんなものなど一つもなく過ぎ去ったブラジルでの水無月。たとえ梅雨が来なくても気分はずっとどんよりしていて、心の中はひたすら雨模様だった。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 1,187 | 29,058円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 65 | 1,591円 |
通信費 | 173.08 | 4,237円 |
食費・その他 | 3,310.5 | 81,042円 |
合計 | 4,735.58 | 115,928円 |