月次報告書 2024-10
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-08-01 ~ 2025-05-31
留学種別
交換
生活編
10月 Piso 21の衝撃 歓声とTシャツは同じ色

休日について: メキシコでの生活にもだいぶ慣れてきたので、自分のルーティンにはない他の何か新しいことを探した。夜に友達と路上のタコス屋さんを探して食べに行ったり、教会で行われているバザールを見に早起きするなど積極的に行動した。通りを少し歩いてみると、いまだに英語で話しかけられたりなど観光客扱いされることも多い。スペイン語で反応を返すと、スペイン語がわかる(完璧なスペイン語が話せなくても)ことに喜んでくれるので、コミュニケーションができることが嬉しかった。大学の敷地内に住んでいるので、近所にあるのはレストランばかりで、食べられるのはメキシコ料理にもかかわらずハンバーガーより高いポソレ、上品なタコス、ピザやハンバーガーなどあまりジャンルは豊富ではない。たった15分ほどそこから歩いてみるだけで、レストランで提供されるタコスよりも安価で美味しいものを路上のお店で食べることができる。来る前のイメージ通りのものが食べられて嬉しかったのと同時に、もっと早く来ればよかったと少し後悔している。しかし通りは街灯が少なく暗いので夜は用心するべし。人通りはあることと、住宅街なので、安全な地域とはいえ深夜の一人歩きはあまり推奨しない。 Santiagoについて: 10月初旬にI-Link主催のサンティアゴへの行楽に参加した。サンティアゴはメキシコの観光省が認定するPueblo Mágicoに指定された、美しい景観を持った自治体の一つで、モンテレイからバスで一時間ほどの距離にある。少し階段を登って滝を見に行ったり、その近くのポイントからジップラインで一気に降りたり、レストランで美味しいメキシコ料理を楽しんだりと、観光地らしい楽しみ方をした。 CRGSのギャラリーについて: 何度かギャラリーで展示があり、見に行った。CRGSは大学の中でもデザイン学部の講義が行われている建物で、UDEMの顔ともいえる綺麗な建物である。その学部の授業は今学期は履修していないので、用事はない。とはいえ何か学生の展示があったり、プロのアーティストの展示があるという情報を聞いたら見に行くようにしている。CRGSは日本人建築家安藤忠雄が設計した建物で、UDEMの他の建物とは毛色が異なっていることは見て取れる。アートの類がわかるセンスは持ちあわせていないので、文字通り展示を見るだけだが、見ているだけでも楽しい。 Día amarillo について: 10月24日が当日で、その1週間ほど前から大学の中では何かそれに関連したイベントをやっていた。当日の夕方の授業は一律オンラインになり、チケットを買った時にもらえる黄色いTシャツを着て夜の大学に繰り出した。屋台の出店と、大規模な即席ステージでバンドの演奏があるという事前情報しかなかった上に、チケットは750ペソと強気な金額だったが、テストが終わったことでハイになっていたのと、一年に一回の文化祭は見に行くだけでも思い出になるだろうと考え、思い切って支払った。結果piso 21というバンドの音楽と運命的な出会いを果たし、演奏の最後には「piso 21最高! Gracias!!」と叫んでいた。その後深夜ではあったが友達の家に呼んでもらい、楽しい時間を過ごした。 日本からの荷物について: メキシコ時間の18日に発送して、10月31日に届いた。ヒートテックや消しゴム、お米をレンジで炊く道具など百均の便利グッズはメキシコにはないので、そのようなものを家族に依頼した。日焼け止めなどは日本で売っているもののほうがいいと言われていたので、新しく現地で探すよりは日本で使い慣れているものを送ってもらった。目薬はクラブに持って行くと得体の知れない何かとして没収されてしまうことと、乾燥しがちなので使い切ってしまうことも考えておすすめしたい。蚊に噛まれることも多いので、痒み止めなども頼んだ。公務員試験の教科書に関しては、時間はないものの、帰国までの期間に全く勉強をしないことに不安を感じたので、ないよりはいいだろうということで頼んだ。現地での授業や生活を最優先に、苦手な科目と暗記系科目を無理のない範囲で細々とでも続けていきたいと考えている。 送ってもらったもの ・ヒートテック ・インテリアデザインの教科書 ・日本史の教科書 ・数的処理の教科書(以下の教科書はすべて昨年度の公務員講座で使用していたもの) ・憲法の教科書 ・人文科学の教科書 ・ミクロ経済の教科書 ・マクロ経済の教科書 ・消しゴム ・普段使っているスキンケア用品 ・メイク落とし ・下着 ・ランニングシューズ ・ナプキン2パック(メキシコのものは横幅などサイズに不安があるので多い人は気をつける) ・おりものシート(メキシコでもクオリティの高いものが購入可能) ・胃薬 ・貧血の錠剤 ・ビタミン錠剤 ・歯ブラシ(当然あるにはあるがブラシのサイズなどこだわりがある人は持参する) ・菜箸 ・タイツ ・塩昆布 ・リップクリーム ・マスカラリムーバー ・ニキビの薬 ・化粧水の詰め替え ・乳液の詰め替え ・プチウナ

