月次報告書 2017-06
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2017-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
嵐のち快晴

6月一週目、二週目は発表に教案作成、レポート提出と課題パーティーで三週目は怒涛の期末試験だったので毎日寝不足で本当の嵐のように去っていった日々でした。なぜか私のルームメイトたちはそこまで根を詰めて勉強しているようにも見えなかったので、なんで私だけこんなに苦労してるんだと途中くじけそうになりましたが、それでも成績は大事だし、妥協したところでいいことはないだろうと思いなおし、他の大学生が必死で勉強しているカフェなどに行って感化されながら勉強しました。やはり韓国の大学生の試験直前は壮絶です。ドラマをワンクール撮れてしまいそうなほどです。その人たちに比べれば私がいかに怠けているかということを感じてなんだか申し訳ない気持ちになりながら私も頑張って勉強しました。忙しくもあっという間に過ぎ去った課題・試験の嵐の後は楽しかったです。友人と水原中心地に遊びに行ったりエバーランドに行ったり、見たかった映画を見たり、本を読んだりと一日一日が充実していました。月末29日には日本に帰国しました。お土産を何にしようかさんざん悩んだ結果ほとんどが食べ物になってしまいました。日本に帰国して思ったのはやはり平和だなということです。取りざたされているのは外国のニュースばかりで、そこまで国内で報道することもないのかと感心したくらいです。ほのぼのとしていていいですね。2週間滞在ののち韓国に戻ります。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 20,200 2,020円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 1,500 150円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 200,000 20,000円
合計 221,700 22,170円
授業編
Korean Popular Culture
韓国大衆文化
講義(地域言語)
750分
第一週、第二週は先月に引き続き生徒の発表という形式での授業でした。第二週の一日は公休日でもう一日が私のチームの発表でした。テーマは韓国と日本の漫画文化の違いに設定して約二週間前から実際に漫画カフェに行ったり、韓国人の友達から情報を聞き出したりと準備を進めました。一回の授業で二組の発表になるので持ち時間はだいたい20分~30分ほどでPowerPointを使いました。聞いてくれた生徒の中には漫画が好きな方も何人かいて、用意したスライドを喜んでくれました。中でも教授は相当な漫画好きだということがわかりました。発表後はほかの生徒からの質問や教授からの指摘を踏まえてレポートを作成しなければならないのですが、準備したものが多かったため少し範囲を絞ってまとめるだけだったので比較的楽に終えることができました。期末試験も中間テストの経験を活かし、内容よりは原因と結果、流れを中心に勉強をして自分なりに納得のいく結果を出せました。
Foreign Language Acquisition
外国語習得論
講義(英語)
900分
6月は第二言語習得の最近の心理言語学的観点、第二言語の認知発達的観点と社会文化的観点の二つを学習しました。英語で聞いても韓国語で聞いても難しい内容でしたが、いろいろな視点から盛ることで第二言語を学ぶ上で、プラスになる部分とマイナスになる部分が見えてくるので、今後の自分の学習に役立たせることができると思い、熱心に授業に臨みました。また、教室内にいる外国人は第二言語学習者としてのいい例だということでよく話を振られますが、それが韓国語を使って授業をしているということを実感できていい刺激になりました。期末テストは授業で配られるプリントや授業中のメモを見ながら大まかな塊として覚えるという方法を取り、その結果中間テストよりもはるかに手ごたえがありました。なぜか自己採点をする形になったので結果は確実です。
Korean Morphophonology
韓国語形態音韻論
講義(地域言語)
750分
6月は韓国語文法の中でも特に品詞論を中心に学びました。韓国語は一般的に9品詞ですが、そこからさらに枝分かれしたものがあったり微妙な区別方法を学んだりするのでその分覚えなきゃいけない用語やそれに付随する概念を一つ一つ正確に頭に入れないといけないので復習が必須でした。実際復習もしっかりして、何度も反復してテキストを読んでもなかなか頭に入らなくて苦労しました。日本語の古典文法を必死で覚えた時の感覚に似ていました。ただ、品詞の機能的な部分でいえば日本語と似ているところがあるので、理解するのには困りませんでした。なので内容面で授業に後れを取るということもありませんでした。期末試験はひたすら用語と概念を覚えるのに徹しました。反復復讐はやはり必要不可欠だったらしく、正誤は別として空白になることはありませんでしたし、記述も特に問題はありませんでした。
Theories in Korean Vocabulary Education
韓国語語彙教育論
講義(地域言語)
825分
一週目に教案を作成するための最後の項目である評価方法を学び、次の週から本格的に韓国語語彙教育の教案作成に入りました。該当するテーマと単語は教授によってランダムに割り当てられました。私は自己紹介というテーマで教授と相談した結果職業に関する単語を扱うことになりました。初めての教案作成が韓国語の教案になるとは思いもしませんでした。実際作業は簡単なものではありませんでした。内容は初球韓国語学習者向けの授業で言葉遣いや教材の難易度にも気を配らなくてはいけません。私はおそらく大学に入学したての頃の韓国語の授業を参考にすればいいのだろうと思い、そのころの記憶を頭から引っ張り出しながら教案、学生用教材、試験問題と評価の三点を作成し、できたものをその都度教授に添削してもらいに教授のデスクに通いました。この授業は期末試験がなく評価がすべて教案にかかっているため必死でした。頑張った甲斐あって自分でもよくここまで頑張れたなというほどの教案ができました。教授も親身になって相談に乗って下さったのでとても感謝しています。
Reading Korean Film
韓国映画講読
講義(地域言語)
900分
一週目に『あなたを愛しています』という韓国の高齢化社会を題材とした映画を鑑賞し、次の週にその映画を担当する学生が映画に関する韓国の高齢化とそれの対する社会の反応や風潮を中心に発表をしていました。日本も高齢化が進行していて、過疎化や介護問題などに多様な問題が取り上げられましたが、日本より自宅介護をする人が多くやはり孝の教えが深く根付いた国なのだということを実感しました。期末試験は中間試験同様いくつかの韓国の歴史的文化的事実に関する記述と自分自身の考えを記述する問題が出題され、それほど難しいものではありませんでした。
Japanese Translation and Interpretation
日韓通訳・翻訳演習
講義(地域言語)
900分
三週目の期末試験まで、NEWSWEEKのキャリアに関する日本語の記事の韓国語訳をしました。あまり時間がないということでグループワークではなく講義形式での授業でした。この記事は片仮名が多かったので韓国語英語を覚えるのに苦労しました。内容は面白いもので、内向型人間とがい小型人間特徴とそれぞれの成功方法を取り上げたものでした。文章自体が機能重視で難しい表現は使っていなかったので訳は難しくありませんでした。期末試験は中間同様わからない単語や特異な表現方法だけを重点的に覚えて臨みそれなりの手ごたえを得ることができました。試験直前の授業で教授が学校を離れるということを聞かされてショックでしたが、教授の最後の授業の成果が出る試験で失敗するわけにはいかないとその分頑張れたような気がしました。