月次報告書 2017-05
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2017-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
学園祭シーズン

5月の第一週目は韓国にもゴールデンウィークのような連休があって、私も髪を染めたり、景福宮に遊びに行ったり韓国生活を楽しみました。しかし、5月22日~24日と学校祭があったので、私が所属しているダンスサークルの練習が大詰めを迎え、オーディションから始まり、リハーサルまで落ち着かない日々を過ごしました。ほぼ毎日のように練習していたので、オーディションも無事に通過し、4日間の学校祭期間中二回も舞台に立たせていただきました。ダンスを初めて長くありますが、外国で外国人の前で踊るというのは初めての経験だったのでそれなりに緊張もしましたが楽しかったです。学校祭には、韓国ではアイドルや歌手のステージが毎夜行われます。私もEXIDやPSYのステージを生で見ました。完全無料でアーティストの公演を楽しむことができたので得した気分です。ただ、毎日毎日夜遅くまでお祭り騒ぎ状態が続くため、寄宿舎に住んでいる人は夜眠れないこともしばしばでした。また、5月は中間テスト終わり、期末試験前なので課題期間とも呼ばれ、私にも課題の嵐が到来しました。中間期間中より忙しかったかもしれません。終えてみれば5月はあっという間に過ぎ去りました。そろそろ期末テストの準備を始めなくてはと焦り始めた今日この頃です。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 20,200 2,020円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 10,000 1,000円
交通費 0 0円
通信費 54,890 5,489円
食費・その他 300,000 30,000円
合計 385,090 38,509円
授業編
Korean Popular Culture
韓国大衆文化
講義(地域言語)
600分
前半は講義型の授業で、授業内容は中間テストの範囲に入らなかった1980年代の映画文化から始まり、1990年代の大衆文化を学びました。1990年代になるとK-POPが登場してきて、ドラマコンテンツなどもなじみのものになったので聞いていて楽しかったです。後半からは生徒の発表形式という形で、二人一組です。順番は早い者勝ちで決めていって今月のほとんどが韓国人学生の発表でした。それぞれのグループが関心のある大衆文化に関するテーマをもってPPTを作成し、発表します。発表後、他の生徒からの質問や先生からのフィードバックをまとめて、必要に応じて調査しなおしたりして、レポートにまとめて提出します。韓国の大衆文化に関して韓国人が疑問に思っている点や知らなかったことを知ることでき、逆に外国人から見た韓国大衆文化もみることができたので、とても興味深い内容でした。
Foreign Language Acquisition
外国語習得論
講義(英語)
450分
連休や学校祭準備、先生の都合などで授業がなくなることが多かったです。授業内容は先月に引き続き第二言語を習得する過程や効率的な教授方法を学びました。ここにきて専門用語が多くなったり、似たような概念なのによく聞くと対立関係にある意見が出てきたので、しっかり復讐をしないとついていけなくなります。英語の専門用語もだいたいが言語系なので似たようなものがよく出てきて混乱するものがたくさんあって正直つらいです。ただ、先生の話を聞いていれば大体は消化できるので、簡単に説明してくださるのをよく聞くようにしていました。
Korean Morphophonology
韓国語形態音韻論
講義(地域言語)
525分
授業内容は、前半は少しだけ形態論の残りをやって、すぐに品詞論に移りました。この部分は本当に内容が濃かったです。日本も同様ですが品詞の分類にはあいまいな部分が多くて、定義づけるのも難しいし、人によっては分類方法すら異なるので、なぜ違いが出てくるのか、分類の違いや矛盾はどこから生まれるのかと言う所まで理解しなければなりません。9品詞を中心に、そこからさらに細分化した専門用語を覚えるのも大変です。大体が表になってテキストに載っているので、表をそのまま覚えてしまえばいいのですが、言うほど簡単ではありませんでした。ただ、内容的には古典的内容や統語論的な内容が多かったので、個人的にとても楽しかったです。
Theories in Korean Vocabulary Education
韓国語語彙教育論
講義(地域言語)
525分
授業内容は全体を通して興案作成のための基礎知識を身につけるための物でした。語彙学習目標、語彙学習方法(レベル別)、学習活動の構成方法、語彙学習戦略、語彙評価の順に学びます。自分が今までに受けてきた教育上の授業や課題、評価方法を知ってすべてがうまく考えて構成されていたものだと知り、一人で感動していました。また、話を聞きながら、自分が教える立場になったときにより効率的に教える姿を勝手にシミュレーションしてみたりもしました。来月の興案作成に向けて、少しずつ戦略を組み立て始めました。
Reading Korean Film
韓国映画講読
講義(地域言語)
450分
最初一回は連休のため休みでした。二週目は「世界で最も美しい別れ」というい映画を見て、次の週にグループ別の発表で私のグループが発表しました。映画を授業外で2回見直して、映画の中に登場する「韓国ならでは」の文化を探しました。私のグループは3人全員が日本人だったので、全体を通して日本との比較からみた韓国文化という流れになりました。情報や統計を調べる上で、日本と韓国では検索方法や調べ方が違うことに気づきとても苦労しましたが、周りの韓国人が助けてくれたので何とかまとまりました。ある程度まとまったらグループのメンバーと照らしあわせて発表構成を考えたりPPTを作ったり、忙しい時期でした。頑張ったかいあって無事発表を終わらせることができました。最終週は「華麗なる休暇」という光州5.18事件を題材にした映画を鑑賞しました。
Japanese Translation and Interpretation
日韓通訳・翻訳演習
講義(地域言語)
450分
全体を通してグループ別の活動型授業でした。映画の台本、漫画、詩の翻訳をしました。映画の台本や漫画に関してはそれぞれのキャラクターにあった言葉遣いや方言を韓国語に直したときにいかすのに苦労しました。詩に関しても日本語独特の表現をどうやったら自然な韓国語に訳せるのかということにも苦労しましたし、日本人にしかわからない情緒的な部分をグループの韓国人に伝えるのも一苦労でした。ただ、それがうまく消化できた時の達成感は並大抵のものではありませんでした。日本の心を韓国人学生がきれいだとほめてくれたのもとてもうれしかったです。