月次報告書 2017-09
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2017-03-01 ~ 2019-02-28
留学種別
交換
生活編
二学期の始まり

[滞在先] 前期と同じく学校の敷地内にある学生寮の三人部屋に戻ってきました。ルームメイトの二人も夏休みを満喫できたようで何よりです。相変わらず十分とは言えないスペースですが、慣れてしまったため特に不便は感じません。 [食事] ご飯はたまに友人たちとご飯を食べに出かけますが、それ以外は部屋で日本から送ってもらったものを食べています。出かけるときはスンデグクやチゲ、トッポッキなどのプンシクを食べることが多いです。 [学校生活] 今回は受講申請をがんばって金曜日を全休にしました。ただしそのツケが火曜日と木曜日に回ってきていて、月曜・水曜に二コマ、火曜・木曜に四コマ連続という授業構成です。辛いことには辛いのですが、人間は慣れる生き物なので一か月もすれば何ともありません。逆に週末三連休にしたのは本当に良かったと思います。頑張れば木曜の夕方から旅行!なんてことも可能ですが、残念ながらその予定はまだありません。 [休日の過ごし方] 今月は金曜の休みを使って平日のロッテワールドにいったり、カンナムでショッピングをしたり、カフェでゆっくりしたりと充実した休日を送りました。来月、10月頭は韓国では秋夕(チュソク)という連休期間なので9月の学校最終日にはソンピョンという秋夕に食べる伝統料理のお餅を配っていたので、ありがたくいただきました。おいしかったです。 [気候・衣服] ビックリしますがもうすでに長袖必須です。寒いです。ある日急に寒くなりました。すぐに友人宅に預けていた冬物を送り返してもらいました。急な気候の変化に体調を崩す人も多かったです。これからまだまだ寒くなるのに、冬本番になったら生きていけるのだろうかと心配になる今日この頃です。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
韓国 ウォン
0.1円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 20,200 2,020円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 55,000 5,500円
交通費 0 0円
通信費 0 0円
食費・その他 300,000 30,000円
合計 375,200 37,520円
授業編
Korean History and Culture
韓国の歴史と文化
講義(地域言語)
600分
韓国の歴史と文化の授業は外国人専用授業なので、クラスは各国から来た外国人だけで構成されています。最初の授業の印象として、教授が若干自尊心の高い方で愛国心が強いので、中には拒否感を抱く生徒もいるかもしれません。また、中国での教授経験があるからなのか、年配の方だからかは定かではありませんが、教授の使う韓国語は漢字語が多く難しいです。漢字語圏内の生徒は何となく理解できるかもしれませんが、漢字文化のない国の生徒たちは若干困惑しているようです。授業の内容自体は授業目的も明確で、勉強になることも多いです。最初の三週間は、歴史とは何か、文化とは何か、歴史・文化を知ることの重要性から始まり、歴史・文化通してみる韓国のアイデンティティーを学びました。途中自国の歴史についての作文も書きました。9月の最終週からはグループごとの発表になり、週二回授業があるうちの最初が発表で、次が教授による解説と補足という形式での授業が始まりました。最初の発表の主題は韓国の歴史的児童教育でした。
English: Reading & Discussion
英語1
語学(英語)
525分
英語の授業は私以外は全員韓国人ということで、最初は弱化の居心地の悪さを感じましたが、教授の授業方針で活動はほぼグループ単位で行われるため、すぐになじむことができました。毎回授業の最初はスモールトーキングをします。一つのテーマが与えられ、まずはそれについてグループ内で話し合い、週ごとの代表がメンバーの意見を発表する形式です。私は英語で話すことにあまり負担を感じないタイプなので、発話型の授業がとても楽しいです。授業の本題はテキストを使ったもので、主にライティングの知識や技術についてを学びます。課題は水曜日にだけ出されて、月曜日の授業で確認します。今月は教授が忙しかったらしく、水曜日はオンライン授業が多かったです。
Contrastive Linguistics
対照言語学
講義(地域言語)
525分
言語学は学科専攻の授業で、中国人、日本人も多く受けています。授業内容は科目名の通り韓国語を中心とした、言語を対照するものです。主に英語との対象になりますが、日本語や中国語との対照も多く扱います。最初は対照言語学と言語学の各領域との比較と世界全体の言語圏の領域分などを学びました。次に各言語ごとの母音と子音の形態と構造について学びました。内容的に地理学的、統計学的なものも出てきますが、あくまで言語学の領域なので難しいところは流す程度で終わります。また、授業の進度が比較的早いので、二回目の授業あたりから、絶対的に予習復習が必要だと悟りました。
Understanding Culture
文化の理解
講義(地域言語)
600分
文化の理解は韓国語学科の専攻必修授業なので、多くの生徒がとっていて教室も大きめの講義型授業です。韓国の文化を中心に、世界の文化をみていき、「文化」とはなにか、その概念と研究方法などを見ていく授業です。たいていはプリントを使って教授が解説する形式ですが、時々動画なども用いてわかりやすく説明してくれます。外国人留学生も多いです。今月は、文化の概要と累計から始まり、文化理解の必要性と目的、文化研究の範囲と性格を学びました。授業内容も楽しいですが、教授の個人的な話も出てきたりと楽しい授業です。また、外国人学生からの質問は国際的なものが多くそこも面白いです。
Introduction to Korean Language Education
韓国語教育学概論
講義(地域言語)
525分
韓国語教育学概論は第二言語としての韓国語を教えるうえでの基礎となる科目です。たくさんの生徒がとっていて、講義室の席が足りず毎回何人かは別の講義室から椅子と机を持ってきています。最初は教授がプリントを用いて説明する形式でしたが、途中から学生の中から韓国語学科の教授過程を取っている生徒が選ばれてPowerPointで発表し、教授が補足するという形式になりました。今月は、韓国語教育とは何を教える学問なのか、何を学ぶのか、韓国語の文法をどう教えるのか、という内容をやりました。教授がとても面白い方で、とてもオーバーな話し方ですが、重要なところがわかりやすいので助かっています。授業内容自体は基礎的なことなのでそこまで面白いものではありませんが、教授が面白いので眠くなったり他屈することもありません。
Theories in Korean Pronunciation Education
韓国語発音教育論
講義(地域言語)
525分
韓国語発音教育論は、科目名通り韓国語の発音を外国人韓国語学習者にどのように教えるのかということを扱います。学生数が多く講義室は満室です。授業は、韓国語学科の教師過程を取っている生徒を中心に選ばれた生徒が発表し、教授が補足・説明する形式です。外国人留学生も多く取っています。今月は、発音教育の必要性、造音方法や母音と子音の分類方法を含めた韓国語の音の特徴を学びました。韓国語教育学概論と同じ教授で、とてもユニークな方です。日本での教授経験があるため、不意打ちで日本語を使ってきます。客観的に物事を見れる人なので、教科書の間違っているところを見るとひとりで教科書に文句を言いだします。また、発表をする生徒にはより効果的な発表方法やPowerPointの作り方を教えてくれるので、聞いているだけでも役に立ちます。