月次報告書 2025-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-04-01 ~ 2026-01-31
留学種別
交換
生活編
季節の変わり目

 冬休みが終わり、後期がスタートしました。長期休み明けであっても気持ちの切り替えは割と簡単にできるタイプだと思っていたのですが、二学期はだるさの残った状態でのスタートとなりました。後に記述するのですが、履修登録の難しさに対して自然と嫌悪感を抱いていたのかもしてません。一刻も早く生活リズムを戻せるようにしたいです。 〈気候〉  友人に季節を聞いたところ「今は春だよ」と言っていましたが、先月と比べて気温に大きな変化はなく、正直季節感を感じることはできません。草木が芽吹くこともなければ、蝶や蜜蜂も飛んでいません。桜もありません(地域によっては桜を見ることができるらしいです)。花粉は飛んでいない、極端に乾燥していない、冬に凍える必要もないブラジルのこの時期を気に入った気でいました。しかし、初雪が降れば寒さなんか忘れて子どものようにはしゃぎ、春一番が吹けば新たな出会いに期待して微かな喜びを感じる、という感情が生まれない事実を残念に思ってしまった私は、日本の繊細でありながら、時に暴力的な気候が好きなのかもしれません。気温については、太陽が出ているかどうかに大きく依存します。曇りのときは20℃に満たない程度ですが、太陽が出ると25℃を超えてきます。さらに日差しが強いため体感温度はさらに高いです。 〈授業〉  個人的に留学中に困ることの中でも「履修登録」はトップクラスの部類だと思います。日本にいる頃でさえ難しかったのに、一番得意な言語が使えない環境でスムーズに行えるわけがありません。UFJFの場合、留学生のために2週間の期間が設けられています。その期間内で授業に参加し、受講したい授業を決定し、最終的にDRI(国際戦略部のような機関)に届出を出すことで履修登録が完了します。この際一筋縄でいかないのが、「必ずしも興味がある授業を履修することはできない」ということです。ただ正確にいうとこれはシステム上の問題でなく、あくまで自分の実力と意志に基づくということです。私は本来「生物地理学」という授業を履修するつもりでいました。しかしいざ初回授業に行ってみると、「教授のポルトガル語が聞き取りにくい」「板書が雑な筆記体で読めない」という問題が発生し、一学期間やり切れる自信がなかったため受講を諦めました。他にも成績評価方法が厳しい、時間帯や授業の長さが自分に合わない(一番朝早い授業は8時〜、一番夜遅い授業は〜23時、授業時間は2時間or4時間)など、様々な要素が加わります。強い意志さえあれば乗り越えられる壁だと思いますが、他の授業との兼ね合いを考えると、難しすぎる授業は避けるべきだと思います。私は対象期間中は、とりあえずやってみる精神で、色々な授業に参加してみました。結果的に、本来履修するつもりはなかった「経済地理学」という授業ですが、教授のポルトガル語が聞き取りやすかったことと、内容が割と面白そうだったので受講を決めました。 〈食事〉  買い揃えておいた調味料や、保存のきく食材がほとんどなくなったのをきっかけに自炊をする回数が一気に減りました。今の自炊の実力では、どうしても栄養バランスが偏ってしまう献立しか作れないので、健康のことも考えて学食にお世話になっています。以前の報告書で学食はあまり美味しくない、と書いたものの、慣れてくればそこまで悪いものではないです。 〈冬休み〉  8月の出費が大きかったため、今月はそこまで大きな旅行はしませんでした。しかし、どこにもいかないまま休みが終わってしまうのも嫌だったので、前から行きたかったフルミネンセの試合を見に、リオデジャネイロへ行ってきました。試合には負けてしまったものの、マラカナンスタジアムでたくさんのサポーターとともに応援することができてよかったです。 〈その他〉  二学期が始まり、焦りは増していく一方です。「留学中何をしたの?」と質問されたとき、胸をはって「これを頑張りました!」と言えるように、「留学していた」という事実だけが残って中身がすっからかんにならないように、残り半分全力で頑張ります。

住居形態
その他 República(シェアハウス)
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
27.5725円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,000 27,573円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 121 3,336円
通信費 114 3,143円
食費・その他 1,204 33,197円
合計 2,439 67,249円
授業編
Português para estrangeiros 2
外国人のためのポルトガル語
語学(地域言語)
120分
初回授業のクラスの人数は4人だったが、現段階での受講人数の見込みは8人とのこと。前期はスピーキング中心の授業だったが、後期は長文読解とリーディング中心になる。南米のスペイン語圏の人が多く、前期に比べて授業のレベルは上がりそう。
Ceramics
陶芸
体育・実技
600分
クラスの人数は30人ほど。授業前半はスライドを使い、陶芸の歴史や作品などの紹介。その後、教授が前でデモンストレーションを行う。その後は各自粘土が配られ、自由製作に移る。作品が完成次第それを提出し、各自解散となる。
Fundamentals of Ecology - Biodiversity
生態学の基礎 - 生物多様性
講義(地域言語)
480分
クラスの人数は30人ほど。9月中の授業では、学習とは何か?という内容から始まり、その後は生物学と生態学の違いは?生物多様性って何?などといった教授からの投げかけがあった。ただそれに対するグループワークなどがあるわけではなく、教授がその場ですぐ答えることが多い。
Economic Geography
経済地理学
講義(地域言語)
480分
クラス人数は40人ほど。スライドや板書はほぼなく、必要事項のみ黒板に書くスタイル。難易度は高いが、教授の話すポルトガル語が聞き取りやすいのと、内容に興味があったため受講している。国家の経済における役割を、様々なタイプを提示し解説していた。その中で日本の財閥が例として挙げられた。