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
メキシコ ペソ
7.557円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 0 0円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 229 1,731円
通信費 710.56 5,370円
食費・その他 9,198 69,509円
合計 10,137.56 76,610円
授業編
Vida y Cultura de México
メキシコの生活と文化
講義(英語)
720分
死者の日が近いので、死者の日の起源や、オクタビオ・パスの孤独の迷宮の内容を分析し、メキシコ人の社交的な態度に隠された孤独などを探る。自分の友人たちは、常に明るく、パーティーを好み、彼ら自身もそのような性格であると自覚している人が多かったので、メキシコ人の孤独については想像しづらく、掴みづらいテーマだった。当然全ての人が明るいわけではないことは理解しているつもりでいる。しかし近しい人がほとんど明るい性格だと、ひとくくりに“メキシコ人は明るい“と言ってしまいそうになるので、テーマとはズレるが、個人の性格を見ることがどんな時も重要だと感じる。 大学から少し離れた博物館Museo de la historia mexicanaに行き、19世紀、20世紀のメキシコの展示を見て理解した内容をまとめるレポートを提出した。
Society and culture of Asia
アジアの社会と文化
講義(地域言語)
720分
インド、韓国の経済についてのテストがあった。経済事情については全く知識がなかったことと、理解不足のため手応えを感じられなかった。地理や経済などの分野は苦手なので、資料を丁寧に読み解いていく必要がある。今月の内容は難しかったので、分かったことは少ない。
Español Intermedio Alto
中上級スペイン語
語学(地域言語)
720分
再帰動詞や接続法を使うパターンと使わないパターンを学習した。KUISでもなかなか身に付かなかった分野なので、少し思い出すのが難しかった。先月と同じくペアワークがメイン。スラングを使って例文を作る授業もあった。友達との会話でよく出て来るような表現もあれば、アステカの王モクテスマの名前が出てくる何かをたしなめるような表現もあった。その他にも使えると楽しい多様な表現がある。使いこなすのは難しそうに感じられるが、友達の使う表現は真似して使っていこうと思う。だんだん使用される単語も高度になってきて、聞き取れなかったり初めて知る単語も増えた。
History of universal architecture
世界の建築の歴史
講義(地域言語)
720分
前回のテストで感覚を掴んだことで、自分でも納得のいく点数が取れた。先生はvery goodと言ってくれた。いまだにスペイン語が聞き取れないこともしばしばで、先生からは英語で話しかけられる。テストと課題提出、授業内での発言で成績が出る。前月の反省から、知っていることは言えるようになろうと思い、機会を狙っていた。ユニット4からはゴシック様式とアルハンブラ宮殿の特徴を学習した。アルハンブラ宮殿が好きなので、チャンスだと思い発言した。KUISで履修した授業で学習した内容をそのまま言うだけであったが、拙いスペイン語であっても発言できたことで授業へのモチベーションが上がった。
Effective communication in English for business
ビジネスのための効果的なコミュニケーション
講義(英語)
720分
説得のためのテクニックを学習した。日本にいた時から誰かを説得する状況を避けてきたので、どのように会話を組み立てていいかわからず苦労している。一方クラスメイトたちは自分の意見や要望をうまく言いつつ、相手の言い分も聞くということに長けているので、自分と比較して彼らは本当に喋るのが上手だと感じる。知らない単語も多いので、スペイン語だけでなく英語についても努力したい。