10月の気温はほぼ夏と言って良いほど暑い。しかし、日本のような湿気が多い、むしむしとした暑さではないのが救いだ。だが、サンパウロは夏になると雨が多くなり、午前中は晴れていても、午後に突然土砂降りになることが非常に多い。僕の住んでいる共同住宅は家賃の割に、停電が少なく、他の日本人留学生たちが住んでいる場所と比べても極端に少なかった。イメージ的には他の家で4回停電があれば、この家で1回なるぐらいの頻度だ。そのためこの月も大規模な停電は一回しか起こらず、快適に暮らすことができた。停電になり一番困るものはシャワーである。ブラジルはシャワーのお湯は電気で作っているために、停電すると水しか使うことができない。夏とは言え、夜は少し涼しくなるので、水のシャワーはできれば避けたいところである。 さて、今月は、9月の充実した生活とは正反対のものとなった。端的に言えば、落ち込み、何に対してもやる気が出ず、部屋に引き篭もる生活となった。原因と考えられることは、大きわけて2つある。それは、ブラジル生活の疲れである。意外にも、ここまで悩むことは何度かあったが、何となく適用することができていた。しかし、それはブラジルだから、ブラジル人のようにしなければならないと、色々な新しいことを受けいれ、ブラジルに染まろうとしすぎていたのだと思う。そのため、その時はお見過ごしていた、違和感やストレスが、ここに来て、どっと出たのだと思う。2つ目は、一緒に暮らしていた仲が良かったブラジル人の友達が、日本に行ってしまったことだろう。居なくなって気づいたのだが、彼は自分が思っていた以上に僕の精神的支柱であり、生活を支えてくれていたのだ。彼はブラジル人でありながら、日本人のような細やかな気遣いがあり、ポルトガル語がすごく上手い日本人と話しているような感覚であった。だから、彼と話すときはリラックして、ありのままで話すことができた。もちろん僕は他にも学科の人など多くの友達ができていたが、その友達と話すときは、少し気が抜けない感覚があった。これらの2つの原因で、引きこもるようになってしまった。来月はしっかりと授業にも参加できるように頑張りたいと思う。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 950 | 23,297円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 50 | 1,226円 |
交通費 | 50 | 1,226円 |
通信費 | 50 | 1,226円 |
食費・その他 | 1,720 | 42,180円 |
合計 | 2,820 | 69,155円 |