冬休みが終わり、後期がスタートしました。長期休み明けであっても気持ちの切り替えは割と簡単にできるタイプだと思っていたのですが、二学期はだるさの残った状態でのスタートとなりました。後に記述するのですが、履修登録の難しさに対して自然と嫌悪感を抱いていたのかもしてません。一刻も早く生活リズムを戻せるようにしたいです。 〈気候〉 友人に季節を聞いたところ「今は春だよ」と言っていましたが、先月と比べて気温に大きな変化はなく、正直季節感を感じることはできません。草木が芽吹くこともなければ、蝶や蜜蜂も飛んでいません。桜もありません(地域によっては桜を見ることができるらしいです)。花粉は飛んでいない、極端に乾燥していない、冬に凍える必要もないブラジルのこの時期を気に入った気でいました。しかし、初雪が降れば寒さなんか忘れて子どものようにはしゃぎ、春一番が吹けば新たな出会いに期待して微かな喜びを感じる、という感情が生まれない事実を残念に思ってしまった私は、日本の繊細でありながら、時に暴力的な気候が好きなのかもしれません。気温については、太陽が出ているかどうかに大きく依存します。曇りのときは20℃に満たない程度ですが、太陽が出ると25℃を超えてきます。さらに日差しが強いため体感温度はさらに高いです。 〈授業〉 個人的に留学中に困ることの中でも「履修登録」はトップクラスの部類だと思います。日本にいる頃でさえ難しかったのに、一番得意な言語が使えない環境でスムーズに行えるわけがありません。UFJFの場合、留学生のために2週間の期間が設けられています。その期間内で授業に参加し、受講したい授業を決定し、最終的にDRI(国際戦略部のような機関)に届出を出すことで履修登録が完了します。この際一筋縄でいかないのが、「必ずしも興味がある授業を履修することはできない」ということです。ただ正確にいうとこれはシステム上の問題でなく、あくまで自分の実力と意志に基づくということです。私は本来「生物地理学」という授業を履修するつもりでいました。しかしいざ初回授業に行ってみると、「教授のポルトガル語が聞き取りにくい」「板書が雑な筆記体で読めない」という問題が発生し、一学期間やり切れる自信がなかったため受講を諦めました。他にも成績評価方法が厳しい、時間帯や授業の長さが自分に合わない(一番朝早い授業は8時〜、一番夜遅い授業は〜23時、授業時間は2時間or4時間)など、様々な要素が加わります。強い意志さえあれば乗り越えられる壁だと思いますが、他の授業との兼ね合いを考えると、難しすぎる授業は避けるべきだと思います。私は対象期間中は、とりあえずやってみる精神で、色々な授業に参加してみました。結果的に、本来履修するつもりはなかった「経済地理学」という授業ですが、教授のポルトガル語が聞き取りやすかったことと、内容が割と面白そうだったので受講を決めました。 〈食事〉 買い揃えておいた調味料や、保存のきく食材がほとんどなくなったのをきっかけに自炊をする回数が一気に減りました。今の自炊の実力では、どうしても栄養バランスが偏ってしまう献立しか作れないので、健康のことも考えて学食にお世話になっています。以前の報告書で学食はあまり美味しくない、と書いたものの、慣れてくればそこまで悪いものではないです。 〈冬休み〉 8月の出費が大きかったため、今月はそこまで大きな旅行はしませんでした。しかし、どこにもいかないまま休みが終わってしまうのも嫌だったので、前から行きたかったフルミネンセの試合を見に、リオデジャネイロへ行ってきました。試合には負けてしまったものの、マラカナンスタジアムでたくさんのサポーターとともに応援することができてよかったです。 〈その他〉 二学期が始まり、焦りは増していく一方です。「留学中何をしたの?」と質問されたとき、胸をはって「これを頑張りました!」と言えるように、「留学していた」という事実だけが残って中身がすっからかんにならないように、残り半分全力で頑張ります。
| 内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 家賃 | 1,000 | 27,573円 |
| 水道光熱費 | 0 | 0円 |
| 学費・教材費 | 0 | 0円 |
| 交通費 | 121 | 3,336円 |
| 通信費 | 114 | 3,143円 |
| 食費・その他 | 1,204 | 33,197円 |
| 合計 | 2,439 | 67,249円 |